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二学期-267 [花鈴-27]

「政治家って本当に頭の良い人は選ばない職業なのかもね。
 少なくとも安定志向の人は考え無さそうだわ。」
「ですね、それでも社会の為に役立とうと立候補するのでしょうが。」
「そう言う人は落選しそうだな。
 組織がしっかりしてて利害関係上当選確率の高い人が普通に当選するのでしょ?」
「かもです…。」
「女性議員はその辺りが弱いのかも、夢見がちな理想論では選挙に勝てないと思うわ。
 そもそも、現職議員は様々な方策を練り次の選挙に備えているのですから、新人の女性候補は、それなりのバックがないと当選は難しい、逆に言えばバックアップがしっかりしていれば多少能力に問題が有っても当選出来てしまうのよね。」
「みたいです、公職選挙法を把握せずに当選した人が違法行為を指摘されるケースも有りますから。」
「藤井さん、私達の仲間を国会議員や地方議員にと考えたら、そこまでのプロセスはイメージ出来ますか?」
「う~ん、考えたこと無かったです…。
 でもこの地を本当に変えるので有れば、そこまで考える必要が有るのかも知れません。」
「でもね、国会議員って国の為にと考えるべきで、一地方の為に動くべきでは無いと思うの、選挙に勝つ為には選挙区の為にとなるのでしょうが。」
「そこも…、選挙制度の弱点かも知れませんね、地元への利益誘導を行えば、次の選挙で優位に立てますから。」
「それが国全体にとっても有益なことで有れば全く問題ないです。
 でも、そんな話は無いですよね。」
「それでも姫は仲間と呼べる人に国会議員や地方議員になって欲しいと考えているのですね?」
「ええ、父はここの再開発に関して色々な人達と接して来たそうですが、理解して貰うのに時間が掛かったそうです。
 私達の考えを理解出来ない人には落選して頂かないと。」
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