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バトル-131 [高校生バトル-14]

「三郎、今日は歌の練習、人数が少ないのね。」
「うん、今はパート練習をしててね、ソプラノは詩織んち、メゾは一郎兄さんちでやってるんだ、因みに光くん達は次郎兄さんちに居る、終わったらみんなうちに来て、少し全体で合わせてから解散だけど、今日は二人が雅の部屋に泊まって行くから、母さんは晩御飯の準備を見てて上げてね。」
「了解、彼女達の調理実習を見守るわ。
 どう、雅は楽しいって言ってたけど、中学生との交流に問題はなさそう?」
「雅は年上ばかりだからか安心してるみたいだよ。
 合唱団に参加してる子たちは詩織の事情を知ってるし、人として格好の良い大人になることを目指して貰ってるからね。」
「チーム妹の参加条件だとは聞いてるけど…、そうね、確かにこの前料理に取り組んでた子達は良い子だった、三郎に食べて貰えるのだからと張り切ってたわよ。
 今日の子達もかしら?」
「はは、多分ね、それぞれ自宅で作ってみたと話してた、メニューは雅と三人で考えたとかでね。
 詩織とこっそり進めてる、雅に友達百人出来るかな作戦は今の所順調なんだ。」
「明るい子ばかりだものね、まあ、三郎効果も有るのでしょうけど。」
「いや、僕に関係なく良い子ばかりだよ、やはり類は友を呼ぶんだ、中学の合唱部でも真面目に取り組んでた子しか来てなくてね。
 チーム妹のリーダーも参加条件を緩くすると人数ばかりが増えそうだから、少し厳しめにしたいと話してた。」
「ふふ、三郎の妹は何人ぐらいのなるのかしら。」
「う~ん、ホントは真面目じゃない子も受け入れて行くべきなのだけど、今は中学生部会設立を意識してるから、それでも数十人規模にはなりそうだと聞いてる、詩織の中学だけでね。
 他の中学からは全く読めなくて、ゼロかも知れないし、それなりの人数になるかも知れない、その中で合唱団への所属を考える子がどれぐらい居るのかもね。」
「合唱団への参加はチーム妹への加入が条件なの?」
「第一期はね、まとめ役をお願いした二年生の子は、僕のファンで固めれば団結心が強くなると言ってたよ。」
「なるほどね、そのまとめ役が滝山さん?」
「いや、そっちは合唱部の副部長をしてた子にお願いして、滝山さんは歌に専念して貰うんだ。
 彼女と瑠衣ちゃんはミュージカルの新シーズンに出演して貰うからね。」
「契約条件とかは調整出来たの?」
「うん、それぞれの親御さんはギャラなんて要らないと話されたのだけど、プロとしての自覚を持って欲しいと言う意味合いも有ると話させて頂いてね、今まで彼女達が師事して来た先生方も、これからはこちらからお願いすると言う形にして貰ったんだ。
 力の有る先生だと言うことは彼女達の歌を聴けば分かるからね。」
「報酬を安くし過ぎない妥当な条件になった?」
「だと思う、ひとまず新シーズンに出て貰い、その状況を見て次の契約を考えることにしたよ。」
「そうね、始めからの長期契約は互いに不利益をもたらしかねないわ。
 二人の中学生は契約を決めてどうだったの?」
「さすがに緊張してたかな、でも、瑠衣ちゃんはいきなりアカペラでの歌唱を振られても堂々と歌える子、滝山さんはプロ志望で合唱部の指導をしていた子だからね。
 合唱団とは別のレッスンも日と場所を合わせて貰ったのだけど、瑠衣ちゃんにとっては英語の歌と言うことでハードルが高いかと思ってたら、直ぐにお手本を完コピして来てね。
 それを聴いて指導の先生方も本気モード、ミュージカルのキャスト全員に喝を入れ直し、新シーズンは今まで以上の作品に仕上げようってね。」
「あら、三郎も大変になるんだ。」
「はは、今までだって手加減抜きだったから変わらないよ、ただ、全体が少し守りに入り始め上を目指した挑戦が出来て無かったかもって。」
「新しい中学生キャストが全体に刺激を与えるのね。
 詩織と雅はどうなるの?」
「歌と英語の特訓中と言う設定でセリフを頑張って貰う。
 その設定で聴いて貰うには充分なレベルで歌える様になったからね。」
「上手過ぎたら、特訓中と言う設定が崩れてしまうのかしら。」
「今後の伸び方によって、その特訓中の期間が決まって行くのだけど、その辺りは事実に忠実、わざと下手に歌って貰うことは考えてないんだ。」
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バトル-132 [高校生バトル-14]

「お兄さま、チーム妹の一般募集はどういう形になるのですか?」
「詩織は高校生部会で使ってるシステムのことは知ってる?」
「存在は知ってますが、その内容までは。」
「例えば…、高校生部会では公園の草刈りをしてるだろ、その参加者募集は全てネット上で完結させてるんだ。
 ポイントは作業内容を動画で確認出来ると言うこと。
