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バトル-206 [高校生バトル-21]

「三郎、アジアの小国から遠江王国を国として認め国交をと言う話、聞いた?」
「うん、春子姉さんはどう思う?」
「下心満載だとは思うのだけど面白そうだわ、問題は日本国がどう判断するかね、法的にややこしくなるでしょ。」
「その辺りはお遊びの延長にしておいて、実質的には貿易や人の交流を通してこちらが支援と言う形でも良くないかな。
 こちらでは大使館と言う名前であの国の文化を紹介し、貿易の窓口にする。
 向こうに置く我が国の大使館は貿易の窓口としてだけでなく経済や教育に関する支援の中心として、小さな国だから、YouTubeチャンネルで上手く紹介して行けばYouTubeの収益と観光収入でそれなりの支援は出来ると思うんだ。
 こちらとは、かなりの経済格差が有るからね。」
「私達が動けばその格差も…、とは言え急激な変化は別の問題を起こしそうだわ。」
「確かに気を付ける必要はありそうだな、我が国は貧困対策を表に出してるのだから彼の国でもそこから取り組んで貰う形が良いかも。」
「そうね、国交を開くことで富裕層が更なるお金儲けを考えていそうだけど、そこで貧困対策を前面に出せたら遠江王国の国民にとって誇れる話しになるだけでなく、各方面に刺激を与えられるでしょう。
 次郎兄さんは暖かい所に王家の別荘をなんて言ってたけど。」
「王家の別荘よりホテル経営はどうかな、現地の人達を雇用し利益の大半を現地に還元しつつ事業拡大して行くぐらいに考えていれば赤字にはならない気がする。」
「そうね、経済格差の分だけ国内よりは…、まあ色々な課題が出て来るのでしょうけど。」
「それを解決して行くドラマをヒットさせれば、しっかり予算が組め、その課題を解決出来るとか。」
「ふふ、三郎はすっかりその気なのね。」
「あの国の国家予算額を見たらその気になるさ。」

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