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夏休み-183 [花鈴-19]

「そう思ってるのは徳沢だけで、花鈴姫は部下の一人ぐらいに思ってるのでしょ?」
「いえいえ、大切な仲間ですよ。」
「例え思っていたとしてもここでは流石に言えないか、まあ今後もしっかり教育してやってな。」
「そう言うお前は単位、大丈夫なのか?」
「何とかなる!」
「発言が酔っ払いぽくなって来てるわよ、花鈴姫、こやつらに酒を飲ませて良かったのですか?」
「大丈夫よ、今夜のテーマは酔っ払いの観察なの。」
「絶対徳沢は姫の僕だってば。」
「はいはい、徳沢さんは私の大切な僕ですよ。」
「俺は姫の僕にすらなれないダメな男だが単位は何とかなる!」
「そう、頑張って下さいね。」
「水野、寝る時間だ、テントに行くぞ。」
「もっと姫と話していたいぞ。」
「明日な、姫、こいつは連れて行きます。」
「お願いします。

 水野さんそんなに飲んでないと思ってたのに何かストレスを抱えているのかしら?」
「単に酒に弱いだけかもですが、実際単位はやばいみたいで自分達と一緒に卒業は難しいかもです。」
「それでも、ここに来てくれたのだから…。」
「現実逃避したかったとかでしょうか?」
「ねえ、絵梨、水野さんがどんな現実から逃避したいのか気にならない?」
「うんうん、失恋かしらね?」
「徳沢さん、どう?」
「彼からそう言った話は聞いたことがないので…。」
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