 これが結構重要なのは、前もって何をするのかが分かっているから安心して申し込めるから。
 漠然と草刈り作業と募集しても、鎌を使った草刈りをイメージしたら、挑戦しようとは思わないだろ。
 でも自分が使ったことの無い草刈り機を、まず使い方の講習を受けるところから始め、刈り取った草の運搬と交代しながら作業、適度な休憩、給水などをサポートする係の存在を知ればやってみようかとなる。
 運搬作業も少しコツが必要で面白いんだ。」
「そんなコツも動画で?」
「ああ、作業内容を紹介する動画は何故か一般にも好評で閲覧数が伸びていてね。」
「お兄さまが出演してるからでしょ?」
「それは関係ないと思う、それでね、我らが社長、親父さんがその動画を見て自社の求人にも取り入れたいと話してたんだ。」
「え~っと、今まではよく分からずに応募する人がいたとか?」
「うん、簡単な求人広告を見て面接を申し込むのは普通みたいだよ。
 でも、当然の様に、思ってたのと作業内容が違うと言うことは有ってさ。
 動画で作業内容を紹介すれば誤解されにくいし、漠然と募集するのでは無く主な担当作業を指定しての募集になるから入社してから戸惑うことが減らせそうなんだ。」
「そっか、チーム妹でも、何をするのか具体的に紹介して募集するのね?」
「そう言うこと、第一期の募集では、秋の市民祭に向けてステージでダンスをする人、裏方で支えるスタッフ、合唱団、それとチームの運営スタッフを想定していてね。
 始めから詳しい動画は作れないが、ダンスの振り付けが決まり次第それもアップして行く。
 市民祭後、その役目を終えた人達もそのままメンバーでいて貰うのだから、市民祭終了後の第二期募集では特に担当を持たない人も募集する。」
「中学生部会の立ち上げに向けてと言うことなのね。
 募集も応募もネットだけで?」
「ああ、紙の申込書は一切使わないし、ポスターも貼らない。
 僕らのメインチャンネルで少しだけ宣伝して反応を見ようと思ってる。」
「対象は市内在住の中学生だけよね?」
「第一期は秋の市民祭に向け、準備から参加出来る中学生を募集、市内在住は条件にしないことにしてる、高校生部会もそうだし、中学生部会が立ち上がったら周辺の市にも広げて行きたいからね。」
「近ければ問題無いってことか。」
「景子リーダーは、将来的に他県の中学生とも交流出来る企画を考えたいと話してたよ。
 高校生部会は全国組織だから、それに倣ってね。」
「さすが景子先輩だな。」
「うん、彼女は詩織が話を持ち掛けてからの判断も行動も早かった、直ぐにメインスタッフのチームを組み上げて役割分担を済ませてくれたよ。」
「ふふ、憧れの三郎お兄さまと共に働けるのですからね。
 先輩は私が中学に入学して直ぐに話し掛けてくれ、中学生部会の話も先輩から言われたのですよ。
 チーム妹の話をした時なんて、もう、盛り上がり過ぎてしまい、リーダーになればお兄さまと話す機会が増えるだろうからと。」
「はは。」
「景子先輩も大切にしてあげて下さいね。」
「ああ、頼りにしてるし、数学の質問に応えたりもしてるよ。
 チーム妹のシステム構築では、高校生スタッフから彼女に課題が出されているしね。」
「システム構築には高校生が関わっているのですか?」
「関わると言うか今回はメインで作業に当たってる、専門家の指導を受けながらだけど。」
「システムを組むのって簡単な作業ではないですよね、お父さんが作業してる画面なんて、見ててもさっぱり分からないのですよ。」
「だろうな、高校生部会では部会が立ち上がって直ぐにシステムエンジニアを目指す人達が開発実習チームを組んでね、佐伯さんや一郎兄さん達に助言して貰いながら高校生部会のシステムを組んで来たんだ。
 始めの内は難しいし慣れなくて時間が掛ったのだけど、大学生のサポートも有りスキルが上がっている。
 今は百人ほどの高校生が情報を共有し分担して作業に当たり始めていて、まあ、景子ちゃんが可愛いからかみんな張り切ってるよ。」
「地元にそれだけ優秀な高校生がいるってことですか?」
「いや、全国から参加してくれてる、ネット環境が有れば問題ないからね、チーム妹のシステム構築を成功させて、プロへの足掛かりにしたい人ばかりだよ。
 みんな一流大学を目指してるけど、大学より生きた学習が出来ると考えていてさ。」
「学習と言っても時間が掛りそう、皆さん、ボランティアなのですよね。」
「今は学習の要素が強いからな、でも、チーム妹も含めて考えてることが有ってね。」
「それは秘密なのですか?」
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バトル-133 [高校生バトル-14]

「いや、秘密ではない、ただ検討して貰おうと思ってる段階だから、人に話す時は誤解されない様に気を付けて欲しいかな。
 でも、中学生の考えを聞きたくは有るんだ。」
「それで?」
「高校生部会で作成した作業内容紹介動画の閲覧回数が伸びてる話はしただろ、当然収入になる。
