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LINE [ネット社会の]

「なあ亜紀、迷惑メールってどう思う?」
「そりゃあ、迷惑でしょ。」
「だよな、それでさ。
数日前に4,000名を超える“LINE”アカウントが不正ログインの被害を受けた、という記事を目にしたのだけど、その記事に対してね…。」
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お客様のLINEアカウントに異常ログインされたことがありました。お客様のアカウントの安全のために、ウェブページで検証してお願いします。
こちらのURLをクリックしてください。安全認証
(URLが載っていて)

この時、旧端末のLINEへ公式アカウント(LINE)から「他のスマートフォンであなたのアカウントが使用されようとしています」というメッセージが届きますが、もちろん自分で操作していることなので、そのまま手順を進めましょう。

※URLの安全認証有効期限は毎日8時から15時までです。。
LINE
LINE Corporation
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「というメールに騙されて、乗っ取られたというコメントが有ったんだ。」
「LINEとは関係ない悪意有るメールだったのね。」
「ああ、実は同じメールが私の所へも毎日届いているんだ、LINEを全く使っていないのに。」
「アドレスの変更はしないの?」
「まあ、迷惑メールフォルダーに直行で実害がないからスルーして来た。
でも、実際に被害に遭ってる人が居ると知って考えさせられてね。
確かに騙され易いかもと思うんだ。」
「どうして?」
「迷惑メールの多くは送信元が、vmpzqyub@ieqwbzdxpbgboahmrpdr.jp の様な、さも怪しげなメールアドレスが表示されていて直ぐそれと分かる。
だが、このメールは送信元がLINEと表示されているんだ。
実際のアドレスはbchoz@xtso.comだから、そこまで調べればLINEとは無関係そうだと気付けても、LINEの利用者なら、件名の『LINEにご登録のアカウント(名前、パスワード、その他個人情報)の確認 6:12:32』を目にし、安全の為と思って危険なリンクをクリックしてしまうかも。
慣れた人ならURLを見て怪しいと気付けても、初心者の方や他に気を取られているとね。」
「クリックしてしまうとどうなるの?」
「試す気がないから正確には分からないが、そこで情報を入力してしまうとアカウントが乗っ取られ、詐欺に利用されるみたいだよ。」
「完全に犯罪よね、それが放置されているのかしら?」
「そこが問題だと思う。
大勢の人がこのメールの存在を認識してると思うが、毎日送られてくると言う事はLINE自体が対策を取る気がないのかも知れない。
まあ、韓国の企業らしいから日本人が被害を受けて喜んでいるのかもな。」
「野放し状態?」
「分からないね、野放しなのか対策が追い付いていないのか。
ただ、一つ言えるのは野放し状態ではまずいという事。
亜紀は、落書きを消した事で治安が良くなったという話を聞いたことないか?」
「割れ窓理論でしょ、ニューヨークの話を何かで読んだことが有るわ。」
「同じ事が、ネット社会でも言えると思うんだ。
明らかに違法性の有る迷惑メールや違法アップロードだけでなく、大した実害が無くて放置されてる迷惑メールも、それらが何の取り締まり対象になってないと感じさせる現状が、ネット上では何でも有りだと勘違いする輩を、更に生み出しているとは考えられないかな?」
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Amazon [ネット社会の]

「亜紀、最近、迷惑メールフォルダに入ったものにAmazonを騙るものが有ったのだけどね。」
「Amazonは利用してるの?」
「昔、利用していた。
ただ、長期間利用していないとアカウントがロックされるのだよ。」
「さすが、セキュリティが万全ということなのね。」
「いやいや、それは不正利用されて気付いたことなんだ。」
「えっ?」
「全く心当たりの無いクレジットカード利用情報がメールの速報で届いて嫌な気分に。
その後のメールにより、数千円の商品をAmazonで購入したことになってると判明してね。」
「その、速報では分からなかったの?」
「ああ、速報は金額だけなんだ。
Amazonは何年も使ってなかったから、取り敢えずログインしようとしたら出来なくて。
カード会社に連絡したらAmazonに問い合わせてくれと、まあ、不正が確認されて最終的に返金されたけど、カード会社もAmazonも電話は簡単に繋がらないし、カードを再発行して貰う事になって結構面倒を掛けさせられた。」
「それって…、Amazonに関するデータはどこから漏れたの?」
「全く分からない、面倒でAmazonに確認する気にもならなかったし。
ただ、アカウントが凍結されるぐらい何年も使ってなかったのに、そのデータが不正と分かる形で悪用されたという事実からAmazonのセキュリティは信用出来ないと思う。
数千円の利用なら、頻繁にAmazonを利用している人は気付かないかも知れないという所を狙っていたのだと思うよ。」
「その後は大丈夫なの?」
「何度か、Amazonを騙るメールが届き、新しいカードナンバーを入力させようと試みて来たから、犯人は捕まってないのかも知れない。
因みに、その時の犯人とは違うと思うが、最近届いた迷惑メールはこんな感じ。」
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クレジットカード情報の更新、追加などにつきまして、以下の手順をご確認ください。アカウントサービスからAMAZ0N情報を管理するページにアクセスして、更新してください。

