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近衛予備隊-171 [高校生バトル-60]

「シャルロット、村での職業訓練って職種が限られているよな。」
「ええ、村に必要な人材育成と考えては来たけど、この際プログラマー養成スクールだけでなく、もっと色々な職業訓練の場を用意出来たら良いかもね、社員教育では限界が有るのよ。」
「養成するとしたら、どんな職種が思い浮かぶ?」
「そうね、移住して来て貰ったのは理容師美容師とかでしょ…、電気関係を始めとした技術者にも来て貰ったものの技術レベルが低く、日本人スタッフが作業を教えるのに苦労したと聞いてるわ。」
「技術力に差が有るからな、国の教育水準が低いのは俺達が頑張った所で何ともならない、それでも足りてない技術者を村で育成して行くことは考えるべきだと思う。」
「教育は将来に向けての投資でも有るのよね、予算面の問題をクリア出来れば良いのだけど。」
「高校生バトル関連で職業訓練プログラムは色々有ると聞いてるが、どれも日本語ばかりだとか。」
「英語版を作るか、他で探すか、う~ん、英訳学習してる人の実習として割安に出来ないかしら。」
「それは良いかも、ただ、実際の技術を身に着けるとなると教材だけでは足りない、映像による学習だけでは不充分なことも有るだろ。」
「教師の育成も考えないとダメなのね、まずは教師を養成してくれるレベルの教師が必要か…。
 ねえ、学習能力って遺伝的なものなのか経験によって身に付くものなのか微妙だと思わない?」
「同じ学習機会を得ても、それを活かせる人と活かせない人が居るものな、どちらの要素も関係するとは思うが、俺達に出来るのはより良い経験の場を創り出すことかな、子ども達への教育から職業訓練までを通して見直す必要は有るかも知れないが。」
「直ぐには無理でも、今まで取り組んで来なかった職種に関する訓練プログラムに関する調査と共に進めて行くべきかもね。」
「日本では教育が一つの産業となっているそうだから、そう言う視点からも教育の可能性を探って行きたいものだな。」
「日本と違って親が子の教育にお金を掛けられないから難しくないかしら、将来に対する投資と考える人が少ないだけでなく、そもそも生活に余裕が無くて。」
「そうだな…。」
「どれだけの技術を身に着けるか、学習や訓練にどれだけの時間と費用が掛かるのかがポイントになりそうね、でも技術の習得がそのまま就職に繋がるのであれば先行投資のハードルは低くなるわ。」
「どんな技術者が必要とされているのかを調査し、雇用する側と雇用される側との調整を考える必要が有るな。」
「ええ、でも、まずはプログラマー養成スクールなのよね。」
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