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ネット社会の可能性-02 [ネット社会の]

「自分の将来を考える場って、それもネットで?」
「ビデオ映像で中高生向けに、犯罪を犯したらどうなるか、違法薬物に手を出したらどうなるのか、と言った情報は積極的に伝えて行くべきだと思う。」
「犯罪抑止の為?」
「ああ、それと働く人たちの姿をもっと子ども達に見せるべきだと思う。
 世の中には様々な職業が有り多くの労働者の力によって社会が成り立っている。
 どんな職業が有るのか、映像中心のデータベースを充実させ、高校生が将来を考える参考に出来たら良い。」
「確かにそう言った情報は少ないのかも、良く分からないまま就職して直ぐやめる人もいるのよね。」
「資格の必要な職業も有るだろ、例えば美容師に憧れる子がいても、資格を取る過程で化学の知識が必要だと知らない子がいそうだと思わないか?」
「化学って美容師に必要なの?」
「化粧品とかってある意味薬品だろ、使い方を間違えたらどうだ。」
「あっ、そうか、そこまで考えたことは無かったわ。」
「資格を取る為に必要な内容を整理したデータベースが有れば、進路を考える時の参考にもなる。
 小学生にも解るレベルから、詳しく踏み込んだレベルのものまで有ったら良いね。
 膨大な量になるから簡単ではないけど、何にも考えてない様なレベルの高校生にとっては、授業で教えている内容より余程役に立つだろう。」
「う~ん、何の為の教育なのか…。」
「高校と言ってもピンキリ、九九が怪しくても卒業出来る高校が有る訳だ。
 その存在を否定する訳ではない、でも、そんな高校で教える内容は、もっと社会に出てから本当に役立つ内容で有るべきだと思うのだが、残念ながらそうでは無さそうでね。」
「確かに、中学で驚くほど学力の低い子でも高校生にはなってた。」
「そんな子は亜紀が学んでいるのよりうんと簡単な内容の教科書を使っているのだけど、卒業後に必要の無いを知識教えられつつも、それすら身に付かないという無駄な授業時間となっているのだよ。
 まあ、その三年間で少し大人にはなるのだろうけどな、色々な意味で。」
「色々な意味ね…。」
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