会員情報の管理ページで確認  (←この部分がリンクになっている)

なお、20時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきますので、予めご了承ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「送って来たのは『Amazon.com返信』アドレスを確認したら『amazon006@amazon-shopping.webstarterz.com』となっていた。
こんなのを手あたり次第送って、間違ってクリックする人がいればラッキーという感じなのだろうな。」
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ゆうちょ銀行 [ネット社会の]

「亜紀、典型的なフィッシングメールが迷惑メールフォルダに入ってたよ。」
「どんな感じなの?」
「結構、本物っぽくて、見た瞬間に迷惑メールと分かる日本語が怪しいのではなくてね…。」

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最近、ゆうちょ銀行はお客様の口座資金のセキュリティを高めるために、全面的にシステム
のバージョンアップを行いました。すぐに口座の更新をお願いします。

こちらのURLをクリックしてください
https://www.jp-bank.japanpost.jp/etuzuki/ouzok

■ゆうちょダイレクトのセキュリティに関するお願い
ゆうちょダイレクトをより安全にご利用いただくため、
以下のセキュリティ対策の実施をお願いいたします。
●トークン(ワンタイムパスワード生成機)のご利用(無料)
●OSやインストールしているソフト等は常に最新の状態で使用
●メーカーのサポート期限が経過したOSやソフト等は使用しない
●ウイルス対策ソフトの導入および最新の状態への更新
●不正送金対策ソフト「PhishWallプレミアム」のご利用(無料)
●送金などの操作を行う端末と別の端末で受信するメールアドレスを登録
申し訳ございませんが、このメールへの返信はお受けしておりません。
※この度のお取り扱いに関し、ご不明な点がございましたら、次の連絡先まで
ご連絡をお願いいたします。

※このメールにお心当たりのない方は、至急ご連絡をお願いいたします。
ゆうちょダイレクトサポートデスク
電話:0120-992504(通話料無料)
お取扱時間:平日 8時30分21時
土日休日 9時17時
(12月31日1月3日は、9時17時)
ゆうちょ銀行

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「気を付けて欲しいのは画面上の『https://www.jp-bank.japanpost.jp』は、ゆうちょ銀行のURLだけど、実際のリンク先を確認すると『www.miuteu.com』になってるということなんだ。
このブログ上ではhttpsから始まるURLを表示させると、そのまま自動的にリンクされるから、ゆうちょ銀行に飛ぶのだけど、フィッシングメールの場合はそうではない。」
「どういうこと?」
「リンクを表示する部分は『ここから』とか『ダイレクトサポートデスク』とか自由に出来て、その正確なリンク先を表示する必要はないんだ、こんな風にね…。
https://www.jp-bank.japanpost.jp
クリックしてごらん。」
「あっ、怪しげなサイト…、なの?」
「サンプルだから大丈夫、でも、表示しているURLは『ゆうちょ銀行』そのままだから、人を騙そうと思ったら簡単だろ。」
「これだと本物かどうか分からないわね。」
「だろ、詐欺を目論んでるサイトは、ゆうちょ銀行そっくりのサイトに導いて情報を入力させるということなんだ。
こんなのに引っ掛かる人が少なからずいるみたいで、ゆうちょ銀行から警告のメールを送ってくるのだけど、それすら疑って掛からないとって気分だよ。」
「詐欺を目論んでるメールって取り締まれないの?」
「知恵比べなのか、諦めているのか、なくならないね。
私のメールアドレスは売買されているし。」
「売買?」
「ああ、海外からの迷惑メールが大量に送られたことが有る、送信元も騙されてアドレスを買わされた可能性が有るのだけどね。」
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ネット社会の可能性-01 [ネット社会の]

