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バトル-249 [高校生バトル-25]

「詩織はここの言語を学習してるだろ、少しは会話出来る様になったのか?」
「手も使えば買い物ぐらいは出来ます。」
「そうか、言葉だけがコミュニケーションツールではないものな。
 もっと学習して極めて行く?」
「先々使う機会が有ればですけど…。」
「周りの国々でも通じるだろ、周辺諸国歴訪の旅には付き合ってくれないの?」
「学校が有りますよ。」
「休めば良いじゃないか、高校受験に問題はないのだろ。」
「そうですね、遠江王国の高校なら、でも父が何と言うか分かりません。」
「大丈夫さ、ここでも生きた学習が色々出来てるだろ、学校で学べないことが学べ体験出来る機会なのだからさ。」
「真子姉さまと二人では心細いのですか?」
「そうではないが、あちこちから妹達にも来て欲しいとオファーが有ってな。」
 才能有る美少女に憧れるのは日本人だけではないんだ。」
「雅は?」
「さっき話したら喜んでた、学校に対するこだわりがないし、学習に関しては学校へ行く必要のないレベルだからな。
 詩織も高校生バトルでは高校一年生レベルで結構上位だろ。」
「中学三年としてはですが。
 もし、周辺諸国歴訪の旅に同行させて頂けるとしたら、私は何をすれば良いのですか?」
「社会の中で貧困状態にある子ども達をどう引き上げて行くか、それによって社会がどう変わって行くかのビジョンを、ここの人達に伝えた様に話して欲しいかな。
 ここでも充分注目されたと思っているが、次はもっと注目されそうでね、僕らの演出を考えてるのは次郎兄さんだけでなく各国にいて、詩織のスピーチを見た人達が是非にとリクエストして来たのさ。」
「目新しい話は出来ないですよ。」
「同じ話で良いさ、美少女が人の心を動かす話をする、そこがポイントだな。
 むさくるしいオジサンが同じことを話しても人の心には届きにくいが詩織は一回のスピーチでファンを一気に増やした、それは詩織のスピーチが分かり易く人の心に届くものだったからなんだ、自信を持って良いと思うよ。
 英語でのスピーチは随分時間を掛けて準備したのだろ?」
「はい、良い経験になりました。」
「息子と付き合わせたいと考えてる輩もいるが、そこは地理的な問題も有る、適当にあしらって構わないがメールのやり取りをして教育しても良いからな。」
「教育ですか、確かにここの学校では社会学系のことが軽視されてるみたいですので…。
 チームを組んで対応しても良いですよね。」
「そうだな、ボーイフレンドが増えたら一人で対応するのは大変だろう、相手にもチーム詩織だと明かしておけば問題は起きにくい…、のかな…。」
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