公園を取り巻く状況-01

　公園の掃除はマイペースながら続けています。
　ブロワーが届いたのが八月十一日ですからアッと言う間に一か月が過ぎました。
　家の前だけでもと思って始めたのが、ブロワーを使っての作業は負担が少なく、本格的な落ち葉シーズン前なことも有り、作業範囲はどんどん広がり、水の小径全域で。



　毎日掃除する人のいない浄水場広場は掃除をすると分かり易く綺麗になる事も有りまして。
　綺麗にすると気持ちの良いのです。

　実はこの場所。


　これは2021-04-14に撮影したものですが、数日前には落ち葉で埋まり草が結構生えていたのです。
　まずは落ち葉の半分除去を一回、数日後に草を抜く作業をほんの少しと落ち葉除去を一回したのですが、その翌日見に行ったら草が随分抜かれていまして。
　これは落ち葉を片付けるべきだと判断、次の日に行きましたら草を抜いておられる方が見えました。
　私の作業と並行し作業しておられた様で、ここだけで無く草を抜いて綺麗にしたことを満足げに話しておられ、昨年秋まで掃除をしていた母のこともご存じでしたので、継続的に作業して下さってる方です。
　この日はブロワーのバッテリーが途中で切れ、出掛ける予定も有りましたので、若干の落ち葉を残しての終了としましたが、それでも数日前とは見違える状態になりました。

公園を取り巻く状況-02

　ボランティアで掃除をしている人達には、それぞれの思いが有ると思います。
　義務的に家の前をと考えておられる方は、落ち葉と戦うこれからの季節は苦痛かも知れません。
　一方、誰に知られること無く草を抜いて綺麗にしておられる方にとっては自己満足かも。
　家の前ぐらいは綺麗にして置きたいと思って始めた私の場合、何時の間にか家の前が水の小径全体になっていまして、本格的な落ち葉シーズンまでに見苦しい所や人目に着かない側溝などを少しずつですが掃除出来ればと、完全に自己満足なのですが、綺麗になると気持ち良いので。

　作業中に声を掛けて下さった町内会長さんは、自身は掃除したく無いが立場上仕方無く週に一度ほど浄水場広場の掃除をされてるそうで、随分感謝されました。
　ご自身の町内の一部と考え、掃除の行き届かない状況に心を痛めつつもご自身は掃除したくないと言った感じでしょうか。
　専業主婦も多かった頃は公園の掃除には多くの方が関わっていたのかも知れませんが、今は人々の公園に対する想いも変化したと思います。
　昔なら、行政サイドが公園を整備し、年に二度ほど伐採などの整備を行えば、普段はボランティアによって綺麗に維持されていたのでしょうが…。

　そんな事情と名古屋市内で街路樹が倒れたことも有りまして、天満緑道の南端から大きな木を結構な本数切り倒すことになっている様です。
　天満緑道北端に位置する水の小径でも大きな枝打ちが行われたのですが、もっと本格的に切り倒すみたいです。
　その後をどうするのかは分かっていません。

　ただ街路樹が倒れた事と維持管理の問題から、この春、鍋屋上野浄水場西の道路で街路樹の入れ替えが有りまして、毎年秋に枝打ちを行う必要の有った街路樹が撤去され、代わりに管理の楽な木蓮が。
　それは少し残念な様な木蓮を楽しみにしたいような気持だったのですが、根がしっかり張る前、夏の日照りで何本か枯れてしまいまして…。

　公園に欠かせない樹木ですが、維持管理には色々問題が有る様です。



　何にせよ家の窓から見えるこの紅葉は残して欲しいと懇願するするつもりですが。

公園を取り巻く状況-03

　この公園が整備された当初、随分前のことで詳しくは覚えていませんが散歩道に彩をとプランターが配られたと記憶しています。
　その件が印象に残っているのは、どこからかクレームが入り取りやめになったからで。
　散歩道沿いの家だけがプランターでの花作りを楽しめるのは気に入らない、みたいなクレーム。
　それで、掃除している人達のことを無視し、あっさり中止してしまう役所。
　残念な人達の存在にがっかりしたものです。
　そんな事を思い出しながらも管理者の許可を得ず、勝手に植えた花は道行く人に好評だと聞きました。
　怒られるまでは少しずつやって行こうかと。
　今は苗を買って来るのではなく、どこかの誰かが植えて広がりつつマツバギクを挿し芽で増やそうとしていますが、それ以外にも似た様に増えつつ花が有りますので、一部を移植とか企んでいます。
　ホントは花を育てることを住民が気軽に楽しめる場で有ればと思うのですが、一人でもクレームを入れる人がいると役所の担当者では対応出来ないのかと。
　春に植えられた街路樹、木蓮が日照りで枯れ始めていますと土木事務所に連絡した時も、まるで自分がクレームを入れてるかの様な対応をされまして。
　単に枯れ始めた木蓮の状況を伝えたかっただけなのですが…。
　土木事務所は日々住民からのクレームに対応してるだろうな、と感じた次第です。