「なあ亜紀、コロナの関係で学校の再開もままらない状況みたいだが学習はどうしてる?」
「普通にやってるわよ、元々学校の授業を必要としない自学自習型の学習を、親のアドバイスで中学生の頃に確立してたから。」
「そうなんだ、かえって効率が良くなったとか?」
「まあね、魅力的な先生の授業を受けられないのは残念だけど、学校に関係する無駄な時間が減ったおかげで一歩踏み込んだ学習が出来てるわ。」
「学校のオンライン授業はどうなってる?」
「少し実験的に始まったってとこよ、先生方も試行錯誤されてる段階だと思う。」
「大変そうだな。
 でも、この機会に学習そのものの見直しがなされても良いと思わないか?」
「うん、過疎地でも高度な教育を受けられる通信教育とかを考えていたのでしょ。
 他に案とか有るの?」
「ああ、予備校では、すでにオンライン授業が普通に行われているじゃないか。
 それなら、誰でもアクセス出来るオンライン授業というか、授業をコンテンツとして充実させたらどうだ?」
「う~ん、そのメリットは?」
「能力別や好き嫌いで教師を選べたら、学習に取り組む姿勢が向上するだろ?」
「そうね、高校の場合、膨大な人数の教師が不要になりそうだけど。」
「そこまでは難しいだろう、授業映像だけでは足りない所を補助して貰うとか、授業映像を元にしたオンライン授業とかが必要な生徒も多いと思う。
 亜紀とは違い、授業に対して受け身だけの子は少なくないだろ。
 それと学校教育は学力だけではない、人としての成長を考えるアドバイスや就職に対する支援も必要だからな。」
「定期テストとかはどうするの?」
「自分で選択するレベル別全国統一試験を実施、まあ、不正対策は大変だろうけど、それに合わせて出席日数によらない単位制を推奨するね。」
「実力主義?」
「現状では、本人にとって確実に無意味な授業の場にいる事が、卒業に必要な条件ってどうかと思う。
 卒業したと言う肩書を重視し過ぎて、その学校で成長したのかどうかという側面が大学受験でしか反映されていない。
 その辺りがとてつもなく無駄な気がしている。
 大学の講義だってオンラインで自由に見る事が出来たら、意欲と力の有る高校生はどんどん上の知識に触れる事が出来る。
 学校の在り方をもっと自由にし、受験の為だけの学習時間を減らして欲しいと思うのだよ。」
「大学受験の意味が薄れそうね。」
「それを糧に頑張ってる人はいるだろうが、違う形を模索してみても良い。
 例えば、大学の研究室が高い能力を持ち合わせている小中高校生を受け入れて共に研究するとかね。
 決して多くはないが、大学生を越える知識を持ち意欲の有る子ども達の存在が大学生に刺激を与えると思うんだ。
 飛び級制度で彼等を大学生としなくても、地方に住む小学生でも高度な研究の場に参加出来る、そんなシステムが有ったらと思ってね。」
「そうね、興味の有る事に関しては私でも小中学校の授業はバカバカしく思えたわ。
 でも、逆に優秀ではない子に対してはどうなの?」
「そうだな、己を知る機会を通して、自分の将来を考える場を作って行くべきだと思うかな。」
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ネット社会の可能性-02 [ネット社会の]

