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近畿大学附属高等学校吹奏楽部 ブログトップ

September [近畿大学附属高等学校吹奏楽部]

「なあ亜紀、近畿大学って知ってる?」
「そりゃあ知ってるわよ、志願者数日本一の大学だもの。」
「やはり近大マグロの功績なのかな?」
「どうかしら、でも、イメージは悪くないし受験し易い環境を他大学より早く考えてたみたいよ。
で、近大がどうかしたの?」
「YouTubeでたまたま近畿大学付属高等学校吹奏楽部の演奏を見つけてさ。」
「えっ、大学の話ではないの?」
「ああ。」



「うわ~、うちのブラバンとは雲泥の差だわ。」
「はは、同じ楽器でも演奏する人によって大きく違うだろ。」
「そうね。」
「この、近畿大学付属高等学校吹奏楽部は、シンフォニックジャズ&ポップスコンテスト全国大会で、2016年大会から三年連続で総合グランプリを受賞、2019年の大会は特別招待演奏として参加、2020年大会でも総合グランプリ受賞という成績を残していてね。
ちなみに、紹介させて貰った演奏は、2019年の特別招待演奏からSeptember。
参考までに、学校のサイトは…
https://www.jsh.kindai.ac.jp/hs/school-life/club/brassband/
吹奏楽のコンクールやコンテストは色々有るが、ジャズのビッグバンドとしては間違いなく高校日本一だと思うのだよ。」
「なるほど、カッコいい演奏だものね。」
「亜紀、この手のバンドは人数が多ければ多いほど大変だと思わないか?」
「そうね、ここまで合わせるのは簡単では無いでしょう。」
「更にソリストが上手くて、音だけ聴いてると高校生の演奏だという事を忘れてしまう。
この人数でこれだけの演奏を聴かせてくれる日本一の高校生バンドに祝福あれだな。」
「プロにも負けてないってこと?」
「そんな比較は無意味さ、良いと感じた演奏はプロアマ関係なく良いのだよ。
ソリストの演奏を聴いていて、初めてSonny Rollinsを聴いた頃を思い出して久しぶりに聴いてみたが自分的にはどちらも好きなんだ。」
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吹奏楽 [近畿大学附属高等学校吹奏楽部]



おっ、部員が入場して来た…。
席の配置はYouTubeで見た、シンフォニックジャズ&ポップスコンテスト全国大会の時とは随分違うな。

あれっ、吹奏楽の演奏前って、こんな感じなのか?
まだ舞台上には全然揃ってないが。

しかし、なかなかの人数だよな。
これだけの人数での演奏って練習が大変だと思う。
まあ、レベルが違うから、このバンドに憧れて入部する人が少なくないのだろう。

全員が舞台に揃ったのかな?
う~ん、始まる前のこの雰囲気は期待感を盛り上げてくれる。

はは、何か不思議な感じ、すでに盛り上がりつつ有る様な…。

あっ…。





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宝島 [近畿大学附属高等学校吹奏楽部]

「亜紀、文科系の部活の中でも、吹奏楽や合唱で結果を出してる部はハードだろ、ブラック部活なんて言葉もある。」
「みたいね、上を目指すとシビアにならざるを得ないだろうし。」



