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神沢祐樹-111 [高校生会議2-20]

「夏休みの旅行には私も参加させて貰える事になったけど、オフィス白川の経営状況は大丈夫なの、凄くお金が掛かりそうな社員旅行だけど。」
「はは、ボランティア社員が全員正社員になったからね。」
「二千人だっけ?」
「ああ、ダブルワークの人が多いから月間の労働時間がイベント中心の三十時間という人も含まれるけどね。」
「それでも給料はかなりの額になるのでしょ?」
「なるだろうな。」
「それを祐樹くんの力で?」
「いや、うちの社員は自分達で自分達の給料を確保する事を考えてくれているんだ。
一人一人が生み出す売り上げから、自分の給料や事務職の給料を含めた会社の維持費を計算している。
福祉関係はまだ少し赤字だが、それも含めた会社全体として黒字になりつつ有って初期投資はすぐに回収出来そうなんだ。」
「やっぱりCDの売り上げが大きいのね。」
「ああ、時間が短縮出来たよ、うちの社員達ならLENTOの売り上げ抜きでもいずれ黒字に出来たと思うけどね。」
「社員は自分の給料分以上に稼いでいるという事なのかな?」
「もちろんさ、会社の資金や資産、有形無形色々有るがそれを利用して…、そうだね多い人は自身の給料の百倍の利益を生み出しているのではないかな。」
「そこまで?」
「グッズが売れているのはその企画力が大きいんだ。
一般向けに千円で販売されている商品のデザインをLENTO仕様に変えて二千円で売ってるが、元の商品より売れてるぐらいなんだよ。」
「確かにそうね、私の叔母さんは一早くLENTOのアダルトバージョンに統一して悦に入ってたわ。
グッズと言うよりブランドでしょ。」
「という事なのさ、安っぽく見えてた商品に高級感を加味するだけで大きな売り上げに繋がってる、うちの社員が如何に有能か分かるだろ。」
「もっと給料を上げて欲しいとか言われないの?」
「はは、そもそも、そんな人がボランティア社員になろうと思うかな?」
「そ、そうか…。」
「力のある人でも個人で大きな利益を生み出そうとすると大変なんだ。
でも会社組織として、オフィス白川、LENTO、柿川フレンズと言った存在を利用すれば随分楽になる、その為の会社なんだよ。
もっと稼ぎたいと思う人は起業すれば良いが、足るを知ってる人達なのさ。」
「少し安心したわ、それなら落ち着いて社員旅行を楽しんで良いのね。」
「ああ、もちろんさ。」
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神沢祐樹-112 [高校生会議2-20]

「千恵の旅行日程は?」
「全てお任せにしたら全行程同行させて頂く事になったわ、元から大した予定はなかったし、親は大喜びしてたのよ。」
「家庭では厄介者だったのか…。」
「ち、違うわよ、学べる事が多いだろうからと…、でも食費は浮くのかな。」
「研修のテーマは?」
「秘書の役割なんだけど奥が深いのよね、これまでの研修結果を受けて少し実習をさせて頂く事になってるわ。」
「千恵ならどんな仕事でもこなせそうだね。」
「え、そ、そうかな…、そうだと良いな…。
ねえ、今回は、壮大な社員旅行なんでしょ、どんな感じになるの?」
「うん、まずは、今まで会社の礎を作って下さった方同士の交流だね。
ほとんどの人は、もう一つの所属先や自宅で作業を進めて下さっているから、社員同士が顔を合わせるのはイベントの時とか限られているんだ。
遠方から家族旅行の一環として参加してくれる人もいるからね。」
「ほんとに多額の費用が掛かりそうなのね。」
「半分は仕事だから、費用は旅行関係で稼げると思うよ。
まず、今回の旅行そのものをレギュラー番組だけでなく、特番の形で取り上げて制作する事になってる、千恵は油断した表情を映されない様に気を付けなよ。」
「き、気を付けるわ。」
「それから、ホールが押さえて有って、社員を観客にしたライブを開く。
観客はエキストラでも有って、全員同じ衣装を身にまとって貰いDVDの映像に使う。
ライブ映像を観客の都合ではなくカメラの都合で撮影出来るのがメリットで、映像の一部はCMでも使う事になっているんだ。
俺達は、今までの感謝の気持ちを込めて歌わせて貰うけどね。」
「社員サービスでも有るのね。」
「ああ、俺達がライブで歌う機会は多くないだろ。
もう一本同じ会場で一般向けのライブを行うけど、チケットが発売後即完売したのは希少価値有っての事なんだ。」
「完全にお仕事なのね…。」
「でも社員には交代で観光して貰うよ。」
「グッズの販売とかもするの?」
「もちろんさ、チケットを手に入れる事が出来なかった人にも喜んで貰えそうなミニイベントを、現地の放送局絡みで企画してるしね。」
「グッズの販売は社員が?」
「うん、自分で企画したグッズがイベント会場でどの様に売れているのかいないのか、自分で確認出来るだろ、今回は柿川とは違う場所での対面販売、それでどんな商品が売れるのか見てみたいのさ。」
「通販でもかなり売れているのでしょ?」
「ああ、でも通販と対面販売では売れ筋が違うんだ。
今回の旅行を通して、このエリアに販売拠点を作る事も考えていてね、観光地にグッズのショップを置いて、その周辺で撮影した映像をDVDに入れれば相乗効果をもたらして、地域経済にも僅かながらでも貢献出来るのと思わないか?」
「今の売れ行きだと聖地化する可能性が有るわね。」
「ああ、それを狙って社員達は観光の合間に現地調査とかを計画しているよ。」
「お仕事なんだ。」
「でも普段の仕事とは場所も内容も違うから新鮮なんだってさ、だらだら遊ぶより楽しいかもって。」
「そういう人達なのね…。」
「それと、もう一本、真面目な番組の取材が俺達の工場見学にも同行するんだ。」
「どんな番組?」
「話題の経営者を紹介する、みたいな。」
「固そうな番組なのね。」
「多分な、でも今まで見せて来たのとは違う、別の一面を紹介してくれる事になっているんだ。」
「そうよね、色々な事を完璧にこなしてしまう祐樹くんの姿は…、ふふ、旅行が楽しみだわ。」
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神沢祐樹-113 [高校生会議2-20]