「自分の将来を考える場って、それもネットで?」
「ビデオ映像で中高生向けに、犯罪を犯したらどうなるか、違法薬物に手を出したらどうなるのか、と言った情報は積極的に伝えて行くべきだと思う。」
「犯罪抑止の為?」
「ああ、それと働く人たちの姿をもっと子ども達に見せるべきだと思う。
 世の中には様々な職業が有り多くの労働者の力によって社会が成り立っている。
 どんな職業が有るのか、映像中心のデータベースを充実させ、高校生が将来を考える参考に出来たら良い。」
「確かにそう言った情報は少ないのかも、良く分からないまま就職して直ぐやめる人もいるのよね。」
「資格の必要な職業も有るだろ、例えば美容師に憧れる子がいても、資格を取る過程で化学の知識が必要だと知らない子がいそうだと思わないか?」
「化学って美容師に必要なの?」
「化粧品とかってある意味薬品だろ、使い方を間違えたらどうだ。」
「あっ、そうか、そこまで考えたことは無かったわ。」
「資格を取る為に必要な内容を整理したデータベースが有れば、進路を考える時の参考にもなる。
 小学生にも解るレベルから、詳しく踏み込んだレベルのものまで有ったら良いね。
 膨大な量になるから簡単ではないけど、何にも考えてない様なレベルの高校生にとっては、授業で教えている内容より余程役に立つだろう。」
「う~ん、何の為の教育なのか…。」
「高校と言ってもピンキリ、九九が怪しくても卒業出来る高校が有る訳だ。
 その存在を否定する訳ではない、でも、そんな高校で教える内容は、もっと社会に出てから本当に役立つ内容で有るべきだと思うのだが、残念ながらそうでは無さそうでね。」
「確かに、中学で驚くほど学力の低い子でも高校生にはなってた。」
「そんな子は亜紀が学んでいるのよりうんと簡単な内容の教科書を使っているのだけど、卒業後に必要の無いを知識教えられつつも、それすら身に付かないという無駄な授業時間となっているのだよ。
 まあ、その三年間で少し大人にはなるのだろうけどな、色々な意味で。」
「色々な意味ね…。」
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市民政党-01 [ネット社会の]

「なあ亜紀、新たな政党を立ち上げるとしてだな。」
「あら、それは絶望して諦めたのではなかったの?」
「無理だとは思っているが、まともな政党をリアルで立ち上げるには何が必要なのか考えてみたくなってね。」
「お金でしょ。」
「そうだな…、やはり資金が千円では無理か。」
「千円? それでまともな政党を立ち上げる事が出来たら…、あっ、でも本当に千円では駄目なのか、という視点で考える事も必要なのよね。
 え~っと…、自分の労働を無給として、千円を使って賛同者を見つければ可能性はゼロではないのかな。」
「そうだな、賛同者を見つけ増やすことが出来れば、まあ千円では厳しいだろうが、それが第一歩にはなる。」
「でも賛同者を得られる様な政策とかビジョンは示せるの?」
「私には無理だ、夢物語は思い浮かんでもリアルではな。
 だが、多くの人が賛同してくれそうな政党像を研究してみたいと思ってね。」
「研究ね…、また、適当なお話しをでっちあげれば良いんじゃないの?」
「いや、お話しの世界だと素敵な人ばかりが登場してリアリティに欠ける、今回は少しリアルに掘り下げてみようかと。」
「リアルね、それでどんな政党を思い浮かべているの?」
「中道で自民党みたいな形だな。」
「中道は解るけど自民党は微妙でしょ。」
「組織としては大きくて長く続く組織に在りがちな欠点を抱えているから、そろそろそれに代わる政党が必要だと考えているが、まあ、妥協して一つの組織を形成している事は悪く無いと思うんだ。」
「妥協ね…。」
「自民党の国会議員と言っても全員が同じ考えでまとまっている訳ではないだろ、でも政治の場面で力を発揮するには個々が妥協して一つになる必要が有る、党利党略私利私欲で迷走し続けている、今の野党よりはマシだな。
 イデオロギーの違いとかで分裂したりしながら、根本的に考え方の違う政党と協力して打倒安倍内閣なんて叫んでいるが、安倍内閣を倒せたとしても、まともな政治が出来るとは思えない。
 正直、自民党の国会議員をまともな人ばかりに出来たら新党を立ち上げる必要はないのだが、それはそれで難しそうだろ。」
「情けない大臣がいたり、公職選挙法を理解していない議員が当選したりとかでしょ。」
「情けない議員を大臣にするシステムが自民党の大きな問題点だと思うが、それに関係する派閥は大きい組織にとってやむを得ない存在だとは思う。
 ただ、私利私欲によって形成されるのではなく問題毎に柔軟に形成されたらマシになるのかもと考えていてね。」
「例えば?」
「憲法を自衛隊の存在を認めつつ平和を前面に押し出したものに改正するべきだと考える派閥と憲法改正反対という派閥が党内に有って良い。
 そこで議論を深め感情論では無く論理的に答えを導き出す。」
「改憲派だったよね。」
「ああ、中学生が読んで納得出来る文言にすべきだ、素直に読んで今の実情に合う平和憲法にね。
 それから…、問題によって違った派閥が出来ても良い。
 天皇制の在り方で意見が分かれるのなら、天皇制反対、女性天皇を認める、現行通りとかね。
 問題毎にグループを形成、考えの異なるグループと意見のすり合わせをし、最終的には多数決で党の方向性を定めて行くのが正しい道筋だと思う。
 誰かの派閥に属してるからその人の意見に賛成というのでは国民の代表として情けないと思わないか?」
「それ以前に、逮捕されそうな人がいたり、不祥事を起こす人がなくらないと言う現状に対して、情けないと思うのだけど。」
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市民政党-02 [ネット社会の]