 そう言ったお金は、チーム妹でも発生すると思うんだ。
 ダンスチームの場合は衣装代に消えるかもだけど、余裕が有ったら働いてくれた人達に還元したいと考えてね、かと言って、お金でと言うのはどうかとも思うし。」
「ですよね、党の関係は基本的にボランティアですから。」
「そこで、グッズを作り販売する所を、労働の功績に対してグッズと交換出来るポイントを支給するシステムに出来ないかとね。
 それにはまず、皆が欲しくなるグッズをもっと売り出して行く必要が有るのだけど。」
「グッズか…、合唱団でお揃いのシャツとかも作りたいですが、それをグッズとして売り出しても良いですよね、お兄さまとお揃いと言うことで。
 でも、ポイントとかでは無く割引券で良いのではないですか、手間はどうでしょう?」
「割引券か…、その方が簡単かな。
 お揃いの衣装などはYouTubeやステージで稼いだお金で何とか出来る様にして行きたいし、当面はこちらの予算から出すことも考えてはいるのだけど、今後中高生の参加が増えることも想定しておく必要は有るよな。」
「一般向けに沢山売れるグッズを販売出来れば党員割引とかも…、でも党費を取ってないのに何もしてない党員がその恩恵を受けられると言うのはスッキリしないか…。
 う~ん、私たちの活動に貢献してくれた人には、ご褒美を上げたいけど手間が掛かるのなら無くても良いのでは、その分社会貢献に回すので有れば。」
「そうだな、直接的な見返りを求める党員は元々少ないとは思う…。」
「お兄さま、今のグッズには、会社が販売してるものと党が販売してるものが有りますよね。
 これからも、そのままなのですか?」
「そこはきっちり分けて考え、曖昧にしては駄目なんだ。
 お金の流れを曖昧にしてると組織に隙が生じるからな。
 チーム妹関係のグッズは中学生部会を意識しての発足だから党で、ミュージカルと言った僕たちのYouTube関係は今ままで通り会社で取り扱って行くことになる。
 僕も党のYouTubeチャンネルに出た分は報酬無し、滝山さんと瑠衣ちゃんにも同様だと理解して貰っているよ。」
「じゃあ私たちがチーム妹関係のグッズを作って、それが売れたら党に貢献出来ると言うことですね?」
「ああ。」
「チーム妹は、自分達の利益より、社会の為、党の為と言った働きをしたい人ばかりだと思うのです。
 ただ、システム構築の様な大変な作業をされてる方への謝礼は考えて行くべきですね。」
「そうだな、一度みんなの意見を聞いてみることにするよ。」
「公園の草刈りに参加してる人からは謝礼の話とか、出てないのですか?」
「今の所は物珍しさが有り参加希望者が多いことも有って特に不満は出てない、大人達からジュースやアイスの差し入れも有るからね。
 ただ、長く続けて行くと人数が減るかも知れないし、差し入れが無くなるかもだろ。」
「せっかく良い感じで始まったのなら長く続けたいですものね。」
「うん、色々なことが動き始めたばかりだから見えない事だらけで…、まあ、みんなと相談しながらだな、焦らずに。」
「仲間は確実に増えて行きますからね、私は試行錯誤って言葉好きですよ。」
「はは、ここまで色々順調だったがこれからは上手く行かないことも有るだろう、そんな時も詩織がいてくれたら安心だな。
 今日はしっかり自分の意見を話してくれて参考になったよ、有難うね。」
「私たちの目標は単なる妹では無く、三郎お兄さまの素敵な妹ですからね。」
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バトル-134 [高校生バトル-14]

「詩織も家事に随分慣れたわね。」
「ふふ、麻衣姉さま、もう何時子どもを産んでも大丈夫です。」
「それは頼もしいけど早まらないでよ。
 夏休みは沢山手伝ってくれて助かったわ、有難うね。」
「今年の夏休みは育児実習に合唱練習と充実してて楽しかったです。」
「学校だけでは学べないことを経験出来たのかな。」
「それはもう、YouTubeの撮影も有りましたし。」
「チーム妹も本格始動するのよね、昨日の立ち上げ集会は大勢集まったの?」
「はい、全員で二百人を超えました。
 募集期間にもう少し余裕が有ったらもっと多かったと思いますが、始めから人数が多くては混乱しそうですので丁度良いかと。」
「違う中学の子もいるのでしょ、統率は取れそう?」
「募集案内の動画で、人として格好の良い大人になることを目指す真面目なチームだと言うことを強調して有りましたので大丈夫だと思います。
 実際、他校からの参加者も、単にお兄さま目当てと言うのでは無く真面目に考えた上での登録と言う人が多いみたいです。
 いい加減な人は除名も有るとのアナウンスも、きちんと受け止められている様です。」
「厳しめに伝えたの?」
「ええ、景子先輩は静かな口調でしたがはっきりと。
 他校の人達の中には先輩の堂々とした態度が頼もしくて参加を決意したと言う人もいました。