「神沢社長、このリムジンバスは如何ですか?」
「うん、快適だね、このままオフィスとしても機能するのでしょ?」
「はい、三週間に渡る旅行中のベース基地ともなりますし、様々なアクシデントに対応出来る様に整えられています。」
「気になるのは前後を走るバスとの格差なんだけど。」
「気になさらないで下さい、社員は交代で社長との時間を作らせて頂く予定で、長期間のバス旅行をする訳では有りませんし、このバスと比べると見劣りするかも知れませんが普通に快適なバスなのです。
そんな事より、我が社の社員は全員が社長のファンなのですから、今回の社員旅行は我々にとって最高の御褒美で、皆浮かれているのですよ。」
「はは、楽しい旅行になると良いね。」
「はい、では、お飲み物等必要になりましたらお声かけ願います。」
「うん、有難う。」

「このバスって絵美のお父さまが用意して下さったの?」
「ええ、他の方にも使って頂くそうですが、私達が優先です。」
「さて、目的地までは時間が有る訳だが…。」
「はい、社長、まずは本日のスケジュール確認をさせて頂いて宜しいでしょうか。」
「そうだな、千恵、変更は有る?」
「今の所は有りません、予定より少し早いぐらいです。
昼食会は現在同行している社員と共に、その後はうちの社員達と別れ、工場見学となっております。
見学後、工場長の案内で観光名所を少し回ります、こちらにも撮影が入りますが、長引かせない様にするとの事です。
後は夜のパーティーまで休息して頂きます。」
「パーティーと言う名の宴会、みんな芸を仕込んで来てくれたかな。」
「あっ、隠し芸だからと教えて貰えませんでした。」
「うふ、祐樹さま、楽しみですね。」
「ああ、面白いのが出たら番組で紹介する事になってるからな、でも、期待して良いのかどうか…。」
「社長、面白いのが有ったら柿川フレンズにスカウトですか?」
「その判断は社員達がするだろう。」
「社訓の一つが良く働き良く遊べですから、遊びの延長で面白いのが出て来そうな気がします。」
「でも内輪受けの宴会芸レベルだと多くの人に受け入れては貰えないからね。」
「テレビに出ている芸人でも、何が面白いのかよく分からない人は結構いますよ、テレビ局が何度も流す事によって売れてるかの様な錯覚をおこし、支持する人がいるのでしょうが…、結局本当のプロと呼べる芸人は少ないのかも知れません。」
「うん、自分達が出演する様になってからテレビを見る回数は増えたが、確かに千恵の言う事は分かるよ、彼等が楽しませる対象としてるのは俺達では無いのだろうな。」
「私が偶然見た番組では、人の頭を叩いて笑ってたり、人を騙して笑っていたりしていました。
祐樹さまは面白いと思わないと言って下さいましたが、千恵も同じ感覚なのですか?」
「ええ、それでも需要が有るのですね。」
「人それぞれだからな、柿川フレンズでは下品なネタは禁止にして貰ってるが…。
まあ、今日は真面目な隠し芸に期待かな。
それより、別の意味で面白そうなのは、工場見学なんだけど。」
「興味深いという事ですね。」
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神沢祐樹-114 [高校生会議2-20]