「政党を立ち上げる上で大きな問題はリーダーだな。」
「でしょうね、魅力的なリーダーが居れば政党なんて簡単に出来そうな気がするわ。」
「居ればな、国政政党を意識したらリーダーは総理大臣候補でも有る。」
「でも、有能なリーダーは簡単には見つかりそうに無いからここで挫折ね。」
「いや待て、政治団体を立ち上げる時点では必ずしもトップリーダーは必要でなく、党が大きくなる過程で現れてくれたら良いだろ。
 既存の政党と一線を画するのならば推薦され立ち上がってくれる人が出て来ると思うんだ。」
「まともな人が見つかるかしら。」
「まずは組織の幹部を充実させることが出来るかどうか…。」
「その前に人が集まらないとダメね。」
「う~ん、最初は一人…、そうだな、政党を作ろうというサイトをネット上に展開したらどうだ。」
「どんな風に?」
「最初は遊び感覚で良いから、党を立ち上げようと思った人が登録し、政治に対する意見などを発表。
 それに賛同する人達が党員登録して議論し政策などを考える。
 そんなバーチャル政党が幾つか出来たら、党同士が合併を模索する。
 政治団体として大きくならないと発言力は得られないから、互いに妥協点を探ったり、全ての項目で一致出来なくても一つの党になって構わないと思う。
 政教分離という事で宗教活動は一切禁止、意見の合わない党に対しての誹謗中傷などは勿論厳禁。」
「議論が深まり大きな組織になって行くのか疑問。」
「並行して同じサイト上に専門家会議と言うのはどうだ、マスコミに登場する人だけが専門家ではないし、目立ちたがり屋の専門家や専門家モドキの発言に対して反論の有る専門家もいるだろう。
 今だったらコロナ対策、経済対策についてまともな専門家の意見を聞きたいところだ、適当にいい加減な発言をしている人が少なくないからね。」
「その専門家会議と政党の関係は?」
「専門家でも意見は分かれる、より多くの支持を得られた専門家会議が必ずしも正しいとは限らないが、バーチャル政党は支持する専門家会議を指定して行く、最終判断を下すのが政治家の役割でも有るのだから一つの専門家会議に絞る必要はない。
 バーチャル政党を中心に専門家会議が充実して行けば面白くなる。
 勿論多くの異なる意見が飛び交うだろうが、党員投票システムは難しくない、投票によって党の方向性を決めて行く事も可能だ。
 その過程でリーダーが現れ、そのリーダーを支える専門家会議が充実して行けば、既存の政党とは一線を画した市民政党が出来上がって行きそうだろ。」
「それに近い話しは夢物語で書いてなかった?」
「支持政党の無い人が多い今なら、リアルでも可能な気がするんだ、ただ…。」
「ただ?」
「私にはそんなサイトを立ち上げるだけの能力がない。」
「でしょうね。」
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市民政党-03 [ネット社会の]