 ボーイッシュで女生徒に人気な先輩なのですよ。」
「一度会ってみたいわね。」
「今度紹介します、合唱団の練習に来てますし、育児実習にも参加することになってますので。」
「リーダーとして時間的には大丈夫なの?」
「役割分担は出来てるそうです、各担当リーダーには高校生や大学生のサポートが付いてくれますので先輩は市民祭終了後の活動を見据えた準備に当たるのだとか、もう直ぐ保育所がスタートしますが、そこでの実習はチーム妹として重視したいと話し合っているのです。」
「そうね、私たち家族が協力し合っている育児の形についても考えて欲しいわ。
 出産後に頼れる人がいなくて産後鬱になってしまう人もいるって話したでしょ。
 中学生の頃から出産や育児について多く学ぶことは大切なことだと思うの。
 シングルマザーになってしまうかも知れないのだから。」
「ですよね、もし自分たちの仲間がそうなってしまったら助けたいです、社会的弱者に手を差し伸べることは義兄弟姉妹の一員に加えて頂いた時からのテーマで、そんな話も先輩としているのですよ。」
「ふふ、心強い妹たちね。
 三郎さんの妹ということは私にとっての妹でも有るのですから、頼るべき時は頼ってね。」
「はい、合唱団のパート練習に付き合って下さって助かってます。
 大人がピアノ伴奏をしてくれることで、気が緩まず効果的な練習が出来ていると思ってます。
 中学の合唱部では先輩含め、気が緩みっぱなしでしたので。」
「合唱団に入った子達は、学校の部活はどうするの?」
「市民祭までは一旦休部と言うことにしました。
 その後のことは二学期が始まってから相談です。」
「変な揉め方をしないと良いのだけど。」
「多分大丈夫です、あまり真面目に取り組んで無かった先輩は合唱部に対する拘りもないです。
 合唱団に入った人達は、もっと上手に歌いたいとの思いが強く、はっきり分かれました。
 少なくともチーム妹のメンバーは『人として格好良く』を合言葉にし、揉め無いように気を付けようと話してます。」
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バトル-135 [高校生バトル-14]

「良好な人間関係を構築して行くことこそ、集団活動を通して学ぶべき大切なことだものね
 詩織、少し心配なのは『人として格好良く』を変な形で人に強要する子が出て来ることなのだけど、どうかしら?」
「それは、三郎お兄さまがみんなに話してくれました。
 正しいことだと思っても人に押し付けた瞬間正しく無くなることが有ると、自分にとっての正義でも相手には悪意と捉えられるかも知れないのですよね。
 十字軍の話を交え、キリスト教徒の視点では正義でもイスラム教徒にとっては単なる侵略行為、同じ様なことをする人は決して格好の良い人ではないと強調して下さいました。」
「納得して貰えた?」
「と思いますが『人として格好良く』と言う私たちのスローガンをどう実践して行くのかはまだみんなで考え始めたばかりです。
 人として格好良く振舞おうとしてるのに、間違って格好の悪い事をしてしまわない様、実践したことを出し合い確認作業をして行こうと話し合っています。
 参考例として景子先輩から宗教の勧誘について話が有り、みんなで考えてます。
 お兄さまからは、全てのことを真面目に考え過ぎると歪が生じる、余裕とバランス感覚が必要だと言われてまして、難しさを感じながらですが。」
「さすが三郎さんね、その意識が無いと窮屈になりかねない、でも、中学生の頃って思い込み易い年頃でも有るから気を付けてね。」
「はい、視野を広げて行く話もお兄さまがして下さいました。
 社会には様々な考え方をする人がいて…、誰しもが平和を望んでいると思うのに、何故真の平和が実現しないのかなんてテーマも、お兄さまは私たちに沢山考えて欲しいそうです。」
「その話に対するみんなの反応はどうなの?」
「お兄さまが社会問題と向き合ってることは、お兄さまファンなら誰もが知ってることです。
 それを踏まえた上で、お兄さまの妹になりたい人ばかりですから、高校生部会の先輩方に負けないチームとなって行きますよ。
 集会が終わってから他校の人とも話したのですが、真面目な話を楽しく出来ました。
 でも、中に学校のクラスでは真面目な行動をすると浮いてしまいかねなくて残念な気持ちでいると言う人も、真面目だといじめの対象になりそうだとか。」
「そっか、市政改革を推し進めても、そう言う所までは手が回らない、中学生部会の役割ってそんな所に有るのかもね。
 中学生の内から真面目さを否定してる様な子が、高校生になって薬物に手を出したり、詐欺の手先として使われてしまったりと、良からぬ方向へ進んでしまう。
 そう考えたら高校生部会でも考えてくれてるけど、中学生の意識改革も必要だわ。」
「クラスには乱暴な男子もいますが、そんな子は小学生の頃から我儘だったり。
