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バトル-342 [高校生バトル-35]

「三郎兄さま、グループ化に伴い部署の整理をすると聞いたのだけど、それは大胆に行うの?」
「多分ね、雅、思い切ったことをしないとグループ化の意味が無いと思わないか?」
「売り上げの大きい部署を他社に渡す場合も出て来るのでしょ。」
「それは有るだろうが、利益をどう運用して行くかはグループ内で調整して行くことになる。
 だから全体で考えたら影響は少ないし、再編で効率を上げることに成功すれば、株式会社SHIORIの拡大を加速させられるからね。
 うちはSHIORIの遠江支社の役割を担うことになる、各支社がやり始めたのは今までうちがして来たことだろ。
 それと海外事業だな。」
「YouTubeやグッズ関連は?」
「各社のYouTube関連をまとめて、独立した会社を設立しSHIORIの子会社とする。
 芸能事務所の役割も持たせ様々な業務を一括すれば効率的、勿論機材の運用効率も上がるだろう。
 グッズ関係も一つにまとめSHIORIの子会社として立ち上げるってどうだ?」
「確かに今まではバラバラに動いていて効率的では無かったものね、でもSHIORIの子会社としてまとめるのはスムーズに行くかしら?」
「賛否は有るだろうが日本国内で全国展開をしてるのはSHIORIだけだろ。
 そこを一番強固にして我々の理念を広げて行くことに力を注ぎたい、その為のグループ化でも有るからな。」
「そんな考えも有って株式会社SHIORIをグループの中核企業にと?」
「うん、でもそれだけでは無い。
 チーム詩織は有る意味、詩織から独立し独り歩きを始めているだろ。
 それでもメンバーは詩織の考えに沿って活動してくれてる、この形を今後も続けて行ける様にと考えているのだが、このまま続けて行くのは詩織にとっても負担だと思うんだ。
 でさ、チーム詩織の判断基準を一旦今の状態で固定化、その判断基準を我々全体の判断基準とするってどう?」
「まあ、今まででも大きく違ってた訳では無いのだから問題は感じないわね。」
「だろ、判断基準の統一化は組織をより強固にすると思うんだ。
 その基準では問題の有る事案が起きたら、チーム詩織全体で検討と言うことになる、で、そんな時に組織分裂とかが起きかねない。
 そうさせない為、我々義兄弟姉妹全員がチーム詩織に参加しても良いと思ってるんだ。」
「お姉さま方もそう考えてみえるのかしら?」
「多分な、詩織の負担を減らしたいと日頃から話してるからね。」
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