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二学期-246 [花鈴-25]

「えっと…、牧野富太郎について教えて下さい。」
『牧野富太郎(1862年5月22日 - 1957年1月18日)は、日本の植物学者です。彼は高知県高岡郡佐川町出身で、位階は従三位です。彼は「日本の植物学の父」と呼ばれ、日本各地に牧野の名前を冠した顕彰施設が存在します。
牧野富太郎は、多数の新種を発見し、命名も行った近代植物分類学の権威であり、その研究成果は50万点もの標本や観察記録、そして『牧野日本植物図鑑』に代表される多数の著作として残っています。彼は旧制小学校中退でありながら理学博士の学位を取得しました。誕生日である4月24日は「植物学の日」に制定されました。』
「Wikipediaからの情報か…。
 お兄ちゃん、小学校中退で理学博士の学位を取得なんて今では無理よね。」
「無理だろうな、そもそも今の小学校を中退するって…、不登校でも卒業出来るからな。」
「そうなんだ、じゃあ、大賢者が学校に全く通わず数学に打ち込んだ場合、学位を取れると思う?」
「ルール上は、学術上価値のある研究を修め論文または著書を公刊した者、学術上または教育上、功績があると認められた者が取れることになってるから、それだけの実績を上げれば良いのだろうけど、大学関係に所属してないと色々難しいかも。
 牧野富太郎は東京大学に出入りしていたんだ。
 誰もが認めるレベルの研究実績を世に知らしめるなんて簡単なことではないだろ?」
「う~ん、大学とは関係なく、優れた能力を示した人に権威の有る称号が与えられるシステムってどうかな?」
「能力的に秀でた人がその活動をよりスムーズにする為の肩書ってことか?」
「うん、学歴以上に重みの有る肩書を力の有る人が取得出来るシステムが存在したらって。」
「まともに運用されれば良いだろうけど、変なお金が動きそうだな。」
「う~ん…、判断基準が曖昧だと…、とは言え明確な判断基準って難しいか…。」
「花鈴が判断する重みの有る肩書を生み出すしかないと思うぞ。」
「出来るかしら?」
「そこは親父の名を利用してだな…。
 今は大きな実績が無くても、能力的に優れていると判断した人に適当な称号を与え注目度を上げる。
 そんな形で注目された人達が成果を上げ続けたら、その称号を持つ意味がどんどん高まって行くだろう。」
「そうね、考えてみる価値は有りそうだわ。
 孫正義育英財団とかを参考にすれば良いのよね?」
「だな、その財団生の人数以上に優秀な子がいると思うんだ。
 まだ、日の目を見ていない、もしかしたら学校に馴染めなくて不登校になってる子達がな。」
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