 学校以前に家庭教育から見直す必要が有るのかも知れません。」
「そうよね、うちの子達はそうならない様に愛情を持って育てて行きたいわ。」
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バトル-136 [高校生バトル-14]

「三郎、妹が二百人を超したそうだが、全員と話したのか?」
「一人一人と充分なコミュニケーションを取るのが無理なのはみんな理解してくれてるよ。
 みんなは次郎兄さんの妹でも有るのだから、兄さんが話し相手をしてくれても構わないのだけどね。」
「はは、俺と話したいとは思わないだろ。」
「それは分からないよ、会社に興味の有る子がいてもおかしくないでしょ、中学生でも真面目な子が多いから、中には将来、地元の優良企業で働きたいと考えている子がいるかも。
 党員の中では東証一部上場の有名企業と同じぐらいに人気なのだよね。」
「まあ、取り敢えずシステムエンジニアをどれだけ採用しても、それに合わせて営業が仕事を取って来られそうな雰囲気になっては来ている、高校生バトルや党のシステムがそのまま広告塔になっているからな。
 他は会社も党もグッズ関連に人が必要になって来て…、三郎、党が多数のアイテムを扱う販売会社を持つってどう思う?」
「えっ、どう言うこと?」
「党のグッズとして野菜を含め何でも販売してみたいと言う声が上がっていてね。
地方には上手く流通に乗せられなくて売り上げを伸ばせない会社が有るのは分かるだろ、そんな会社の商品を党のグッズとして売り出してみたいとね。」
「ブランド名を党関連にして、ある種のプライベートブランドみたいな位置づけと考えれば良いの?」
「そんな感じになると思う。」
「通販だけで売り上げを伸ばせるのかな?」
「弱小農家の野菜を党支部で一括購入とか、流通戦略を練って行く必要は有るだろう。
 党支部の負担になってはまずいが、都市部の大きめの支部なら余力が有ると思うんだ。」
「質の良い雇用の場を生み出しながら地方の再生に役立つのならば、やってみるしかないね。
 利益を党運営に充てる株式会社か…、党自体が運営しても問題ないのかな?」
「その辺りは不明朗なお金の流れを作らない様に気を付ける必要が有る。
 まずは今の党関連グッズと同じ扱いで販売し始めて様子を見たいとは思っているんだ。
 ただ、始めるのは難しくないが、各支部から販売依頼が寄せられたら膨大なアイテム数になるかも知れなくて、その辺りの調整がどうなるか…。」
「その可能性は有るね、始めは一般には流通されて無い限定商品だけでスタートかな。」
「三郎が賛成なら、事業計画を立てて貰い義兄弟姉妹に諮ってとなるが。」
「うん、やってみよう、党が健全な形で稼いだ資金を使って議員を擁立して行けたら、寄付金頼りより良いと思う、ややこしい話は出て来そうだけどね。
 ブランドとして認知されれば売り上げが伸びるのか…。
 災害などで傷つき、食べられるのに出荷出来なくなった果物とかを流通させ被災地支援と言った活動もし易くなるかもね、他の政党がやって来なかった事だからこそ試す価値は有ると思うよ。」
「そうだな、俺達なら輸出だって視野に入れられる。」
「う~ん、そうだけど、それならフェアトレードも考えないとね、始めから欲張ると失敗しかねないから少しずつ。」
「勿論だ、新規事業になるが、スタッフには高校生部会からもどうだ?」
「そうだね、部会長とも相談してみるよ。
 宣伝を妹達に手伝って貰うことも、こんな話には詩織達を巻き込んで行かないとね。」
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バトル-137 [高校生バトル-14]

「三郎、佐伯さんはチーム妹関連で娘との会話が増えたと喜んでたよ。」
「一郎兄さん、詩織も、最近お父さんが子ども扱いしなくなって来て嬉しいって話しててね。
 佐伯さんみたいな人でも小学生女子の気持ちは良く分かってなかったのかも。」
「まあ、可愛くてしょうがなくて、見えてなかったのかもな。
 聡明な子で小学生の頃から色々考えてた子でも、親の目には子どもでしかなかったとか。
 ただ、中学生ともなると、父親としては精神的に自分の下を離れて行ってしまうと言った寂しさを感じるそうでね、うちの真愛が大きくなった時を想像してしまったよ。」
「はは、随分先の話しだけど、詩織みたいな子に成長して欲しいよね。」
「ああ、その頃までに、もう少しバランスの取れた社会にしておきたいものだが、そこに向けて提起された、党グッズ拡大の話は佐伯さんとも相談したよ。
 商品としては形が悪かったり少し傷が付いていて正規ルートでは販売出来ないB級品と販売戦略が上手く行かず物は悪くないのに売り上げを伸ばせない商品の二つに分けて考えたいと思うがどうだ?」
「うん、それで良いと思う、それでね、スタートを高校生バトルとして取り組んでみたいのだけどどうかな?」