「でもさ、こんな演奏をしている人達は部活が大好きで楽しんでいると思わないか。」
「そうね、ただそんなに単純ではないでしょ、挫折する人だっていそうだし。」
「かもな、高校吹奏楽部の宿命で、一年毎にメンバーが入れ替わって行く、その環境下でハイレベルな演奏を維持して行くのは簡単な事ではないだろう。
音楽の場合は努力だけでは補えない感性的な要素も有るからな。
ただ、この吹奏楽部はブラックではないと思う。」
「根拠は?」
「このバンドがマーチングに取り組んでいるのかどうか知らないが、少なくともYouTubeで検索しても、そう言ったものは出て来なかった、マーチングバンドは大変だよ。」
「楽器演奏だけではないのよね、演奏を合わせるだけでも大変なのに更にでしょ。
吹奏楽コンクールとマーチンコンテストの両方にまともに取り組もうと思ったらブラック部活にならざるを得ないのかもね。」
「近畿大学付属高等学校吹奏楽部の場合、ジャズ系のコンテストと吹奏楽コンクールを目指しているが、それぐらいで調度良いと思う。」
「それでも目標を高く置くとどうしてもハードにならざるを得ないでしょ、でも、それをハードだと思わない人達が結果を出すのかしら。」
「だね、天才的な才能を持っていなかったら努力しかない。
運動部ならトレーニング方法を改善して短時間で効率良く成果を出してる部活も有るが…。」
「時間の使い方?
吹奏楽部とかだとどうなのかしら?」
「この吹奏楽部の練習状況は分からないが、個人練習、パート練習、全体練習のバランスが取れていそうな気がする。
長時間だらだらとやっても集中力が続かないから、一日の練習時間がめちゃ長いという事はなさそうな…。
まあ、憶測に過ぎない、夜遅くまで頑張ってたら御免なさい。」
「夜遅くまで頑張っていたら、それは…。」
「結局個人次第なのかな。
運動部だって、その競技が好きでたまらなかったら、少しぐらいハードでも苦にならないだろう。
逆に、やめたいのにやめられない人にとっては、そんなにハードでなくても苦行になってしまう。」
「やめれば良いのに。」
「そうは行かない事情を持ってる人もいるだろ、自分の能力に限界を感じても…。」
「う~ん、ブラックと言われる部活ってどうなのかしら?」
「ブラック部活でも、その活動によって何が得られ何を失うのか、価値観は人それぞれだから答えは無いのかも知れない。
ただ大切なのは、取り組んでいる競技にしろ音楽にしろ、それを嫌いにならない環境だと思う。」
「嫌いになったら本末転倒ってことよね。」
「ただ困った事に、幼い頃嫌々やってたピアノのお稽古が大きくなって役に立つ事が有ったりしそうじゃないか?」
「う~ん、有りそう、音楽に対する想いは年齢によって変わるものね。」
「何事でも、理想は本人が望んで取り組む事なのだけど…。」
「結局、人それぞれと言う事でしょ、何が正解かではなく、自身の経験を正解に出来るかどうか。」
「だな、高校の部活と一口に言っても様々…、一概にどうこう言える事ではないし、その結論を出す必要はないかも。」
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黒いオルフェ [近畿大学附属高等学校吹奏楽部]



