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市民政党-02 [ネット社会の]

「政党を立ち上げる上で大きな問題はリーダーだな。」
「でしょうね、魅力的なリーダーが居れば政党なんて簡単に出来そうな気がするわ。」
「居ればな、国政政党を意識したらリーダーは総理大臣候補でも有る。」
「でも、有能なリーダーは簡単には見つかりそうに無いからここで挫折ね。」
「いや待て、政治団体を立ち上げる時点では必ずしもトップリーダーは必要でなく、党が大きくなる過程で現れてくれたら良いだろ。
 既存の政党と一線を画するのならば推薦され立ち上がってくれる人が出て来ると思うんだ。」
「まともな人が見つかるかしら。」
「まずは組織の幹部を充実させることが出来るかどうか…。」
「その前に人が集まらないとダメね。」
「う~ん、最初は一人…、そうだな、政党を作ろうというサイトをネット上に展開したらどうだ。」
「どんな風に?」
「最初は遊び感覚で良いから、党を立ち上げようと思った人が登録し、政治に対する意見などを発表。
 それに賛同する人達が党員登録して議論し政策などを考える。
 そんなバーチャル政党が幾つか出来たら、党同士が合併を模索する。
 政治団体として大きくならないと発言力は得られないから、互いに妥協点を探ったり、全ての項目で一致出来なくても一つの党になって構わないと思う。
 政教分離という事で宗教活動は一切禁止、意見の合わない党に対しての誹謗中傷などは勿論厳禁。」
「議論が深まり大きな組織になって行くのか疑問。」
「並行して同じサイト上に専門家会議と言うのはどうだ、マスコミに登場する人だけが専門家ではないし、目立ちたがり屋の専門家や専門家モドキの発言に対して反論の有る専門家もいるだろう。
 今だったらコロナ対策、経済対策についてまともな専門家の意見を聞きたいところだ、適当にいい加減な発言をしている人が少なくないからね。」
「その専門家会議と政党の関係は?」
「専門家でも意見は分かれる、より多くの支持を得られた専門家会議が必ずしも正しいとは限らないが、バーチャル政党は支持する専門家会議を指定して行く、最終判断を下すのが政治家の役割でも有るのだから一つの専門家会議に絞る必要はない。
 バーチャル政党を中心に専門家会議が充実して行けば面白くなる。
 勿論多くの異なる意見が飛び交うだろうが、党員投票システムは難しくない、投票によって党の方向性を決めて行く事も可能だ。
 その過程でリーダーが現れ、そのリーダーを支える専門家会議が充実して行けば、既存の政党とは一線を画した市民政党が出来上がって行きそうだろ。」
「それに近い話しは夢物語で書いてなかった?」
「支持政党の無い人が多い今なら、リアルでも可能な気がするんだ、ただ…。」
「ただ?」
「私にはそんなサイトを立ち上げるだけの能力がない。」
「でしょうね。」
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