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バトル-292 [高校生バトル-30]

「商業高校プレゼンバトルは何時からなの?」
「まだエントリーを受け付けていますし、実際のプレゼンで競い合うのは先のことで未定ですが、バトル自体は有る意味始まっていると言えます。
 各チームには準備活動の途中経過報告をお願いしているのですが、簡潔にまとめられた報告が既に幾つか届き始めてまして。」
「準備も含めて採点して行くのかな?」
「初回は採点と言う発想を完全に排除し合否のみの判定になりますが、報告の内容で判断し合格しそうなチームが出て来たらプレゼンバトルの開催日発表と言う形にしました。
 二回目以降は様子を見ながらの随時開催になるのですが、我々としては合格チームを効率良く見付け出して行きたいのです。」
「合格して貰えないと次のステップに踏み出せないものね。」
「はい、道のりは長いです、起業の流れから事業展開、そして黒字運営の維持までを体験しながら研究し、成功パターンを掴みたいです。」
「プレゼンバトルで合格したチームと株式会社SHIORIの関係はどうなって行くの?」
「バトルの参加資格はボランティア社員ですが、合格後に希望が有れば企業内起業の正規担当社員として自分達がプレゼンした企画の運営に携わって貰い、給料などの待遇面を相談することになります。
 ただ、次のステップへの参加は個人の自由、プレゼンバトルはあくまでも高校生の実習と捉えていますので、合格して引退、別の企画でプレゼントバトルへ再挑戦などの選択肢も有ります。」
「合格チーム全員が起業チームに入らないと言う可能性も有るのね。」
「はい、ただプレゼン合格を考えたら具体的な事業展開に向けての準備活動を並行して進めて行かないと説得力が弱いと思います。
 プレゼンバトルは机上の空論で勝負する訳では無く、その企画に基づき実際に事業展開を進め成果を上げることが目標ですので。」
「何とか成功させたいわね。
 日本国に於ける企業内起業の予算はどれぐらいを見込んでいるの?」
「今は一千万円としていますが、合格に値するプレゼンが多くて不足するので有れば、増資か銀行を頼ることになります。
 プレゼンバトルの合格基準は普通に事業展開を進めて成果が出せると皆が思える事業内容ですが、実際に事業展開を進める時には、それを株式会社SHIORIのボランティア社員が応援しますので、成功確率は高くなると考えています。
 少し強気に行きたいですね。」
「ええ、強気で行きましょう、三郎達によって遠江王国で立ち上げた会社が、かなり成功してるのにも関わらず、日本国内でそれを追随する存在がなかなか出て来ません。
 株式会社SHIORIの力で日本社会に喝を入れてやりましょう。」
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