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近衛予備隊-87 [高校生バトル-51]

「ジョン、新兵達はどう?」
「予備隊に憧れて学習に取り組んで来た子達ですから良い雰囲気です。
 英語をもっと話せる様になってプリンセス詩織とも英語で話せる様になりたいと言ってましたよ。」
「そうね、そんな機会も作りたいわね。」
「ただ、型通りの学習をして来ただけですので、これからです。」
「英語はジョンも担当しているのでしょ?」
「日常会話を担当しています。」
「どんな授業なの?」
「今、取り組んでいるのは友達同士、英語で話そうと言う取り組み、まず普段友達同士でどんなおしゃべりをしているのか書き出して貰いました。
 ホントに他愛のない会話ですが、今はそれを英語にする取り組みをしています、ある程度英語に出来たら友達同士、英語での対話が出来ますから。
 暫くはそこから語彙を増やし教官や英語の話せる人には極力英語を使う様にと指導して行く予定です。」
「成程、使える英語なのね。」
「はい、英語の教材では彼らが実際に使うことの無いシチュエーションばかりでしたので。」
「そうよね、笑える話なのだけど、日本の英語教育、昔は随分遅れていてね、聞いた話では、これはペンです、なんて普通使うことない言い回しがテキストに書かれていたそうよ。」
「はは、笑い話ですか?」
「そんなだから長期間英語学習に取り組んでいても英語を話せない人が多いの。
 試験の為、読み書きばかりに力を掛けてたことも有ったのだけどね。
 大学入試に合格する為だけの英語学習だったと言う人が普通にいたみたい、それでも知識として役には立っているのでしょうけど。」
「読む力は子ども向けの本で養っていますがストーリーが面白いそうで皆熱心に読んでいます。
 書くことは教官に英語の手紙を書くと言う取り組み、下手でも間違っていても構わないから、兎に角書いてみなさいと指導しています。」
「ジョンは沢山手紙を貰って大変じゃないの?」
「簡単な返事は返しますが、手紙は担当教官に渡し指導の参考にして貰っていますので、それ程では有りません。」
「パソコンへの取り組みは?」
「もう少し落ち着いてからと考えていますが、少し難しいテストで合格点を取れた子からと考えています。」
「競わせるのね。」
「はい、協力し合い自分を高めながら競い合う、プリンセス詩織の教えを理解して欲しいです。」
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