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二学期-236 [花鈴-24]

「何時の間にって、私にはパソコンと言うツールが有るのよ。
 疑問に思ったことを調べた結果から、行きついた結論を学生さん達に話したら彼らも考え込んでいたけど、凄く間違っていることはないみたいなの。」
「選挙の一票、それによって歪められてる民主主義と言われて花鈴はどう考える?」
「選挙に勝つ為ならってことでしょ、出来もしないことをしっかり調べもしないで党の方針とし、それが国民に受けたから政権を握ったは良いけど、結局、公約を殆ど果たせなかった政党が有ったとか。
 民主主義の理想は国民全員が国家社会の将来を見据えて一票を投じることなのだけど、それだけの判断能力が無い人にも一票が有る人気投票、そこに私利私欲が絡むのだから、選挙を前提とした民主主義には限界が有るのよね。」
「そこまで理解してるのなら、この先どうすれば良いと思う?」
「私達で政権を握り独裁国家にするとか?」
「はは、過激だな。」
「独裁国家は国民に受け入れられて誕生するのだから、その後を間違えないシステムを構築すれば良いのよ、お父さんが総理大臣になったら、もう少しバランスの取れた良い国に成ると思うのだけどな。」
「そんな簡単な話では無いのだぞ。」
「うん、だいたい総理大臣の娘って窮屈そうだし。」
「でも、小さな会社の会長職ならば余裕ってことか?」
「社長がしっかりしてますからね。
 会長はどっしりと構えて…、う~ん、それには体重が少し足りないかも。」
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