「千恵は工場見学に対してどう向き合う?」
「えっ、どうと言われましても、製造風景を見学させて頂いて…。」
「絵美、秘書としてはこの程度の理解で良いのかな。」
「どうでしょうか、私達とは立場が違いますので。」
「あ~ん、仲間外れにしないで~。」
「はは、では仲間になって貰うために、少し解説して上げよう。」
「お願いします。」
「漠然と工場見学をしても多分疲れるだけだと思うんだ、社交辞令ばかりでね。
そこで、自分達はテーマを幾つか用意してみたんだ。」
「千恵、例えばね、機械化が進む事によって雇用の場が減少し過ぎないかというバランスの問題が有りますでしょ。
それから、工場の労働環境が労働者にとって負荷の大きいものになっていないか。
労働者が満足してるかどうか。
工場が周辺の環境に与える影響。
でも、原料の入荷、製品の製造過程、出荷、その全てが効率良くなされているのかどうかも気になりませんか。
訪問先はまだ遥香システムに慣れてないみたいなので、私達なりに改善点を探り提案させて頂こうとも考えているのです。」
「あっ、御免なさい、適当に済ませて白川社長に喜んで貰うだけの訪問かと思っていました。」
「はは、そんなの面白くないだろ、簡単ではないけど、自分達の目で見て改善出来る事に気付けたら楽しいと思わないか?」
「で、でも…、そのスタンスで今後のスケジュールをこなしたら、お二人が息を抜ける時間、とても少なくなってしまうと思うのですが。」
「そうかな、社員達との食事会ほど、気を遣わなくて良いだろ。」
「う~ん、良く分かりません…。」
「工場見学は所詮、他社のイベントだから気楽に楽しめば良いが、社員とのイベントはこれから会社を強く出来るかどうかが掛かっているからね。」
「う~ん、私は何を準備しておけば良かったのでしょうか?」
「よその秘書は分からないが、うちの秘書達は情報収集と整理をしてくれている。
会社によっては別に部署を設けているのかも知れないけどね。
但し、千恵に気を付けて欲しいのは役割分担をしているという事を理解し、自分でやり過ぎない事だな。
今回の工場見学担当は、先方から基本的な情報を受け取って簡単に整理してくれた。
俺達がもっと細かい情報を要求すれば、その様に動いてくれるだろうし、なければ自分なりに確認するだろうね。
見学の時は一緒に行動してくれるから、アドバイスを貰うと良いよ。」
「分かりました、スケジュール毎に担当がいましたね、あ~、少し緊張感が足りてなかったです、私。」
「はは、千恵が緊張してるとこっちがくつろげないから、今回はリラックスして先輩方の行動を見ていれば良いんだよ。」
「は、はい。」

「社長、高見さんからお電話が入っておりますが宜しいでしょうか?」
「あっ、もうそんな時間なんだね、お願いします。」
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神沢祐樹-115 [高校生会議2-20]

「絵美、高見さんは打ち合わせ通りに改革案を公表したよ。
その結果、予想通りの反発が有って、予定通りに説得、という流れになってるそうだから、今週中には課長連中の意思が見えて来るだろうね。」
「それは、楽しみです。
千恵、高見さんと言うのはお父さまの会社から引き抜かせて頂いた方なのですが、うちでの研修と並行して、元の職場の改革をお願いしてる方なのですよ。
祐樹さまは、そこに部長研修という形で係わっているのです。」
「そんな事まで…、神沢社長、どうやったらそんなに色々こなせるですか?」
「簡単だよ、任せられる人に任せる、それだけさ、高見さんと打ち合わせをした後はお任せして有るんだ、まだ微妙な時期だから定期的に報告を入れて頂く様にお願いしてある、自分が責任者でも有るしね、旅行中だから電話連絡とメールを併用して貰ってるよ。」
「そうか…、こうしている間も部下達は働いているという事なのですね。」
「ああ、柿川でのイベントも有るからね、だから社員旅行には交代で参加して貰ってるのさ。」
「では、その高見さんも後から?」
「うん、入社したばかりだからと遠慮されたが、歓迎会を兼ねるという事で来週あたりに家族揃って合流して下さるよ。」
「私は研修を始めてから会社って大変だと思っていましたが、神沢社長にはすごく余裕を感じます、どうしてなのでしょう?」
「ふふ、千恵、祐樹さまは器の大きな方なのですよ。
世の中に天才と呼ばれる方は何人もいますが、祐樹さまはその才能を経営の分野を中心に活かしているのです。」
「違う分野に集中していたら、また違った形で才能を見せて下さったという事ですか。」
「ええ、たぶん、でも囲碁や将棋は長時間座って無くてはいけないとか、他の分野には色々難癖を付けられるのです。」
「えっと…、政治家という道は考えられなかったのですか?」
「はは、何か魅力に乏しい人ばかりだと思っていたら、みどりの風が頑張ってくれた、お任せしておけば大丈夫だろ。
俺は沢山税金を納められる様に頑張るよ。」
「そうですか…。」
「千恵、そろそろお友達モードに戻っても良いのでは有りませんか。」
「あっ、そうね、でも社員モードも悪く無いわ。
う~ん、法の下に平等と言っても人間平等では無いでしょ。
尊敬出来る人の下で働くという意味を考えてるのよ。
軽蔑したくなる上司の下で働いていたら辛いだろうとか、戦国時代の武将は主君の為には命さえってスタンスだったけど、本当に納得してたのだろうか、とか色々ね。」
「そうですか、我が社の社員達は祐樹さまの事を時に王子様の様に扱われる、でも…、ヒーローの登場にワクワクしてるみたいです。」
「それは…、社員だけでは無いと思うわ、柿川のヒーローから日本のヒーローになって欲しいと思うもの、どんな分野でも、若くして成功を収めた人は憧れの的になるでしょ。」
「はは、ヒーローね…、ボタン一つでの変身は出来そうに無いな。」
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神沢祐樹-116 [高校生会議2-20]

