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近衛予備隊-68 [高校生バトル-49]

 翌日、俺は店へ寄り村長に関することをフロアマネージャーに伝えてから宮殿へ。
 マネージャーは、すでに連絡を受けていて応援するしフォローするだけでなく、たまにフロアーチェックをするだけで良いからサブフロアマネージャーの肩書は残すと話してくれた。
 宮殿へ着くとエミリーは診察室へ俺とシャルロットは会議室へ案内されたが、自分達の到着を待っていたかの如くプリンセスを含め七人の人が入って来た。
 まず紹介されたのはスティーブ、村造りの総指揮を担う人で昨日、地図を見せながら村の整備計画を教えてくれた人だ。
 メアリーは予備隊の設立に当たり俺達の村との関りが深いということも有り暫く手伝うとのこと。
 他の四名は各部門のリーダーとしてメアリーと共に来ていたそうだが初対面だった。
 プリンセスは…

「このメンバーにルーシーを加えたメンバーで村の整備計画を見直して貰います。
 ジョンは一か月後に村長への就任式を行い、その時点で予備隊から近衛隊の正式メンバーとします。
 予備隊隊長はそれまでの間に引き継いで貰いますが、第三部隊の指揮官として部隊を掌握して下さい、またサブフロアマネージャーの肩書はそのまま残します。
 フロアマネージャーは広い見識をお持ちの方ですので彼から学ぶことはまだまだ有りますからね。
 シャルロットとルーシーには学習を進めて貰い、指導に当たっているエミリーが認めた段階で近衛隊メンバーへの昇格を検討します。
 ジョンからは何か有りますか?」
「はい、村長に、また近衛隊メンバーにと言うお話は身に余る光栄で感謝の言葉しか有りません。
 有難う御座います、そして宜しくお願いします。
 昨日スティーブから教えて貰ったことを元に考えてみたのですか、村の合併に向け、まずは予備隊に動いて貰おうと思います。
 彼らに理解して貰い村人達に伝えて貰う為です。
 この国で村の合併例をネット上で見つけることは出来ませんでしたので、合併が可能なのかどうかは分かりませんが、実質的な合併状態を作り出す第一歩として住民投票を考えました。
 まず、投票に向けて登録をして貰い、登録した人だけが投票出来る形にしたいと思っています。
 本来なら公的機関が戸籍を管理し住民票を管理するそうですが、この辺りは国から見捨てられた土地ですのでそう言ったものが有りません。
 今後は教会に有る資料を基に村人の戸籍管理と住民管理の体制を、第三部隊の幹部に手伝って貰いながら構築して行きたいと思います。」
「大切なことだものね、まずは合併によってどんな利益がもたらされるのか、第三部隊のメンバーが伝え易い様にする必要が有るわね。」
「はい。」
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