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近衛予備隊-223 [高校生バトル-65]

「はは、それは頼もしいな。
 えっと…、シェリルだね、君はどんな学習をして来たのかな?」
「はい、親にパソコンのネット環境を整えて貰ってから、詩織さま関連を辿りました。
 遠江王国関連の英語サイトやYouTubeはほとんどチェックしています。
 日本語のページには手が出せていませんが、これからは日本語にも挑戦したいです。
 遠江王家の皆さんは自分達の利益より、関連する社員を始めとした人々の幸福を考えておられます。
 ジョン王子もその一員となられるのですよね。」
「ああ、王子としての功績を上げてからだけどな。」
「功績なんて既に沢山上げておられるでは有りませんか、詩織さまの片腕として地方を盛り立てただけでなく、グッズの売り上げ情報も知ってますよ。
 YouTubeチャンネルも含め、共和国内王国のインフラ整備にどれだけ貢献したのかも。」
「ジョン王子、シェリルはアメリカ留学するつもりだったのですが、遠江王家の活動を知り、国が詩織さまの統治下になる話が出たので近衛予備隊への入隊を決意したのですよ。」
「でも本心はそこにいる図体のでかい人と離れたくないからだと噂されているのですけどね~。」
「あなたたち~!」
「おいおい。」
「ご心配は無用ですよ、シェリルはとても優しくて、何時も私達のことを気に掛けてくれるのです。
 特に近衛予備隊の話が出てからは、一緒に国を支えられる大人になろうって。」
「も~、恥ずかしいじゃない…。」
「さっきは食い意地とか。」
「お嬢様だから食い意地なんて表現は似合いません、単に食べる量が多いだけです。
 シェリルの可愛さに注目が集まり過ぎて、そこのデカぶつが機嫌をそこねていたのですよ。」
「沢山食べるにしては普通にスマートだな、ルーシーはどう思う?」
「絶対に許せません、私なんて体重維持の為、血と汗と涙の生活を送っていると言うのに。」
「う~ん、ルーシーと言えばつまみ食いだと思っていたのだが。」
「それはたまたまジョンに見られただけで、育ち盛りにはおやつが必要なのです。」
「まだ育つつもりなんだ。」
「私もルーシーの様になって男どもを悩殺したいなぁ~。」
「えっ?」
「ジョンは近過ぎて気付いてないかもだけど、ルーシーってスタイルが良くて結構男性に人気なのよ。
 ご本人はジョン一筋だけど。」
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