「初期段階で上手く注目を集める事に成功すれば幾つかのバーチャル政党が立ち上がると思うんだ。」
「そこまでを千円で?」
「宝くじでも当てれば金の力で何とかなるのだが、当選確率は低いからな~。」
「沢山買ってるとか?」
「まさか、ロト6とロト7を一回に一口ずつという健全な買い方をしている。」
「当選確率は微分の世界でしょ、やはりここで終了なのね。」
「そう言わずにもう少し考えてみないか。」
「でも、まともな政党が立ち上がる可能性は低いでしょ、政治に興味を持つ人を増やせるかも知れないけど。」
「確かに私利私欲しか考えて無い様な人が政治家になりたがるのかも知れない、でも大学生や高校生が学習の一環として取り組んでくれたらどうだ?」
「それも宣伝が上手く行くかどうかね。」
「学生なら乗ってくれる人がいそうな気がする。
 この国の未来を支える若い人達が政治を考えて行かないと、今の社会から負の遺産を多く引き継ぐ事になるのだけだぞ。」
「そうなのよね…。」
「マスコミと学校教育の成果なのか、偏った視点でしか物事を捉えられない人が少なくない。
 ヤフーニュースやそのコメントを見てると酷いのが少なからず有るんだ。」
「う~ん。」
「だから、若い人がバーチャル政党を立ち上げ拡大させて行く過程で学んでくれたらとも思ってね。」
「方向性を間違えそうな人もいるわよ。」
「確かにな、日米安全保障条約や自衛隊の存在に反対する人がいるけど、自衛隊や米軍に守られてなかったら、中国やロシアの戦闘機が日本の上空を自由に飛び回るだけでは済まないと想像出来ないみたいだ、政治について一度原点に立ち返って見直すべきだな。」
「え~っと、国政なら…、国レベルの様々な利害関係を調整しているという一面が有るのよね。」
「ああ、国として社会経済が円滑に回る様にとかな。」
「でも、様々な社会問題を抱えている、日本だけではないのでしょうけど。」
「一つ一つ解決して行かないとね、それでも、声を上げる人が出たお蔭で、学校教育環境の闇について見直され始め、僅かながら改善されつつ有ると聞く。
 同様な事を着実に推し進められる政党に政権を握って欲しいと思うね。」
「今まで政治の力で改善出来そうな事でも改革出来なかったから、改善されないまま社会問題が残っているということでしょ。」
「それだけでなく、自由主義経済下でも国による規制によって労働者の立場が守られていた、その規制が緩和された事で正規社員を非正規に。
 安定した生活を得られなくなった若者の中には結婚を諦めたり、子どもを育てられないと感じたり、様々な要因が有るとは言え、少子高齢化に繋がっている。
 政権与党としては票を入れてくれる高齢者や、大企業を大切にして来たのだろうが、明日の日本を担う若者世代にとってはどうかな。」
「だから政治を考え直さなければ、となるのね、でも多くの人に推して貰える政党なんて、やはり簡単には出来そうにないわ。」
「まあ、そうだが…。」
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市民政党-04 [ネット社会の]

「なあ、亜紀、例えネット上のバーチャル政党で有ったとしても、有名人が絡んでくれたら可能性は広がると思わないか?」
「う~ん、政党に所属することでイメージが悪くなるとか考えないかしら。」
「そうだな、それは否定出来ないが、政治は難しいと考え自分では判断出来ない人だって少なくないだろ、そこで有名人が単に感覚的な話では無く、論理的に説明した上で政策を語ってくれたら良い判断材料になると思うんだ。」
「そりゃ、どこの誰だか分からない馬の骨の話とは違うものね。
 でも有名人だからと言って正しい判断が出来るとは限らないでしょ。
 馬の骨としては何か案が有るの?」
「そうだな、バーチャル政党のサイトに、マスコミが正しい事を偏りなく報道しているとは限らないとり明記し…。
 批判や反論をする前に、一呼吸置き、批判しようとしている内容の裏側を相手の立場などを考慮して考えてから、ただ批判するのではなく対案を示しながら論理的に、感情的にでは無く理性的に示す必要が有ると、そう言った発言のガイドラインを明確にしておく必要は有るね。
 そうしないと、単に自己主張をし合うだけの見苦しいサイトになるだろうからな。」
「その辺りは難しそうだわ、議論と誹謗中傷合戦とは紙一重な気がするの。」
「まあ、バーチャル政党に登録の段階で制限を掛け、発言内容によっては強制的に離党で構わないと思う、似た考えの持ち主が集まるのが政党だからね。
 ただ、不規則発言をする個人は無視しても、他の政党の考えには真摯に向き合って欲しいし、そうして行かないと、党の合併や党勢拡大は難しい。」
「怪しげな政党が拡大してしまったらどうする?」
「法的に問題がなく、サイトの規約に反しないのであれば放置しておけば良い。
 まあ、規約の文言は十分検討しておく必要が有るのだろうが。」
「そう言った規約がしっかりしていれば有名人でも参加してくれるのかな。」
「まあ、真面目に政治を考える部門と、日本ラーメン党みたいなお遊びの部門が有って良いと思う。
 人の注目を集める為にもね。」
「参加者が増えたとしても、お遊びばかりになりそうだわ。」
「それで良いんだ、ただ、サイト登録者には真面目な政治、政党についてのアンケートを実施したりして政治に関心を持って貰う、そこから選挙に於ける一票の意味を考える人や政治に関心を持つ人を増やせたら良いだろ。」
「でも、政治に関心を持つと言っても、変な政治信条を振りかざされたら、かえってマイナスにならない?」
「そこまで考え始めたら切りがないよ、世の中には色々な人がいるからね。
 そんな中から、政治的に中道を謳う政党を作ろうというサイトの姿勢に同意してくれる人を集めるという事で良いと思うんだ。」
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市民政党-05 [ネット社会の]