「昼食会を始めるにあたり、神沢社長から一言頂くところですが、歌を聴かせて頂けたらという声が多く出まして、社長ご夫妻(仮)に相談しましたところ快く引き受けて下さいました。
今日のバックはアカペラコーラス集団『樹』から六名のみですが、マイク、スピーカー抜きの演奏となります、本物の生歌を味わって下さい。
曲は、柿川フレンズのテーマソング『勇気を出して』です。
では、どうぞ~。」

「…、す、すごかった、映像でも感動したけど、生は全然違うわね…。」
「スピーカーを通さないホントの生歌…、広過ぎない会場に感謝だな。」
「絵美お嬢さまは何の準備も無く歌い始められたけど、歌が心に滲み込んで来て…。」
「絶対音感をお持ちなのよね、その声に祐樹社長が合わせてハーモニーが広がって、バックコーラスと八人だけとは思えない迫力というか…。」
「お、おい、大丈夫か…、ぼんやりして…。」
「えっ、あっ、私は夢を見てたのかしら…。」
「多分な。」
「でも残念だよな、こんなすごい瞬間を多くの人とは共有出来ない訳だろ。」
「だな、録音や録画映像では限界が有る、それでも出しては行きたいが。」
「LENTOの知名度がもっと上がったら、音響の良い小ホールでPA機器抜きのライブを開いてみたいな。」
「うん…、でも、チケットを幾らにするんだ?」
「席数が限られるから十万でも軽く完売じゃないのか?」
「座席数が少なくても売り上げは充分ということか。」
「どこまで値がつくのかオークション形式で販売してみるのはどうだ?
システムはすでに出来上がったのが岩崎に有る、社長に進言してみようか?」
「ふふ、祐樹社長の事だからチャリティーを絡めて下さるのではないかしら。」
「クリスマスイベントか…、ディナーショーの話も進んでいるがスケジュール的にはどうなんだ?」
「疲れ切った、祐樹さまのお姿なんて見たくないわよ。」
「だよな、撮影と録音もさせて頂いてライブDVD制作を兼ねたり…、ライブビューイングとか、一回のライブを最大限に活かして、回数は控え目にしたいな。」
「そうね、ある程度のライブ活動はして下さるそうですからね。」
「うん、五百席ぐらいのホールなら舞台まで近い、オークションの落札価格が二十万でも驚かないぞ。
ホールを借りる費用も運営の費用も安く済むから効率が良いんじゃないか?」
「百万でも平気で出しそうな人に何人か心当たりが有るが…、運営スタッフになるのも狭き門になる訳だな…。」
「スタッフもお金を払ってとかにしないと揉めるんじゃない?
少なくとも、演奏を聴けるスタッフになるには有料にしないと。」
「良いんじゃないか、オークションによるプレミアムチケット、ライブDVD、ライブビューイング、お金を払って働くスタッフ、話題性抜群だな。」
「売り上げから余裕で一千万ぐらい寄付出来ると思うわね。」
「ああ、ここ三か月ほどテレビに出演しただけで、人気急上昇、でも祐樹社長は冷静に、テレビより、ライブやディナーショーに来て下さる方を大切にしたいと話されていたよな。」
「山下はくじで当たって、この後社長とお茶させて頂くのだろ、その時に相談してみてくれよ。」
「分かった、いや~、くじに当たっても何をお話したら良いのか迷っていたんだ。」
「代わってあげましょうか?」
「ば、馬鹿な事言うなよ、我らが天才高校生社長とお話し出来る貴重な時間なんだぞ。」
「だよな、くれぐれも失礼の無い様に頼むよ。」
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神沢祐樹-117 [高校生会議2-20]