「近畿大学付属高等学校吹奏楽部シリーズ四回目は黒いオルフェ、カーニバルの朝。」
「ここまで、初めて聴く曲ばかりなのだけど。」
「だろうな、初回のSeptemberはEarth, Wind & Fireというグループが1978年に発表した曲だからね。
二回目は吹奏楽の曲で世間的にはマイナー。
三回目の宝島はT-SQUAREが改名する前に出した曲で、吹奏楽に編曲されたのは1987年頃みたい。
黒いオルフェはもっと古くて1959年なのだが、高校生がこういった曲に取り組んでくれるのは嬉しいよ。」
「過去の名曲?」
「ああ、それに新たな息吹を吹き込んでくれて全然古くないだろ。
シューマンとかだとクラシックの名曲として触れる機会が有るが、この微妙に古い時代の名曲を若い世代にも知って欲しいと思うんだ。」
「そうね、この演奏はフルートのソロが印象的、クラリネットも素敵だけど。」
「だよな、近畿大学付属高等学校吹奏楽部はソリストのレベルが高すぎ、それで少しソリスト問題を考えてみたくなってね。」
「何か問題でも?」
「今の学校教育だと、皆仲良く、でソロを避ける傾向にある様な気がしてさ。」
「う~ん、微妙ね、そこまででは無いと思うけど、小学校の先生だと一人が長くソロを受け持つなら、何人かで分担とか考えるかも。」
「高校の吹奏楽部でも個人のソロとせず、パートソロの形にする部が有ってね、下手では無くても…、ハイレベルな個人のソロとは全く違う。
近畿大学付属高等学校吹奏楽部のソリストと同等の技量を持つ人がいたとしても、それを発揮出来ないどころか、チャンスが無いのだから、よりレベルの高い演奏に挑戦する事すらしないかも、と思うんだ。
だが、このバンドではソリストになれるチャンスが有る。
先輩の演奏が素敵だから、自分も、となり、その想いが技術を向上させる。」
「そっか、横並びを尊重していては高みを目指せないのかな…。」
「まあ、価値観の相違が存在する訳で一概にどうこう言えないのだが。
 近畿大学付属高等学校吹奏楽部がパートソロを採用する時は、たまたま個人ソロに相応しい人が居なかった時の様な気がしている。
しかし、これだけの吹奏楽部だとソロを決めるのは大変だと思わないか。」
「う~ん、そこにドラマが有りそう。
大舞台で演奏する機会は多くないでしょうし、部としては最高の演奏にしたいから、シビアな人選になるでしょうね。
 誰もが抜群に上手いと認め、憧れる存在がいれば簡単に決まるかもだけど、上手な人が何人もいそうで…。」
「音だけ聴いてたら高校生とは思えないハイレベルなソリスト、卒業で入れ替わってもやっぱり上手い人がいる事が信じられないね。」
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A Night in Tunisia [近畿大学附属高等学校吹奏楽部]



「今回はA Night in Tunisia、邦題はチュニジアの夜。」
「ふふ、昨日YouTubeで探して聴いた中に有ったわ。
それを、たまたま聴いてた父はプロの楽団だと思ったそうよ、高校生レベルじゃないって。」
「はは、普通そう思うよ。
 私は、A Night in Tunisiaを聴きながら他校の吹奏楽部とどこが違うのだろうと素人なりに考えてみた。」
「結論は出たの?」
「演奏の上手な高校は幾つか有るが、JAZZテイストの曲をノリ良く演奏し切れる部は少ないし、ソロがね、ただ上手いだけでなく、曲に馴染んでいてまとまっていると思うんだ。
 部のサイトに『小谷康夫先生の指揮のもと、近高soundに磨きをかけております!』と有るが、その近高soundは確立されたものになっている。
 小谷康夫先生始め指導されている方々の力なのだろうな。」
「そっか、中学や高校の部活は指導者の力量がはっきり表れるものね。」
「ああ、良い指導者がいて実績が出て来ると力の有る生徒が入学して来て、レベルを維持出来るという側面も有るのだろう。
指導者が変わると、演奏がガラッと変わってしまうという話を聞いた事も有る。
大した指導力が無いのに精神論ばかりの指導者がブラック部活を生み出していそうだ。」
「小谷先生は演奏中にソリストのマイクを気にされる姿が印象的だし、楽しい演奏を考えておられるのが分かるわ。
指導の中でも重視されておられるのではないかしら。」
「うん、楽しい演奏、演奏者も聴き手も楽しめる演奏って簡単ではないと思う。
演奏者の独りよがりな演奏だと、聴き手が楽しめなかったりするからな。」

「あっ。」
「どうかしたの?」
「こんな記事を見つけたよ。」
進路のミカタより
【第8回Symphonic Jazz & Pops Contest 総合グランプリ】近畿大学附属高等学校
https://mikata.shingaku.mynavi.jp/article/55586/
「ふふ、いい加減に話してた事はあながち間違ってなかったみたいね。」
「ああ、少しほっとした、海外遠征の計画も有るみたいだが、この情勢だと残念ながら難しいのかもな…。」
「第8回の演奏は聴けないのかしら?」
「先回の演奏は四月に公開されてるからもう直ぐかも。」

近畿大学附属高等学校吹奏楽部【公式】
https://twitter.com/kindai_hs_wind
https://www.instagram.com/kindai_hs_wind/
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