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新学期-383 [花鈴-39]

「姫、谷川さんはどうだった?」
「中一だけど考えてることは大人、大賢者とは大違いでね。
 今度ピーマンの会が菜園に集まる時、紹介するけど、私達の仲間に成りたいと話してたから、絵梨もよろしく。」
「何か手伝って貰うとか?」
「ええ、私達のYouTubeチャンネルをかなり見てくれてたから話しが早かったの。
 まずは株式会社花鈴を第三者の目で見て貰うことから。」
「そっか、今までとは違った視点が出来るんだ。
 谷川さんに説明して行く過程で見えてくるものが有ると良いわね。」
「うん、何を見つけてくれるか全く分からないけど…、まあ、目新しいことが何も見えなかったら、それはそれで、私達の活動が間違って無かったことになるでしょ。
 彼には近い将来YouTubeチャンネルを立ち上げて貰うから、その辺りのサポートは絵梨にも手伝って欲しいかな。」
「そうね大人達に説明して貰ってから、質問に応えるとかで良いよね?
 歳が近い方が感覚的に伝え易いことも有るわ。
 大人からの話だけで問題なければ、姫にはそんな報告をすれば良いのでしょ?」
「うん、そんな感じでお願い、小学生社員として新人中学生社員の面倒を涼子さんと、って感じで。」
「中学生社員担当の涼子さんか…。
 谷川さんも好きになるのだろうな。」
「大人にも子どもにもモテまくりだものね、でもそれは絵梨もでしょ?」
「私は彼女程ではないし、子どもとして可愛がられているだけだから、涼子さんとは違う思う。」
「でもさ、中学一年生が恋愛対象とて絵梨を意識する可能性はどう?」
「ないない、歳の近い男の子達はお子ちゃま過ぎて…、保育園の保母さんが良いのよ。」
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