「山下さん、何時もライブの裏方有難う御座います、須田さん、経理事務は少し複雑な事情が有りますが大変では有りませんか?」
「いえ社長、慣れた作業ですし、作業を通してオフィス白川が着実に成長していると実感出来、とても充実しています。」
「須田さんは、ライブの裏側をご覧になられた事、お有りですか?」
「いえ、絵美お嬢さま、私が舞台裏をうろうろしていたら邪魔にしかならないです。」
「そうですか、祐樹さま、山下さんが舞台裏で汗してる姿も、番組で紹介させて頂きたいですね。」
「そうだな…、うん、番組の中で…、山下さんの姿や、須田さんがどんな作業をしているのかも紹介したら、中高生の参考になるだろう。」
「それって、私達も番組に出演するって事ですか?」
「映っても構わなければですが、大人が会社で何をしてるかなんて子どもには良く分からないのですよ。
まあ、大人でも自分とは違う職種には疎いでしょうが。」
「ですね…。」
「でも、社長と絵美お嬢さまの事を、まずは世の中の凡人達に知って頂きたいです。」
「はは、凡人という表現にはクレームが来ますよ。」
「いえ、昼食会の始めに歌って下さって…、お二人は我々凡人とはかけ離れた存在だと、改めて思いました。
自分達はその後、小ホールでのライブパフォーマンスについて盛り上がりまして、どんな話かと申しますと…。」

「…、山下さん、企画としては悪く無いですね、須田さんはどう思いますか?」
「良いと思います、お金持ちから低所得者層の子ども達へと、お金の流れを作る事は社長が当初より考えておられた事、社長のご負担が増えるのは少し心配では有りますが。」
「問題無いですよ。」
「祐樹さま、小ホールなら声量のない私でも大丈夫ですよね。」
「はは、絵美の声量は充分だよ、オペラのアリアだったら大ホールでも大丈夫、でも、色んな曲を披露したいだろ。」
「はい、曲を選ぶのに困ってしまいそうです。」
「バックはアカペラコーラス集団『樹』と…、山下さん、伴奏をお願いするにしてもシンプルにしたいですね。」
「はい、今日の様な演奏が一番だと思います。」
「でも、アカペラは緊張感が増して負担が大きいのでは有りませんか?」
「あっ、社長、すいません、須田さんに言われるまで考えていませんでした。」
「大丈夫だよな、絵美、程よい緊張感の範囲内だろ。」
「はい、歌手としてはまだまだ未熟ですが、皆さんに喜んで頂けたら嬉しいです。」
「正直言ってアカペラとか、シンプルな伴奏だけ、というのは誤魔化しが効かないのですが、初めから誤魔化す気は有りません、それに対する評価を素直に受け入れて参考にさせて頂こうと思います。」
「お二人の歌声はもう充分過ぎる程素敵で…、ふふ、私の評価を受け入れて下さい。」
「有難うございます、これからゆっくり大人の歌をしっかり歌えるLENTOにと考えていますので、今後も応援お願いします。」
「はい、社員を代表してお約束させて頂きます。」
「あらっ、山下さんは社員代表なのですか、私達はくじで当たっただけなのですが…。」
「はは、代表は代表でも、独身且つ彼氏彼女のいない人限定くじで選ばれた代表ですよね。」
「は、はい、社長の仰る通りで…。」
「我が社は社内恋愛推奨ですから、代表として皆さんが真面目なお付き合いの出来る様に刺激を与えて下さいね。」
「は、はい…、でも須田さんには、恥ずかしい所を見せてしまいました。」
「山下さん、気になさらなくて良いですよ、私もお二人とお話し出来てドキドキしてます。
私が高校生の頃は、素敵なボーイソプラノの可愛らしい男の子、ほんとに天使なのかと思っていたのが、どんどん恰好良くなられて、絵美お嬢さまとのお姿を拝見させて頂く時は、何時も映画のワンシーン、いえ目の前で素敵なドラマが進行してるのかの如く…、映画やドラマのお話はないのですか?」
「そうですね、レギュラー番組は今の所ドキュメンタリー形式が中心ですが、先々は演出に変化を付けて行く事を考えています、視聴者の方に飽きられない工夫が必要ですから。
映画やドラマは、撮影の為に拘束時間を長く取られない形を提案して頂いてます。
自分達が本人役で出演するとかですが、実現するにしても先の事でしょうね。」
「お時間の問題が有りますものね、でも、是非実現させてファンを増やして頂けたらと思います。」
「ところで、須田さんは自分が絵美と付き合ってる事をどう思っていますか?」
「私は嬉しいです、大好きな祐樹くんが変な女と付き合うのではなく、私も憧れる様な絵美お嬢さまとなのですから、幸せなそうなカップルは周りを暖かい気持ちにしてくれるものなのですよ。
変な妄想女子に付き合う必要は有りません、美しきカップルとしてファンを増やして下さい。」
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神沢祐樹-118 [高校生会議2-20]

