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夏休み-215 [花鈴-22]

「登場人物はそれだけですか?」
「夏休みのキャンプを通して、この地の紹介もして行きたいから大学生も少し、でも、登場人物を増やし過ぎるのもどうかと思うの。
 ChatGPTに教えて行く手間が増えてしまうでしょ。」
「一人一人の性格とかプロフィールも決めてChatGPTに教えるのですか?」
「教えて、どうなるのか分からないのだけど、私達が設定したことが、どの程度文章に反映されるのかに興味はない?」
「勿論有ります。」
「でしょ、だからある程度は決めておきたいのだけど、その為に登場人物のモデルで有る私達のことを客観的に見てみるのも面白いと思ってね。」
「自分のことも客観的に見るのですか?」
「ええ。」
「う~ん…、客観的に自分のことを考えると、恥ずかしいことも…。」
「確かに難しいかな。
 でも、これを機に第三者の力を借りて自分を見つめ直す機会を作っても良いよね?」
「姫は、そんな経験をすでにしてるとか?」
「ええ、私の良い所悪い所、それを家族から教えて貰い直せる所は直し、直せない所はそのまま個性として残す。
 そんな作業を誕生日の度にね。」
「欠点を直そうとしなくて良いと?」
「そうよ、完全無欠の人間を目指してたら息苦しくなるでしょ。」
「ですよね、すこしほっとしました。
 それで、お話作りには皆も巻き込むのですよね?」
「勿論よ、事実に基づいた創作みたいな感じにしたいの。
 夏休みのキャンプを通して私達が経験したことをまとめてみたいわ。
 ただ全部を書こうと思うとテーマが多く成り過ぎるから、ひろっちは何が印象的だった?」
「やはり食事を自分達の手で作ったことです。
 初めてのことばかりだったのですが、それだけに新鮮でした。」
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