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三学期-355 [花鈴-36]

「その想いは皆さんに届くと思いますよ。」
「ですかね、生意気な小学生として、これからSNSなどで叩かれる覚悟は出来ていますが気持ちの良い物ものでは有りません。」
「…、それは何とも言えませんが…。」
「確実に出て来ると思われるのですが、極端な発言で無い限り、それを規制する法が充分では無いのが現状です。
 今頃、私に対する誹謗中傷をでっち上げている人達がいるかもですね。」
「事実無根のことでしたら問題ないのでは?」
「事実無根のことを信じてしまう人達が存在するのです。
 総理大臣経験者でも何の裏付けも取らずに発信してしまう。
 そんな人を総理大臣にしてしまったと、父は嘆いていました。」
「…。」
「国会議員が金銭面で不正を行うのが当たり前に思えてしまう状況下で、私達はどうしたら良いのでしょう?」
「はい、確かに現状では…。」
「既存の野党は様々なしがらみに囚われているのか、与党の上げ足取りに懸命なだけで、まともな行政が出来るのか怪しく、結局はお役人の力に期待するしか無いのかも知れません。
 私のお爺さまは世界に誇れるものが少なからず有った日本が情けない国に成りつつ有り悲しいと話していました。」
「えっと…、姫さまからその様なお話を頂けるとは思っていませんでしたので…。」
「えっ?
 社会問題の話とかもして下さいと言われていたのですけど。」

 勿論、テレビ局側の思惑を理解した上での発言だ、生放送のタイミングを確認した上での。
 生意気な小学生と言うレッテルを私に張り付けると言う意図も有る。
 ここからどうなって行くのかは神のみぞ知る所なのだが。
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