「須田さん、社長を間近で見て、どうだった?」
「も~、今でもドキドキが止まらないわよ、本物の美男美女、オーラが半端なくて緊張を隠すのが大変だったわ。」
「いいなぁ~、でもお話は出来なくても近くで見守らせて頂くチャンスは何度か有るのよね。」
「俺は、隠し芸大会で優勝して握手をして貰うぞ。」
「ふふ、気合いを入れ過ぎているとミスるわよ。」
「皆はこの後どうするの?」
「私達営業メンバーは各自一つ仕事をしてからの観光になるわ。」
「どんな仕事?」
「LENTOのグッズを置いてくれそうなお店にサンプルを見せに行くの、事前にアポは取ってあるからね、そこから柿川フレンズのグッズやCDまで並べて貰えれば嬉しいのだけど。」
「そっか、今日は歌を聴かせて頂いて…、LENTOに関係する仕事なら、とてつもなく手伝いたい気分だけど。」
「私も同じよ、社長は社内恋愛推奨だからと、独身メンバーはカップルで行動する事を勧めて下さったわ、私は大して役に立たないけど誰か連れてってくれないかしら。」
「須田さん、俺とどうだい、LENTOファン同士仲良くしようよ。
俺達は単に売り上げを伸ばすだけでなく、このエリアに注目を集める事も考えているから、その辺りを知って欲しいんだ。」
「お願いします。」
「では、他も適当に分かれて仕事、後で落ち合って町を散策しましょうか。
でも、気が合ってしまったカップルの邪魔はしないわよ。」
「そうだな、隠し芸大会に命を懸けてる人は、その準備を頑張って貰うとして、同じ会社の同僚と言う以前に、LENTOファンと言う共通点が有る、絵美お嬢さまが出会って間もない頃の祐樹社長に掛けた言葉と言えば?」
「お友達になって下さいますか、でしょ、お二人のシーンを思い描いただけでドキドキしてしまうわ。」
「はは、ではみんな友達になってくれるよな。」
「もちろん。」
「もし、荷物持ちをして下さる方がみえたら、持参するサンプルを増やせるのだけど。」
「俺を指名だね、この体格は見掛け倒しじゃないって事を証明して上げるよ。」
「しまった、二十キロのダンベルとかもグッズにしとけば良かったな。」
「はは、二十キロのダンベルなんて、そもそも需要がないだろ。」
「特注で五個ぐらい作って持たせてやるよ。」
「ふふ、スポーツが趣味なのですか?」
「はい、バスケやってます。」
「へ~、実際にバスケやってる人から見て、祐樹社長のロングシュートはどうなの?」
「絶対ノーマークに出来ない怖い存在ですよ、部のマネージャーから聞いた成功率は人間離れしています。
ただ、さすがにまだ高一、対戦相手が冷静だったら、簡単にはシュートを打たせなかったでしょうね。」
「祐樹社長の感想は、相手が怖かった、でしたが…。」
「怖いと思いますよ、優勝候補が格下に負けそうになって必死でしたから。」
「そうよね、まだまだ私達が守って差し上げねばいけませんわ。」
「ああ、でも、何なんだろうな、変な意味で無く、ただ単純に好きなんだよな社長の事が。」
「分かるわ、小学生の頃から見て来たからかしら、本当に特別な存在なのよ。」
「ふふ、続きは後にしないと、きりが無いわよ。」
「だな、ファンクラブの会合は夜までお預けにしよう。」
「はは、最強のファンクラブだよな、須田さんなんて完全に転職なんだろ。」
「ええ、迷わず決めました、何と言っても…。」
「はい、そこまでだ、いい加減にしないと祐樹社長をお見送りするタイミング、外すだろ、忘れてないだろうな。」
「あっ、まずい、時間は?」
「まだ間に合う、まずお見送りしてから仕事の準備だ。」
「あ~、カメラカメラ…。」

「間に合ったな。」
「間に合ったね。」
「俺達、優秀な社員だよな。」
「ええ、実績上げてるわよね。」
「社長も褒めて下さったぐらいだぞ。」
「お前、息を切らしてないか?」
「お前こそ。」
「あっ、出て来られた。」

「せーの。」
「社長~、いってらっしゃ~い!」
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神沢祐樹-119 [高校生会議2-20]

