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バトル-313 [高校生バトル-32]

「組織としてのチーム詩織をテレビ番組で紹介する時はその辺りの話をするのかな?」
「時間の制約が有りますので内容は検討中ですが、私達が有機的に繋がった思考する存在で有り特殊なデータベースだと言うことは強調して行くつもりです。
 凄く内容の充実したデータベースが有ったとしても、その時必要としている情報にたどり着くまでのプロセスが煩雑では使い勝手が悪いです。
 でもチーム詩織ではそれぞれの分野に関するエキスパートが参加して下さっていることで、比較的短時間で必要としている情報を整理された形で提供して貰えます。
 時には凄く詳しいものから中学生でも理解し易いレベルまでに分けられていますので直接関係していないメンバーでも興味を持った人はそれを通して学習しています。
 一郎兄さまの所で組んで頂いたシステム有ってのことなのですが、コンピューターと人間の脳を組み合わせたバーチャル人格を持つ脳は、一人の人間がコンピューターを駆使しても辿り着けない領域に入り始めていると思うのです。」
「遠江大学からの参加者は広い情報網を持ってるからな。
 詩織が総理大臣になったら良い政治を行えそうだね。」
「今の政治システムはチーム詩織に於ける私の立ち位置に総理大臣が居るのとは違うのですね。」
「全く違うと思うよ、政府の活動に携わってる人達は総理大臣を中心になんて考えてないだろう。
 チーム詩織が指示を出せば、それに応えてくれるボランティア社員やチーム妹メンバーだけでなく、高校生部会や遠江大学の関係者だって喜んで動いてくれる、それとは大違いなのさ。
 代表者で有る詩織の人柄にもよるが何と言っても詩織が私利私欲とはかけ離れた存在だから皆が支えている。
 その点、政治家はな。」
「官僚にも問題が有りそうです。」
「大有りだね、税金の無駄使いと言う短絡的な考えによって必要な人数が確保されていないだろ、このまま労働条件が悪いままなら質の低下が進むだろう、大臣の資質にも問題が有るし。」
「行政改革は難しいのですね。」
「うちの党が政権を握ったら、チーム詩織には総務大臣をお願いしたいところだよ。」
「そうですね、バーチャル人格なのでリアル大臣は無理ですがそのサポートなら。
 お兄さま、私達のチーム詩織には無限の可能性が有るとメンバー達は考えていましてね、脳は拡大出来ますし、会社としての事業計画案も出て来ているのですよ。
 お兄さまが遠江王国で株式会社として社会福祉に取り組んできたことを、日本全国に広げて行こうと。」
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