「ねえ、ここまでの話だと政党を立ち上げると言ってもネット上のバーチャルでしょ、リアル政党の立ち上げを考えるのではなかったの?」
「リアル政党の第一段階をネット上にと考えたのさ、既存の政党の立ち上げとは全く違うプロセスから入る事になるが、誰もが参加し易いだろ。」
「例え上手く行ったとしても時間は掛かりそうね。」
「そうだな、バーチャル政党の拡大も、そのリアル政党化も全ては看板となる党首次第だろう。
 ルックスが良くて指導力の有りそうな人が党首になれば時間は掛からないだろうが。」
「指導力に関しては、有りそう、というレベルで良いの?」
「指導力が有り過ぎたら独裁になってしまうだろ、理想は周りが全力で盛り立てて行こうと思える人物。
 多岐に渡る問題、その全てを党首が完璧に把握なんて出来ない。
 組織論とも言えるが、トップは全てを把握しようと考えない方が良いんだ。」
「部下に任せるってこと?」
「ああ、信頼出来る部下にね。
 ただ、悲しい事に今の国政に於いては、その役割を官僚が担ってる。
 彼らは楽しみにしていた天下りが白い目で見られたり、行政改革とかで職員の数を減らされたり、働き方改革を進めている筈なのにブラック企業並みの扱われ方だったりしているのが気に食わないのか、どうもね…。」
「真面目に働いてないとか?」
「それは無いと信じたいが、本当に彼らが優秀だったら、森友問題など野党が騒ぎ立ててる様な出来事は起こらなかったと思うんだ。」
「えっと…、桜を見る会とかも?」
「内閣を真面目に支える気が有ったら、野党に突っ込まれない様に事を運んでいただろう。
 自民党に言われるままに動いての結果だとしたら、高学歴には何の意味もない事の証明だな。」
「内閣と官僚の関係って良く分からないわ。」
「そうだな、そう言った事もバーチャル政党を立ち上げる上で解明して行けると良い、自民党が政権与党で無くなっても、同じ国家公務員が政治に関わって行く訳で。」
「あっ、アメリカは違うのよね。」
「ああ、それにも欠点が有って簡単な話ではないと思う、大きな国で理想に近い制度を確立するのは難しいのだろう。
 せめてましな状態にして行けたらと思うが、既存の政党ではな。」
「与野党含めて問題が有ると?」
「政党の問題点はネットで検索したら幾らでも出て来るさ、逆に安倍内閣の功績なんてのは少ないかも。」
「そんなにひどい内閣なの?」
「いや、新聞社を始め内閣批判をすれば良いと考えてる様な偏った報道が多いからね。
 評価出来る所を評価せず、ただ批判するネタを探してるかの様な。」
「安倍内閣支持?」
「アベノマスクはどうかと思ったけど、現時点で安心感の有る次期総理大臣候補が全く見えて来ないから、という妥協しての支持と言えば良いのかな、野党の党首は打倒安倍内閣しか考えてないが、安倍首相は日本の国益を一応考えているみたいだからね。」
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