公園を取り巻く状況-04

　普通の人は気にしないかも知れませんが。



　この様に草の生えてる場所は公園のあちこちに有ります。
　掃除をしてると気になりまして武器を購入することに。





　ブロワーのバッテリーと同じ物が使えるのですが、バッテリー単体を二個買うより、この草刈り機とバッテリー二個と充電器のセットを買った方が安かったりしまして…。
　ブロワー購入時にはその様なセット販売に気付かず、少々余分な出費をしてしまいました。
　草刈り機は一通り刈り取ったら出番は少なくなると思うのですが、バッテリーは四個ぐらいが調度良いかと。
　で、作業後がこちら。



　緑は有った方が良いですから、写真では伝わりにくいかも知れませんが、スッキリしました。
　その後は、こんな場所の草も刈り取りました。



　年に二回、刈込みを含めた作業を管理者が行ってくれてるそうですが、それだけでは管理の行き届いた公園とはならないのです。

公園を取り巻く状況-05

　草刈り作業をして思ったのは道具さえ有れば簡単な作業だと言うことです。
　然程広くない公園ですので。





　この土日でかなり見栄えを良くすることが出来ました。
　もう少し刈り込もうかとも思っていますが、自己満足状態でして。
　積極的に公園の維持管理を行おうと思うボランティアが一人いるだけで随分違うのだろうとは思っていたのですが、実際自分が動き始めてみて、それを実感しています。
　昨日は水の小径北端の特に見苦しかった所を一気に掃除しましたので汗まみれになり時間を取られましたが、これから定期的に掃除して行けば、そんな負担も無くなるかと。
　ただ、長らく放置されてた側溝の掃除は一部が完了しただけで先は長そうです。

公園を取り巻く状況-06

　掃除をしてる時に声を掛けて下さったのはある町内の町内会長さん。
　水の小径は幾つかの町内にまたがっていまして。
　随分感謝して下さったのですが更に名古屋市公園愛護会の話を持ち掛けて下さいました。
　他の方から少し聞いてはいたのですが面倒かなと思っていたのです。
　ですが買い揃えた道具は消耗品、特にバッテリーは何年も持たない様で、愛護会を立ち上げ報奨金を貰えればその費用に充てられますし、勝手に再生を試み始めている花壇の作業を堂々と出来るだけでなく花を購入する費用にも。
　公園愛護会、その条件は、月一回以上の清掃又は除草。
　ここの所毎日清掃し除草に取り組んでいますので月一回以上に拍子抜けしました。
　もう一つの条件は、公園周辺の五人以上の住民を持って組織されたものであること、なのですが、こちらは町内会長さんが調整して下さるそうで。

　ですが一応ここでも募集させて頂きます。
　掃除はさておき、花壇の手入れに手を貸して下さる方がおられましたら、これから立ち上げる水の小径公園愛護会への参加を。
　報奨金は道具や草花の購入に充てますので全くのボランティアとなりますが、公園を自分の庭だと思って協力して下さる方を募集します。
　公園周辺の住人が条件ですが…。
　自分の場合、家の前ぐらいは綺麗にと思って始めた掃除が、水の小径全体に広がってしまった訳で…。

公園を取り巻く状況-07

　この公園は大きな工事が予定されています。
　水の小径の竣工は昭和五十九年十月、1984年ですから天満緑道の木々は随分大きくなり、近隣に越境している樹木の撤去計画があるのです。
　公園灯が更新されますので、その明かりを遮る樹木も撤去。
　計画では天満緑道の南地区四街区が今年度の工事予定ですので、天満緑道の北端に位置する水の小径は再来年ぐらいになりそうです。
　それなりに大きくなった木の撤去はかなり大変な作業ですが南地区四街区だけで五十本程が対象に。
　散歩道の木陰を楽しみにしておられた方はガッカリされると思いますが、誰も掃除する人のいない街区も有りますし、掃除の負担と言う問題も有りまして…。
　樹木撤去後、大きく空いたスペースには次年度以降樹木を植えるそうですが、天満緑道が整備されたばかりの頃に、樹木の貧弱さを感じた記憶が有りまして。
　適度に伐採し若い木に更新して行くのが理想だとは思うのですが…。

