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バトル-293 [高校生バトル-30]

「詩織、プレゼンバトルに関する各チームからの経過報告は面白いね。」
「はい、次郎兄さま、皆さんの想いが伝わって来ます。
 それで、三っつのチームは既に合格圏内に到達してると思うのですが如何です?」
「そうだな、第一回プレゼンバトルの日程を確定させようか、三チーム以上を合格にしても資金的な問題はないのだろ?」
「はい、皆さん工夫され、初期投資は抑え気味に設定していますので。
 ただ、皆さんが考えている十倍ぐらいは売りたいと思いません?」
「随分強気だね?」
「どのチームも販売先を国内に限定して計算していますし、宣伝活動は自力で出来る範囲に抑えています。
 海外市場にも目を向け、私達のYouTubeチャンネルを最大限に活かしたCM展開をすれば、合格圏に有る三チームの商品は目標としている数の数倍は売れます。
 ただ、一つのチームは予想以上に売れた場合の増産体制を意識していますが、後の二チームはそこまで考えが及んでいないみたいです。」
「製造計画を見直して貰うことにするか?」
「はい、第一回プレゼンバトルを二週間後に開始、プレゼンは増産体制まで考えてるチームをトップに、私達が合格と考えてる三チームから始め、他のチームはそれぞれの希望を聴きながら日程を調節して行くと言うことでどうでしょうか?」
「ネット上に公開されるバトルだからそれで問題ないな。
 合格チームのプレゼンを参考に企画の見直しをして貰えば良いし、商材の開発にまだまだ時間が掛かりそうなチームも少なからずだろ。」
「はい、各チームに合格までの適度な時間差が生まれ、新商品の発表をそれなりに続けることが出来ればと思っています。」
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