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三学期-315 [花鈴-32]

「私はただ英語を使う環境にいただけで、みんなみたいに特別な才能が有る訳では無いのだけど…。」
「Lily、そんなの気にしなくて良いよ、日本では二か国語を話せるだけで特別な存在だからな。」
「そうよ、Lilyがいたからこそ、学校の皆が英語学習に前のめりになってる事は間違いないもの。
 ピーマンの会関連の動画に対して英語でのコメントも貰えてるのもLilyがいるからでしょ。」
「う~ん…、何か私の事を過大評価してる人がいそうで…。」
「ふふ、過大評価何て言葉を使う小学五年生は多くないわ。
 算数は苦手でも、国語の力は伸びているでしょ、それだけでも凄いことだと思うの。
 今の才能を伸ばして行けば立派な大人に成れるのだから自信を持って。」
「立派な大人か、たまに情けない大人に出くわすからな。」
「大賢者もか、僕もだよ。」
「薫が経験したのは、どんな大人なの?」
「僕の才能を利用して金儲けを企む大人かな。
 そんな人達はうちの両親も好きでは無いから断るのだけど、しつこい人もいてね。」
「だから、ご両親はここへの移住を考えたのかしら?」
「それは有るかも、株式会社花鈴の所属にして貰ったから、もう大丈夫だと思うのだけど。」
「えっ?
 所属って、どんな感じで?」
「自分の活動に関するお金のことを中心に曲の権利に関することとかね。
 大賢者は株式会社花鈴の業務内容について聞いてないのか?」
「ああ、勿論聞いて無い、そう言った事に関しては普通の小学五年生なんだ。」
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