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市民政党-01 [ネット社会の]

「なあ亜紀、新たな政党を立ち上げるとしてだな。」
「あら、それは絶望して諦めたのではなかったの?」
「無理だとは思っているが、まともな政党をリアルで立ち上げるには何が必要なのか考えてみたくなってね。」
「お金でしょ。」
「そうだな…、やはり資金が千円では無理か。」
「千円? それでまともな政党を立ち上げる事が出来たら…、あっ、でも本当に千円では駄目なのか、という視点で考える事も必要なのよね。
 え~っと…、自分の労働を無給として、千円を使って賛同者を見つければ可能性はゼロではないのかな。」
「そうだな、賛同者を見つけ増やすことが出来れば、まあ千円では厳しいだろうが、それが第一歩にはなる。」
「でも賛同者を得られる様な政策とかビジョンは示せるの?」
「私には無理だ、夢物語は思い浮かんでもリアルではな。
 だが、多くの人が賛同してくれそうな政党像を研究してみたいと思ってね。」
「研究ね…、また、適当なお話しをでっちあげれば良いんじゃないの?」
「いや、お話しの世界だと素敵な人ばかりが登場してリアリティに欠ける、今回は少しリアルに掘り下げてみようかと。」
「リアルね、それでどんな政党を思い浮かべているの?」
「中道で自民党みたいな形だな。」
「中道は解るけど自民党は微妙でしょ。」
「組織としては大きくて長く続く組織に在りがちな欠点を抱えているから、そろそろそれに代わる政党が必要だと考えているが、まあ、妥協して一つの組織を形成している事は悪く無いと思うんだ。」
「妥協ね…。」
「自民党の国会議員と言っても全員が同じ考えでまとまっている訳ではないだろ、でも政治の場面で力を発揮するには個々が妥協して一つになる必要が有る、党利党略私利私欲で迷走し続けている、今の野党よりはマシだな。
 イデオロギーの違いとかで分裂したりしながら、根本的に考え方の違う政党と協力して打倒安倍内閣なんて叫んでいるが、安倍内閣を倒せたとしても、まともな政治が出来るとは思えない。
 正直、自民党の国会議員をまともな人ばかりに出来たら新党を立ち上げる必要はないのだが、それはそれで難しそうだろ。」
「情けない大臣がいたり、公職選挙法を理解していない議員が当選したりとかでしょ。」
「情けない議員を大臣にするシステムが自民党の大きな問題点だと思うが、それに関係する派閥は大きい組織にとってやむを得ない存在だとは思う。
 ただ、私利私欲によって形成されるのではなく問題毎に柔軟に形成されたらマシになるのかもと考えていてね。」
「例えば?」
「憲法を自衛隊の存在を認めつつ平和を前面に押し出したものに改正するべきだと考える派閥と憲法改正反対という派閥が党内に有って良い。
 そこで議論を深め感情論では無く論理的に答えを導き出す。」
「改憲派だったよね。」
「ああ、中学生が読んで納得出来る文言にすべきだ、素直に読んで今の実情に合う平和憲法にね。
 それから…、問題によって違った派閥が出来ても良い。
 天皇制の在り方で意見が分かれるのなら、天皇制反対、女性天皇を認める、現行通りとかね。
 問題毎にグループを形成、考えの異なるグループと意見のすり合わせをし、最終的には多数決で党の方向性を定めて行くのが正しい道筋だと思う。
 誰かの派閥に属してるからその人の意見に賛成というのでは国民の代表として情けないと思わないか?」
「それ以前に、逮捕されそうな人がいたり、不祥事を起こす人がなくらないと言う現状に対して、情けないと思うのだけど。」
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