二学期-254 [花鈴-26]
「で、花鈴姫はどう動くのかな?」
「兎に角頑張って稼ぐのだけど、株主として株主配当は要らないと話して有るの。
社長には、その分を社員の給料や労働環境の向上に充てれば良いとね。
株主は私とお父さんだけだから。」
「えっと、普通の会社は利益を上げて株主に配当を支払うのだっけ?」
「そんな感じ、赤字でも配当を出す企業が有るのだけど、そこには色々事情が有るみたい。」
「株主配当が無いと言うことは株主とって何の利益もないのよね?」
「それでも私は会長としての報酬を頂いてるし、お父さんも取締役だから問題無いの。
額は多く無いけど、それぞれの働きに見合った報酬でね。
我が社の為に少ししか働いてないお父さんの報酬は我が社で一番安いのよ。
大した仕事をしていない取締役が高額報酬を受け取ってる企業も有るのだけど。」
「小さな会社からの報酬なんていらないぐらいに社長としての報酬を得てるからでしょ。
姫も、扶養されてて働く必要は無く。」
「会社を軌道に乗せられたら、中学生になるタイミングでお父さんの扶養家族では無くなる予定なの。
そうなったら、もう就職を意識しての進学なんて考えなくて良くなるのよ。」
「中学生にして立派な社会人ってこと?」
「そんな感じだけど、越えなければならないハードルは多々有るのよ。
まずは会社の売り上げを伸ばす必要が有るでしょ。」
「新しいYouTubeチャンネルは大丈夫よね、既に姫のファンが大勢いるのだから。」
「でもスタッフが多くなりそうで、会社の取り分は控えめになりそうなの。
チャンネル登録者がうんと増えれば良いのだけど。」
「そっか、大学生にも報酬が必要だものね。
まあ、姉妹チャンネルとしてお母さんも協力するって話してたから大丈夫だと思う。
チャンネルの定番として姫の歌声を披露する企画を楽しみにしてると話してたわよ。
姫がドロシーに扮して歌う、Somewhere over the rainbowの撮影はどうだったの?」
「撮影に付き合ってくれたLilyは褒めてくれたけど、ジュディ ガーランドの歌声を知ってる人は残念な気持ちになるかも…。」
「兎に角頑張って稼ぐのだけど、株主として株主配当は要らないと話して有るの。
社長には、その分を社員の給料や労働環境の向上に充てれば良いとね。
株主は私とお父さんだけだから。」
「えっと、普通の会社は利益を上げて株主に配当を支払うのだっけ?」
「そんな感じ、赤字でも配当を出す企業が有るのだけど、そこには色々事情が有るみたい。」
「株主配当が無いと言うことは株主とって何の利益もないのよね?」
「それでも私は会長としての報酬を頂いてるし、お父さんも取締役だから問題無いの。
額は多く無いけど、それぞれの働きに見合った報酬でね。
我が社の為に少ししか働いてないお父さんの報酬は我が社で一番安いのよ。
大した仕事をしていない取締役が高額報酬を受け取ってる企業も有るのだけど。」
「小さな会社からの報酬なんていらないぐらいに社長としての報酬を得てるからでしょ。
姫も、扶養されてて働く必要は無く。」
「会社を軌道に乗せられたら、中学生になるタイミングでお父さんの扶養家族では無くなる予定なの。
そうなったら、もう就職を意識しての進学なんて考えなくて良くなるのよ。」
「中学生にして立派な社会人ってこと?」
「そんな感じだけど、越えなければならないハードルは多々有るのよ。
まずは会社の売り上げを伸ばす必要が有るでしょ。」
「新しいYouTubeチャンネルは大丈夫よね、既に姫のファンが大勢いるのだから。」
「でもスタッフが多くなりそうで、会社の取り分は控えめになりそうなの。
チャンネル登録者がうんと増えれば良いのだけど。」
「そっか、大学生にも報酬が必要だものね。
まあ、姉妹チャンネルとしてお母さんも協力するって話してたから大丈夫だと思う。
チャンネルの定番として姫の歌声を披露する企画を楽しみにしてると話してたわよ。
姫がドロシーに扮して歌う、Somewhere over the rainbowの撮影はどうだったの?」
「撮影に付き合ってくれたLilyは褒めてくれたけど、ジュディ ガーランドの歌声を知ってる人は残念な気持ちになるかも…。」
2023-08-23 00:00
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