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近衛予備隊-75 [高校生バトル-50]

 記者会見が終わり、お茶を飲み掛けた所へ、マスコミ対応担当のスタッフから連絡が入り、個別取材を希望するマスコミ関係者が何人か来ているとの事。
 これはプリンセスに言われて想定していたこと、自分では行かずシャルロットとルーシーに任せる。
 彼女達が俺のスケジュール管理担当だからだ。
 彼女達が対応している間に俺はネットのSNSなどを確認、一番知りたい村人達の反応を知ることは出来ないが、プリンセス詩織に対する賛辞に交じって俺に対する意見もそれなりに有り、概ね高評価を得られた事が分かる、プリンセスから証書を手渡された時の近さに嫉妬した人からの暴言も見受けられたが、それも想定内だ。

「ジョン、テレビ局三社と新聞雑誌関係が五社、ジョンに対する取材依頼をして来たのでそれぞれの希望を聞き調整すると答えておいたわ。
 テレビ局の一社が大きく扱いたいと言って来たのだけど嘘ではなさそうだから優先したいかな。」
「ルーシーも同意見?」
「ええ、この辺りも放送エリアになってる大きいとこだから上手く利用したわね。」
「若い女の子相手で見下されたりはしなかったか?」
「そうね、優先したい所は肩書が随分上の人だったのだけど丁寧に話してくれた、逆に肩書的に低い人の中には完全に見下した態度で取材してやるのだから言う通りにしろみたいな感じで話して来てね。」
「成程、それぞれについて調べておく必要が有りそうだな。」
「一応、その場でそれぞれの会社に関するサイトを教えて貰ったのだけど、雑誌関係の二社は無いそうで、まずはどんな雑誌なのか送ってくれる様に頼んだら目が泳いでて怪しかった。
 送って来なかったらパスして良いと思う。」
「分かった、一応調べられたら調べておきたいが外国と比べ情報量が少ないからな。」
「日程調整は上手く行きそうか?」
「テレビ局は現場担当者と調整、新聞社や雑誌社は態度の良かった所から日程を調整をして宮殿で応じると言うことでどうかしら?」
「ああ、それで問題ないよ、暫くは宮殿が俺達の拠点になるからな。」
「何を聞きたいかは事前にメールで送って貰う様に伝えておいたから、それを待ってから準備すれば良いと思う。
 勿論、突然の質問にも答えられるから問題ないと思うけど。」
「基本、正直に答えるだけだものな。」
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