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バトル-341 [高校生バトル-35]

「なあ詩織、株式会社SHIORIは傘下の企業を増やしつつ有るだろ、この際我々義兄弟姉妹が関係する企業をまとめてグループ企業としないか?」
「次郎兄さま、それって大輔兄さまの関係もですか?」
「勿論さ、結構大きな会社だが俺達が義兄弟姉妹の契りを結んでから企業改革を進めて来た結果は知ってるだろ。
 改革が一段落付いたと言うことで親父さんが会長に、大輔が社長に就任することになったんだ、それでこの機会にと大輔がね。」
「グループ企業になると資本関係はどうなるのです?」
「互いに株式を持ち合う形にすることは難しくないだろう。
 特に持ち株会社とか子会社にするとかは考えなくて良いのだからね。」
「と言うことはうちの傘下もグループの一員に…、次郎兄さま、そこまでの関係は無くても私達の理念に賛同して協力して下さってる企業も、資本関係無しでグループの一員になって頂くのはどうでしょう?」
「う~ん、企業の姿勢によるかな…、審査基準を設けランクを付けるのはどうだ。
 企業の優良度合や社会貢献の実績を考慮し、ランクが上だと企業イメージが上がる様なランク付け。
 グループの拡大は確実に力となるだろうから、資本関係なくグループ企業を名乗ることは悪くないと思うよ。」
「グループ内での流通などで人を抱え込めれば安定度が増しますものね。」
「それで中心は株式会社SHIORIにしたいと話していてな。」
「中心?」
「グループを代表する企業と言う事でね。」
「何故SHIORIなのです?」
「高校生のピュアな考えを俺達は忘れてはならないと言う、一つのメッセージとしてね。
 だから我々のシンボルには詩織が適任だと考えてる。
 三郎は遠江で成功してるが、それを日本全国に広めているのは詩織の力、海外への影響力も考えたらな。
 チーム詩織は上手く機能しているから、詩織の負担が増えない様にスケジュール管理をして行ける。
 俺達がチーム詩織に参加することも有りだろ。
 色んな意味でベストな選択だと思うんだ。」
「三郎兄さまも賛成して下さっているのですか?」
「詩織に話す前にと考え、皆に一通り相談したが全員賛成してくれたよ。」
「う~ん、ではグループ化に向けての相談はチーム詩織の社長業務担当にお兄さま方を加える形でスタート、それでよろしいですね。」
「ああ、頼むよ、この件に関してはチーム詩織主導で構わない、それだけ信頼してるからな。」
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