「バトルか、具体的には?」
「味は悪くないのに形が悪いと言った理由で破棄されている野菜や果実が有るのなら加工して販売とか、そんな知恵で競い利益に繋げる活動で勝負、それを協力して実行して行けたら、互いに協力しながら競い合うと言う高校生バトルの方針にも合うでしょ。
 勿論、高校生が主体なのはスタートだけで、直ぐに広げて行けないと大きな成果は期待出来ないのだけど。」
「知恵か…、地域によって食の文化が違いニーズも違う、日本全体で知恵を出し合えばロスを減らし、党の運営費を捻出して行くことも可能かな。
 結果はどうで有れ高校生バトルとしてのスタートなら簡単だ。
 まずは党員全体に呼び掛け、地方の活性化を意識した上で売れたら嬉しい物の情報を出して貰える様にして行くが、スタートを高校生でと言うのには何か意味が有るのか?」
「うん、普通に始めたら大人だけで完結し高校生が参加することはほとんど無いと思うんだ、でも高校生の社会参加は考えて行くべきことでしょ。
 高校生部会全員にその趣旨を含めて説明し…、そうだな、大人と商品の掘り起こしを相談する所から始めて貰ってもいい、高校生が大人から学びながら大人と共に展開して行くバトルと言うことでどう?」
「高校生だけでは難しいからな、夢バトルや梁山泊バトルでも大人の参加者が引っ張ってるチームが有り、この企画に積極的に取り組んでくれそうなところにも心当たりが。
 本格的に動き出したら高校生の出番は減るかもだけど、高校生が大人とも協力し合い競い合う形でのスタートなら、うん、確かに悪くないな。
 三郎達で高校生バトルとしての構想をまとめてくれたらシステム構築は簡単に出来ると思うよ。」
「じゃあ、PR動画は高校生部会で撮影編集をして貰うよ。
 詩織や雅にも出演して貰い、マスコミに情報を流せば初期投資の費用は稼げると思うんだ。」
「はは、雅ちゃんの子育て奮闘記があんなにも伸びるとは思ってなかったからな。
 ネタ切れにならないか心配してたけど、週三回質を落とさずにアップ出来ているのだから、スタッフの頑張りにも敬意を表したいね。」
「子育てを中心に色々な話題を、うちの子育てと同様、一人でやってたら大変な所を皆でネタを出し合って来たからね。
 これからも保育所開設や中学生の育児実習の話題、コメント欄に寄せられた感想からの話しとかネタは尽きないと思うよ。」
「なあ三郎、保育所で使う物を党員関連の会社から買い、宣伝して行くのはどうだ?」
「宣伝が絡むと安く済みそうだね、良い商品なら問題ないけど、場合によっては改良案を出してみたり…。
 そう言った商品も党のグッズと並べて販売しても良い訳だね。」
「販売会社だからな、紙オムツに党のマークを入れて売ってみるか?」
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バトル-138 [高校生バトル-14]

「春子姉さん、山影市の高校生部会からバトルの申し入れがあったのは聞いた?」
「ええ、スケジュール調整が可能なら受けるのでしょ、調整は出来そうなの?」
「うん、互いの市民祭を盛り上げたいから、高校生のダンスチームと合唱チームがステージ上で熱いバトルを繰り広げることになるよ。
 メンバーは練習の成果を発表出来る場が増えると喜んでいてね、映像を見る限り相手は強敵で良い勝負になりそうだけど、比較的簡単な曲での合同ステージも組めそうなんだ。
 隣の県だけど電車なら一時間ぐらいで行けるから、市民祭までにも有志で相互訪問し互いのボランティア活動を直に見て交流と言う話も進み始めていてね。」
「バトルと言うより他地区の高校生部会メンバーと親睦を深めると言うことかしら?」
「いやいや、ステージでは負けられないと練習には更なる熱が入っていてね『競い合い高め合う』が、二市対抗ダンスバトルと歌声バトルのテーマなんだ。」
「盛り上がりそうなのね。」
「競い合うことによって意識が高まる、勝ち負けだけで無く、精一杯やったと言う結果を残す為にもみんな張り切ってるよ。」
「当然、その映像は全国の高校生部会メンバーに見て貰うことになるのでしょ、それが良い刺激となれば良いわね。」
「撮影チームには向こうの高校生にも加わって貰い、十五分程度の動画を最低でも十本は公開、動画作成チームもテレビのドキュメンタリー番組に負けない作品にするんだと盛り上がってる。
 二市対抗バトルを成功させ高校生部会を更に盛り上げたいとね。」
「そうね、ボランティア活動の報告は各地から上がって来てるけど、今は静かな感じで、競い合う雰囲気にはなって無いのよね、高校生バトルとしてもっと盛り上げたら楽しいのに。」
「各地で条件が違うからな、今回はたまたま二市の高校生部会が同じ様に市民祭に取り組んでいたからバトルとなったけど、ボランティア活動はそもそもバトルに合わないし、変に競い合ってはマイナスになりかねないでしょ。」
「そうね、でもイベントだけでは物足りないわ。」