「祐樹さま、社員の皆さん、元気そうでしたね。」
「ああ、これから、仕事や観光に…、忙しいのかな?」
「普段顔を合わせる事のない方々が一緒になって楽しそうにして下さっているのは、本当に嬉しいです。」
「社員達は皆さん祐樹くんのファンなのよね、こんな形が組織の理想形なのかしら。」
「千恵、残念ながら理想形ではないんだ。」
「どうして?」
「それだと、リーダーがいなくなったら組織が崩壊するだろ。」
「う~ん、そうか…。」
「組織は一人のリーダーが居なくなっても正常に続いて行かないとだめなんだよ。」
「じゃあ、祐樹くんは自身が会社から抜ける事も想定してるの?」
「ああ、例えば自分は飾り物になって、実質的な社長を高見さんにお願いするという形も有だと思っている。」
「でも…。」
「千恵、祐樹さまにはお父さまの後継者という選択肢も考えて頂いているのです。」
「えっ、もうそこまで?」
「会社組織の長を、娘婿が継ぐという考え方に反発される方がみえるかも知れません。
ですが私の夫になる方が素晴らしい人で有るなら、何の問題も無いでは有りませんか。」
「そっか…、力の無い実子が継ぐのとは訳が違うものね。
でも、祐樹くんが掛け替えのないリーダーという事には違いないでしょ、組織に於けるリーダーの役割は大きいのではないかしら。」
「確かにトップリーダーの力量によって企業運営に差は出るでしょう。
取締役達が一枚岩なのとバラバラなのでは大きな違いが有り、その辺りが社長の力だと思います。」
「自分が掛け替えの ない存在に成れるかどうかはまだ分からないよ、でも、もし成る事が出来たとしても、組織の為には、自分が抜けた状態でも安定する様に気を付けたいと思っているんだ。」
「そっか、ワンマン社長を目指している訳では無いのね…、社長か…。
社長になるには自分で起業したり、社内で出世してというパターン、社外から招かれてとか、世襲的パターンが有ると考えれば良いのかしら…。」
「そうですね、ただ、どの形で有れ社長としての資質が大切だと思います。
起業後短期間で倒産というケースも少なく有りません、また部長や平の取締役と言う立場で大きな実績を上げたからと言って、良い社長に成れるかどうかは別問題では有りませんか?
お父さまは、優秀な社員が優秀な社長に成れるかどうかは微妙だと考えています、それは社長に成る為の教育を充分受けていない人にとっては、難しい一面が有ると考えての事なのです。」
「う~ん、立場の差…、立場の違いという事かしら…。」
「実際、大企業のトップでも、失敗が怖くて決断が遅れ、その結果、業績を大きく落としたという例も有ります。
私はリーダーとしての教育を受けていますが、性格的に大きな企業のトップには合わないと自分でも理解しています。
その点、祐樹さまは、すでに充分な資質を備えています。」
「絵美は俺を信じてくれてるけど、俺が充分な判断力決断力を持てるのか、まだ分からない。
ただ、研修を通してトレーニングはして行きたいと考え、部長研修をさせて頂いてるんだ。
今は、自分がトップリーダーに成る事を一つの選択肢として学んで行く段階、それが自分にとってプラスになると考えてね。
漠然と学ぶのと、トップリーダーを意識して学ぶのとでは大きな違いが出て来ると思わないか?」
「そうね…。」
「お父さまは祐樹さまを、一企業のトップというレベルではなく経済界のリーダーになる器だと考えています。」
「もしかして、オフィス白川というのはそのトレーニングの為という事なの?」
「ええ、将来の日本経済を動かして行く男に対して一億ぐらいの投資は安い物だと。
先日、初めは反対していた人達がようやくその事実に気付き始めたと笑いながら話してくれました。」
「やはり反対する人もいたのね…、祐樹くんの事を知らない人なら当たり前なのかな。」
「あっと言う間に二千人の社員が集まってすぐに売り上げが伸び始めていますから、お父さまは上機嫌なのですよ、今なら何をおねだりしても大丈夫なぐらいに。」
「何かおねだりしたの?」
「ふふ、そのすきを与えてくれないのです、先回りして色々と。」
「あっ、このリムジンバスとかも?」
「ええ。」

「社長、まもなく訪問先の工場に到着しますが宜しいでしょうか。」
「ああ、衣装は工場の制服もどきに着替えて有るから大丈夫だろ。」
「しばらく難しいお話をされていましたが、笑顔は大丈夫ですか。」
「はは。」
「もう~、ウインクまではお願いしていませんわ、有難く頂戴しておきますが。」
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神沢祐樹-120 [高校生会議2-20]

