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バトル-333 [高校生バトル-34]

「詩織、株式会社SHORIの支社が次々と立ち上がりそれぞれが拡大している様だが組織的な統制とかはどうなんだ?」
「はい、小さく始まった支社も団体や個人が加わり大きくなりつつ有りますが、基本的に各支社は独立した存在と考えています。
 それでも支社間の交流が出来ているのは、高校生バトルの再スタート時に楽々市チームが頑張ってくれたことが大きいです。
 地元の活性化を考えてた人は今までも少なからずいたのですが、どこも自分達の所の事だけを考えていて、他と協力し大きな集団として影響力を持つことまでは考えていませんでした。
 それが楽々市の活動を通して消費地は大都市だけではないと理解され、助け合いながら競い合う、それを初期の楽々市チームは分かり易く示してくれました。
 その結果、同じエリアで別々に活動してしていた人達が連携し始めています。
 地域の活性化を目指すチームだけでなく、社会福祉の向上を目指す団体も独自のバトルを始めているのですが、私達の支社はそう言った活動の要となりつつ有ります。」
「長く活動している団体も参加してくれてるのか?」
「みたいです、高校生が立ち上がったのなら、そのサポートをしたいとか、思いはそれぞれでしょうが、先行して組織化が進み活発に動いてる支部の情報を積極的に流しているのが刺激になっていると思います。」
「そこもバトルの一環なのかな?」
「勿論です、競い合う中で情報交換が行われ、時に助け合っていますのでバトルと言う雰囲気は弱いですが、新しい企画も色々出て来ているのですよ。」
「面白いのも有るの?」
「そうですね、お国自慢動画大会と言う企画は自分達のYouTubeチャンネルをエントリーして貰い活動内容を競い合うもの、内容が良ければチャンネルの視聴数を伸ばす切っ掛けになりますし、視聴者がそこで良いアイデアを見つけたら真似して下さるのも良いと考え、話を進めています。」
「そう言った案は沢山出て来てるのかな?」
「株式会社SHIORIが主催する高校生バトル参加の皆さんから、チーム詩織へ助言を求められることは多いのですが、それを切っ掛けにチーム詩織から新たな案が出て来ることも有りまして。」
「ふむ、スーパーコンピューターとは違うハイスペックな頭脳との評価が高まってる集合体にアクセスするには活動に参加するしかないものな。
 新しい頭脳が地方を結ぶ新たな組織を構築、その辺りのことをもっとアピールしても良いのではないか。」
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