「う~ん、山影市との交流の中で何か考えて貰おうか…。
 タイミング的にはグッズ販売拡大のスタートとも重なる、そっちは地方の活性化と党の予算確保と言う大きな目標が有って、是非とも盛り上げたいから、まずはその辺りの検討をお願いしてみようかな。」
「高校生バトルとしての展開は上手く行きそうなの?」
「今はアイディアが出始めたってとこ、でも出てきたアイデアに対してより売れそうな案を加えてくれる人もいてね。
 そんな中で党のオリジナル団扇は、そのデザインを競い合う流れになり、来年の夏を目標にして高校生がデザインした団扇を地方の製造会社に発注する前提で動き始めているんだ。
 マーケティングリサーチの一環として、全国の支部にオリジナル団扇が出来たら一括購入と販売が可能かを打診して行くチームも誕生しそうでね。
 オリジナル団扇企画製造販売チームには何らかの賞が贈られることは間違いないと思うよ。」
「何らかの賞か、いち早く動いてくれた人達には、どんな栄誉が与えられるのかしら。」
「高校生部会主催の高校生バトル史に名を残すと言うレベル、賞品が団扇だとしても誰も気にしないと思う、みんなの力でオリジナル団扇が沢山売れたらね。」
「ふふ、そう言うバトルなのね、利益配分はどうなるのかな?」
「具体的な計算はこれからだけど、製造会社に手厚くし党への貢献を優先したいと言う方向で進めているそうだよ。
 デザインが採用された場合の賞金やデザイン使用料が安いことを前提としたデザインバトル開催となるけど、条件を明示してのことだから、割が合わないと思う人は参加しなければ良いのさ。」
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バトル-139 [高校生バトル-14]

「一郎兄さん、工夫して売り上げを伸ばしたい商品とは別に、各支部からの販売依頼は結構来てるみたいだね。」
「ああ、グッズと同時に購入出来るアイテムが増えれば、まとめて買って送料が割安に抑えられると言う話が高校生の間で広まり、どんどん推薦してくれてるからな。
 大手のスーパーでは扱ってない商品を中心にサンプルが届き始めているよ。」
「グッズの通販に加えられるの?」
「加えて問題はなさそうだが価格設定が微妙でな、高過ぎては売れないだろうし。」
「そっか、党のグッズは付加価値が有るから少し割高でも質が良いことも有って問題なく売れてるけど…、そうだな…、いっそ開き直って、オークション形式での試験販売ってどう?
 最低価格を決めておいてさ、いきなり沢山は仕入れられないのだから始めは数量限定でしょ。」
「数量限定でも、数をまとめないと輸送コストが下がらないだろ。
 だいたい同じ商品が色々な価格で販売されると言うのはどうなんだ?」
「それでも良いじゃない、グッズを買ってくれてる人達って党への寄付とも考えているのだから。
 オークションによる試験販売を繰り返して行けば適正価格が見えてくるかも知れないし。」
「そう言う発想か…、やってみないとどうなるのか分からないが少なくとも話題性は有るな。
 そもそも物の価値なんて人それぞれ、消費者は何となく提示された金額が適正価格だと信じて購入し、製造コストや利益率と言った会社側の都合なんて気にして無いからな。」
「システム的にはかなり面倒なことになるの?」
「そうだな…、購入者が金額を間違えて入力しても分かりにくいと言う欠点は有るが、押し売りする訳ではない、確認のメールで間違いに気付かなかった人でも、最低落札価格での購入かキャンセル出来る様にしておけば良いだろう。」
「最低価格以上の部分は党への寄付と考えて貰えば良いよね。」
「はは、どんな価格で落札されて行くのかに注目し易いシステムにし…、う~ん、オークション開始から一定時間経過後の上位五割はその価格で落札決定とかを考えても良いかな。」
「普通のオークションでは無く寄付金の額を決める様な…、むしろ最低落札価格がどうなるかの争いになるかもね。
 そこで争いが起きるのなら人気商品として次回の入荷量を増やしてみるとか。」
「ちょっと面白い実験になりそうだな。」
「うん、メインチャンネルのネタにも出来そう、高値で売れた商品売れなかった商品の分析を通して物の価値についても考えて貰えそうだ。」
「とりあえず試験的にやってみるか。」
「システム構築は試験的でも問題ないの?」
「販売数が極端に少ない商品はオークションがベストかも知れないだろ。
 そうだな、三郎と一日デート出来る権利なら高値で落札されそうだ。」
「それは却下だけど…、高校生バトルとして絵画を出品して貰い落札価格で勝負と言う遊びも出来るのかな。」
「う~ん、不正行為が行われるかもだけど…、落札価格の何割かが自動的に党への寄付となるのなら売名行為も有りで構わないか。」
「そうだね、そう言ったことも試してみないと見えて来ない、オークションシステムの構築費用ぐらいはオークションで稼げば良いのだから…、試しに皆の不用品をオークションに掛けてみる?」