「神沢社長、一通り工場内を案内させて頂きましたが如何でしたか?」
「はい、事前に情報は頂いていましたが、実際に製品が作られて行く過程を見させて頂いて楽しかったです。
工場の環境も悪く無いですし、周辺環境への心遣いが嬉しいです。
ところで、遥香システムを通して工場の流れを見させて頂いたのですが、本社サイドとは製造計画などで少しズレが有る様に感じました、実際の所、工場サイドとしては如何ですか?」
「えっ…。」
「現場サイドが製造計画を把握出来るタイミングが遅いという事は有りませんか?」
「は、はい…、仰る通り、もう少し時間に余裕が有れば作業効率が良くなり無駄を減らせると思っています。」
「やはりそうでしたか、現在のシステムでは全てが確定してから工場に指示が届く、それは間違った事では無いと思います。
ただ、確定前の情報を本社と工場が共有し、そのデータから予測して事前の準備に入れば、現行のシステムより効率アップ出来ると思うのです。」
「難しいと思いますが…。」
「いえ、製造計画に関するデータから、早目に知りたい項目をピックアップし整理して行くシステムを構築する事はさほど難しい事では有りません。
具体的な項目を指定して頂ければ、それが確定までにどの程度変更される確率が有るのかも含めて分かる様に出来ますよ。
もちろんデータが蓄積されて行けば予測精度は上がって行きます。」
「しかし、それが我が社で研修中という神沢社長のお力で可能なのですか?」
「ええ、本社の担当は知り合いですし、白川社長には話が通して有ります。」
「私は、立場が弱くて、本社の指示に従うだけなのですが…。」
「遥香システムを活用して行きましょう、工場長の意見が正しければ、本社サイドの変なプライドだって簡単に崩せますよ、まだ遥香システムに慣れてない方が多いですが、使いこなせる様になれば色々変わって行きます。」
「そこまでのシステムなのですか?」
「はは、まずは講習担当を強化しつつ色々改善して行きましょう、自分達もフォローさせて頂きます。」
「神沢社長はかなりの権限をお持ちで?」
「そうですね、皆さんが導入間もない遥香システムに対して戸惑ってみえる、そのどさくさに紛れてですが…、工場長が認めて下されば工場システム全体の見直しも指示させて頂きます。」
「それは…、本社サイドで計画的に進めていると聞いていましたが。」
「ええ、ですが今の体制では時間が掛かり過ぎます、効率アップの為、この工場をモデルケースとする案を白川社長に承認して頂こうと思います。
ただ、短期間で体制が確立出来るかどうかは社員次第なのですが。」
「分かります、遥香システム導入に対して、ワクワクしながら取り組んでいる社員と、面倒臭そうに研修を受けてる者とに別れ、社員の資質が驚くほどはっきり見えましたので。」
「では、具体的な話は本社の担当と遥香システム管理の担当に話を通しますが、工場からも一人担当者を出して頂けますか。
しばらくは自分達も進行状況を見守らせて頂きます、必要が有れば我が社の社員にも手伝って貰います。」
「しかし、芸能関係がメインの会社なのでは?」
「はは、うちの社員を甘く見ないで下さい、全員遥香システムを使いこなしていますし、システム開発と掛け持ちの社員もいるのです。
自分が短期間で使える様になったのは彼等のお陰なんです。
今、遥香システム管理関連は人材が不足気味ですので、研修関係をオフィス白川でフォローさせて頂く方向で動いているのですよ。」
「あっ、柿川市は岩崎の拠点という事で…。」
「ええ、ですから教育体制が充実していまして、高校生でも複雑なシステムを構築出来ます。
研修活動の一部は高校生社員実習の一環と考えています、我が社で社員実習をしたいという生徒が多いので、彼等に先生役をやって貰おうと計画を進めているのです。」
「うちの社員より使えているという事ですか…。」
「はい、ここと同時期に研修を始めた人でもかなりの応用まで理解しています。」
「研修時間に差があるのですね。」
「いえ、研修として用意された時間に大差は有りませんが、遥香システムで何が可能なのか、情報交換しながら、ゲームの謎を解き明かす感覚で取り組んでいる人が多いのです。
教え方も研究しているのですよ。」
「偏差値の高い高校とは聞いていましたが、そこまでとは…。
あっ、番組で紹介されていましたね、高校では学習や部活の場でも遥香システムを活用されていると、深く考えもせずに見ていましたが、今考えるとかなり複雑なシステムを高校生が組んでいたのですね。
そんな高校で、神沢社長は学年トップ、高校生と言ってもレベルが違うという事ですか…。
だから、白川社長は…、しかし恰好良くて歌が上手いだけでなく頭も良いなんて、そんな人がいるとは思っていませんでした。」
「そうですか? 自分の周りには結構いますよ。」
「う~ん…。」
「あっ、絵美の着替えが済んだ様です、システム関連の事は近い内に担当から連絡を入れて貰いますのでお願いします。」
「はい、分かりました、では予定の観光スポットまで案内させて頂きます。」
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