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自主退学 [このブログのこと-04]

「亜紀、藤井聡太二冠が1月末日付で高校に退学届けを提出していたそうだよ。」
「へ~。」
「まあ、あれだけ対局で休んでいれば学校が配慮してくれたとしても卒業は大変だったろうし、高校進学でも迷ったそうだから不思議ではないのだけど。」
「何の為の学校なのかを考えたら、彼の場合、必要な知識や興味を持ったことに対しては自力で学習出来そうだものね。
 クラスメイトとの交流はそれなりに出来たでしょうし、将来の為と言っても、すでにしっかり稼いでいるのでしょ?」
「ああ、2020年獲得賞金 対局料ベスト10の四位で4,554万円だが、賞金 対局料の他にも収入が有る。
 2021年もすでに朝日杯の優勝で750万円稼いでいるし、三月からはテレビCMの話が有り…、高校生で稼いでる有名人としては芦田愛菜さんが思い浮かぶぐらいだな。」
「あっ、知ってる、芦田さんが出てるお茶のCMに藤井さんが出るかもって、二人がCMで共演になったらと言う話で盛り上がったことがあるのよ。」
「有るのかな…。
 国民栄誉賞の羽生善治九段、奥さんは芸能界の人だったそうだが。」
「はは、飛躍しすぎね、そうはならないでしょ、藤井さんと芦田さんの対談になったら長考する藤井さんに芦田さんが戸惑う、そもそも、藤井さんはテレビをあまり見ないそうで、芦田さんのことを知らないかもって友達が話してたわ。」
「でも、対談は真面目なテーマを決めて実現して欲しい気がする。
 芦田さんが哲学的な話しをしたのが話題になっていただろ。」
「そうね、ただ、藤井さんは将棋で忙しいのでしょ?」
「だろうけど、三月四月は対局が極端に少なくてね、他の仕事がどの程度増えるのかは分からないが…。」
「対局以外の仕事?」
「将棋の普及発展と言うのもプロ棋士の役目でね、今までは中高生と言う事で控えめだったのだけど、今後はどうなるのかな、対局に差し障りの無い範囲で有ればと思うが。」
「今まではね…、藤井さんにとって学校はどうだったのかしら?」
「悪くはなかったみたいだけど、将棋を第一に考えていただろうからな。
 でなければ、ずば抜けた成績を残せないだろう、今年度も勝率八割越えが見えてる、来年度は対戦相手のレベルが一段と上がるから大変だろうけど。」
「違うものなの?」
「タイトルを持ってる棋戦では予選本戦を勝ち上がって来た強者と対戦、他の棋戦ではタイトルホルダーと言うことでシードになることが増える、順位戦で今年対戦して来た人達は来年度藤井さんが対局することになるB1の人達とは大きな差を感じさせられるからな。
 まあ、棋士の成績を計算し順位を付けてるレーティングは現時点で断トツの一位なのだけど。」
「これからデビューした時の様に連勝し続けると言うのは難しいのね。」
「今年度の連勝ランキング一位はほぼ確定、但し今後は29連勝した時と比べ対局相手の実力が全然違う。
 そんな相手に勝っていくことを考えたら、高校卒業の為に余計な時間を取られることは避けたかったのだろうと思うよ。」

参考までに
 将棋連盟 棋士別成績一覧
http://kishibetsu.com
 日本将棋連盟
https://www.shogi.or.jp
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