「三郎がミュージカルで着た衣装が溜まってたよな、あれなら高値で売れると思うぞ。
 これからは撮影で着た後、洗わずにオーデションで売ろう。
 そのお金で新しい衣装を買うと言うサイクルが確立されたら、とても効率的だ。
 オークションには海外からも参加し易い様にしようか。」
「洗わずにね…、海外の場合、為替相場の変動にも対応出来るの?」
「オークションの期間を長くしなければ、お金持ちが気にするレベルにはならないと思う。
 突然為替相場が変動した場合には最高値を付けていても取り下げ可能とかのルールを決めておけば良いが、普通あり得ないことだよ。」
「買う気がないのに高値を付けると言った行為は防げる?」
「勿論さ、そこら辺のネットオークションサイト運営と同じにして欲しくはないね。」
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バトル-140 [高校生バトル-14]

「三郎、党関連で展開して行くバトルは高校生部会が主催だと聞いたが高校生限定ばかりなのか?」
「そんなことはないよ、父さん、企画は高校生バトルの延長って感じだけど党員のチームなら年齢制限なしと言う形が基本、今の所高校生限定は二市高校生部会対抗バトルぐらいなんだ。
 高校生部会が主催と言うのは、若い世代が参加し易くなると思って提案したことでね。
 党の活性化を目指すバトルだから大人にも頑張って欲しいのだけど、勢いをつけるには若手の力が必要でしょ。
 高校生部会主催と言っても大学生が大勢関わってくれてるからスタッフの問題もなくてね。」
「そう言うことか、高校生部会は広報活動を牽引してくれてる、その勢いで党勢拡大を進めて欲しいところだな。
 具体的にはどんなバトルを計画しているのだ?」
「うん、二市高校生部会対抗バトルを参考にして貰い、一対一や少ないチーム数での対抗戦を考えていてね。」
「全体ではなくバラバラに個別でということか?」
「あえてね、党内、多くのチームはそれぞれ独自に目標設定を行っているのだけど、その達成度を全体で競うとなると勝者は僅かで始めから対象外だと諦めてしまい兼ねない、でも目標が似ていてレベルの近いチームに勝負を挑むと言う形で個別にバトルを展開して行けば、バトルと言うことで互いの励みになるし沢山の勝利チームが生まれるでしょ。
 勿論、協力し合いながら競い合い高め合う、と言うことで地域間の交流にも繋げることが出来ると思うんだ。」
「なるほどな、だが対戦を申し込む相手はどうやって探すのだ?」
「各地区のチームには自分たちの目標を発表して貰う、目標を明確に示すことは目標達成の第一条件だからね、数値目標も目安としては有りだと思う。
 掃除ボランティアなら、自分から進んで参加してくれる目標人数を決め、それをクリア出来たら勝ちみたいなバトルでも良いのだからね。
 そんな目標の発表は簡単な文章でも良いしYouTubeの映像コンテンツでも良い。
 でね、その映像コンテンツでもバトルを展開して貰おうと考えていてさ。」
「映像制作に取り組んでるチームは多いが、なかなか見て貰えて無い様だな。」
「でしょ、本部サイドでレクチャーはしていても、表現がいまいちだったり宣伝が上手く出来てなかったり、だから映像コンテンツのコンテストを開催して刺激を与えようとね。
 一つは映像作品としての質で勝負、一つは紹介する内容になるけど、部門賞を沢山作って入賞チームを多くしたいかな、入賞作の入賞理由を分かり易く発表して、今後の活動や動画制作の参考にして貰えたら良いとも考えていてさ。
 これからの選挙に向け、議員候補者紹介部門でも賞を色々用意、動画による宣伝活動は今後充実させて行きたいでしょ。」
「そうだな、コンテストにすれば注目度が上がるし、良い作品に触れることでそれぞれのレベルアップも図れる。」
「審査の様子とかも映像コンテンツとして公開すれば大勢の人が見てくれるだろうから、運営費ぐらいは稼げると思うんだ。
 党に関係なく、広く映像コンテンツ作成の参考にして貰える様に工夫して行ければね。」
「三郎が絡めば予算の心配は要らなさそうだな。
 そう言うバトルなら高校生部会主催で問題ないと言うより、その方が若い感性が発揮されそうだ、三郎達のコンテンツを参考にして貰えれば、その閲覧回数が伸び、うちも儲かると言うことか。」
「うん、YouTubeの強みだね、何かで話題になる度に今までアップして来たものも閲覧して貰え、登録者が増える、映像作品を作るのには初期投資をしたし手間も掛かってるけど、利益を考えたら本当に安いものだと思うよ。
 どれだけ稼いでも、僕らの目標を考えたら使い道には困らないから、どんどん稼いで行きたいね。」
「ああ、しっかり納税し市への寄付も頼むな。」
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