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バトル-410 [高校生バトル-41]

「人の支えとなるリーダーなら大統領とかに頑張って貰いたいものですね。」
「残念ながら、この国のリーダーも日本と同様、求心力は弱いみたいだな。
 人々は英雄的指導者を望んでいるのだろうが、結局利害関係、私利私欲に左右されてしまう。
 詩織は日本の総理大臣がどうして総理大臣に成れたのか理解出来てるか?」
「国民が直接投票で選んでない裏側なんて全く分かりません、ただ、直接投票した所で総理大臣に相応しい人が選ばれるかどうかは怪しいですね。
 日本のリーダーに相応しい人物がいたとしても、その人がリーダーに成れるシステムは作れそうにないのでは有りませんか。」
「そこが悩ましいと言うか、そもそも総理大臣に相応しい人が日本にいるのか、と言ったレベルの議論になってしまう、チーム詩織を率いる詩織に勝る存在は居るのかとね。」
「一国の首相を支えるチームが全く見えないのが問題だと思います。
 チーム詩織の様な存在が総理大臣を支えていたらもう少し支持率が高くなったのではないでしょうか。」
「ああ、見えてこないだけで存在しているとしたら、その能力はかなり低いのだろう。
 なあ、今のペースでチーム詩織が拡大して行ったら国を動かせるぐらいの組織になるのではないか?」
「どうでしょう、今も高校生が英語学習の為に新規加入しているレベルですので。」
「切っ掛けはどうであれ、チームメンバーに成れるだけの力を持っているのだから、加入後に成長する可能性は充分に有るだろ、若く優秀なメンバーを加えられていることもチーム詩織の強みだと思うんだ。」
「組織としては、ほとんどの部分が私の手を離れていることが良いと思っています、各部門のリーダーが私達の考えに沿って動いて下さってると実感出来ていますので。」
「あくまでも詩織の脳だと言うことが徹底されていて、そこが他の組織では真似出来ない所だな、この村も、ある意味詩織の脳によって運営されてるのだろ?」
「そうですね、ここのスタッフにもチーム詩織のメンバーが居るのですが、理想の村を考えて行く中で多くの意見が出て来ても、私達の判断基準を元に整理して行くだけで答えが見えて来るのがチーム詩織の強みだと話してくれました。」
「その判断基準も今までの活動を通して蓄積されて来たものだよな?」
「はい、それは間違いないと思っています。
 ただ、村造りに関しては国民性の違いや価値観の相違が有りますので慎重にと。」
「押し付けはまずいが、村人社員達は詩織の言うことなら抵抗なく受け入れそうな雰囲気だったぞ。」
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