SSブログ

近衛予備隊-85 [高校生バトル-51]

 大統領を迎えると言う大きなイベントはトラブルもなく無事終了、俺は良いタイミングだと思ったので自分のスケジュールを見直すことにした。
 村長としての仕事は当初考えていたほど時間が掛からなかったからだ。
 まず、スティーブとも毎日顔を合わせるのでは無く、電話やメールで済ませる日を作ることにすると言った話しを含めエミリーに相談したところ、プリンセスとの学習時間や昼食会の予定を早めに教えて貰えることになった。
 予定が変更になる可能性は有るとのことだが問題はないと思う。
 或る程度考えをまとめてから、今後のスケジュールについてシャルロット達と相談する。

「今後は自分も近衛予備隊の新兵教育に当たろうと思うのだけどどうかな?」
「それだけの余裕は有るわね、良いと思うわ。」
「その前に合併もしくは合併状態にすることの住民投票と予備隊隊員試験でしょ。」
「どちらも、俺の手を離れて進行中だよ、住民投票の結果がどうであれ俺達のすることはあまり変わらないが、新兵教育は教官達との調整や準備を必要とするだろ。」
「そっか、確かに予備隊幹部が村長を始めとする村の大人達とチームを組んで投開票を行う、そこに隣村の村長は必要ないものね。
 その結果がどうであれ私達の部落へは上水道が敷設されるし、今使ってる水もシャワーやトイレ用に簡単な濾過装置を付けるのよね。」
「ああ、上水道はほとんど業者任せになるが、シャワーとトイレ用の水に関しては水圧を上げると言う実験的な側面が有って予備隊と近衛隊の合同チームが検討してくれている。」
「でも、合併に関することが否定されたら今後に影響するのでしょ?」
「そうなったら、うちの部落にだけ予算を回せば良いのさ、部落ごと会社の所有地となってね。
 部落として農地改良実験に協力することで話しがまとまり、もうすぐ着工だけど、その工事に付随して道路の改良工事が始まるのだからな。」
「それを見て他の部落の人達がどう思いどう動くかがポイントになるわね。」
「合併が賛成多数ならまず上水道と電気工事の順番について説明、反対多数なら反対した連中を羨ましがらせれ良いだけのことだよ。」
「深く考える必要は無いってことなの?」
「ああ、俺はそう思うね。」
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。