　天満緑道は鍋屋上野浄水場から東山配水場まで水を送る送水管の上に整備された散歩道です。

公園を取り巻く状況-08

　草刈り機が届いてから少しずつ作業して来た六日目の朝、水の小径全体の草刈り作業一回目を手抜きしながらも終了したと思った瞬間、名古屋市から委託を受けた業者が天満緑道全体の草刈りや刈込作業に来てくれました。
　タイミングが良過ぎで驚きましたが業者の社長が声を掛けて下さり少し話を。
　草が刈られていたことを喜んで下さり土木事務所に報告するからと名前を聞かれました。
　それでどうなる訳でもないのですが。
　業者としても年に三回だけの作業では不足だと感じておられ掃除ボランティアの存在は大きいと。



　迷いながら草刈りした所も仕上げてくれ、今後はこの状態を維持して行くことが一つの目標に成ります。


　
　暫くは草刈り作業が減りますので、増えつつ有る落ち葉の掃除に専念しつつ、業者のやり残しを剪定鋏で整えたりしようかと考えています。

公園を取り巻く状況-09

「掃除を始めてから二か月経過しましたが、趣味は公園の掃除と言えるレベルで続けています。
　ホウキとチリトリだけの掃除ではとてもそんな気分に成らなかったでしょうが、ブロワーなどを使っての掃除は綺麗になるのが気持ち良くて楽しいものです。
　始めの内はブロワーが重く感じられたのですが筋肉が付いて来たのか平気になりました。
　適度な運動をすることで体調も良いです。
　今はまだ、落ち葉の量がそれ程でもないので水の小径全域にまで作業範囲を広げてしまいました。
　ブロワー用のバッテリーも六個に増やし、更に南まで掃除することも…。
　先日名古屋市公園愛護会の申請をしたのですが、副会長の要望で町内会のエリアと考えている所まで含めて欲しいと言われまして。
　一応、自分は水の小径エリアを雨の日以外は毎日掃除したいと考えているのですが、余力が有れば我らが公園愛護会の範囲全域、天満緑道の北部三ブロックをやれたらと思い始めています。
　天候の関係も有り落ち葉の量は日によって随分違いますが、風が吹いて落ち葉の多い日でも落ち葉が風で吹き寄せられ作業が楽な日も有りまして。
　掃除を始めた頃は思いもしなかったことに気付くと楽しいものです。

　さて公園愛護会の申請で土木事務所に行ったのですが、公園を取り巻く様々な話を教えて頂きました。
　水道局の土地を借りる形で散歩道の有る公園にしているそうで、民家との境界近くの僅かな土地は水道局から借りていない可能性が有るとか、花壇のルール、草刈りのルールなど面倒なものも有りました。
　それでも、花壇を再生しようと思っている所は公園愛護会として管理するので有れば、野菜など食べられる物を植えない限り問題は無いとのこと。
　愛護会の役員になって下さった方は、種を蒔いて何種類か育てているのでご自身の庭に植えて余った分を下さるとそうで、そんなのを植えて行きたいです。
　取り敢えず緑をと思って挿し木し何本か枯れずに残っているヘデラは別の場所へ移植、町内会からチューリップの球根を頂けるかも知れないので、それと共に植え付けられたらと思っています。

公園を取り巻く状況-10

　土木事務所の話を少し。
　中流遊歩道などの側溝、日々掃除している人が居る所は綺麗なのですが、何年も放置されていた所が有りまして、自力で時間を掛け掃除した所も有るのですが、土だけでなく根が張っている所も有りとても自力では困難、ただ、一旦綺麗になればブロワーで枯れ葉を落とし掃除が簡単になると考えていました。
　蚊のいなくなる冬場にとも考えてはいたのですが、雨水桝の改修工事に来ていた土木事務所の方に相談したところ、やれるから土木事務所に電話して下さいとのこと。
　それで電話を掛け、お願いしたのが十月十一日、愛護会の申請に行った十八日に尋ねたら既に現場を見に行って下っていて、二十日に作業して下さいました。
　思っていたより早く対応して頂けたのが嬉しくて、残っていた土を早速取り除きそれも引き取って貰いました。
　大きな作業は業者に任せるのですが、小規模な工事は土木事務所の職員が対応しているそうです。
　自分が取り組んだら何時間掛かるか分からない作業を二時間程で完了。
　愛護会の申請が通れば住民からの苦情や要望に対応して下さる土木事務所との関係は密になりそうです。