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正月-277 [花鈴-28]

「本を出す話からイベントの話が出て来たのだけど、姫としてはそれぞれ何時頃までにとか目標は有るの?」
「その辺りの目標設定はもう少し動き始めてからになるかな。
 まだ、誰がどの程度動き、その結果どう進展して行くのか分からないでしょ。
 イベントの話がなかなか進まなかったとしても、その状況を本に入れることは可能なのだから問題は無いと思うわ。」
「イベントは本のネタとしてだけでは終わらせたくないな。
 俺達にとってビッグなことだろ、それを成功に導いた一員となれたら、一生忘れない思い出として残ると思うんだ。
 姫のおかげで充実した学生生活を送れているけど、更に、と欲が出て来てさ。
 高校生の頃は何となく大企業への就職をイメージしてたけど、今は面白い仕事、やりがいの有る仕事をしたいと思う様になったんだ。」
「そうね、大企業に就職したら大切にされ過ぎ、やりがいの有る仕事が出来なくて退職なんてパターンが有るみたいだもの。
 私も金銭的に豊かな生活だけを目標にした就職活動だけはしたくないと思い始めてるの。」
「姫、株式会社花鈴の社員募集はどうなっているのです?」
「仕事が増える度に募集して来たけど、今は特に募集して無いかな。
 イベントの話が本格的に進んだら募集再開かしら。」
「そうなりますね、今は余力が有り自分で仕事を作り出してるぐらい、君達も株式会社花鈴に利益をもたらす仕事を創出すれば雇って貰えるのではないかな。」
「先輩は良いですよね、学生社員として大学卒業のうんと前から雇って貰えてて。」
「いいぞ~、やりがいの有る仕事、その過程で学ぶ必要が有れば大学と相談出来る、卒業後も大学は利用させて貰うつもりだがね。」
「姫、学生社員に問題はないのですか?」
「まだ実験的なことだから、それも探ってる段階です。
 ただ、彼の様に大学三年生終了時点で充分な単位を取り終えている人には、その余力を活かして欲しいと思っています。」
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