SSブログ

バトル-200 [高校生バトル-20]

「他の言語はどうなの?」
「ポルトガル語に取り組むタイミングで外国語大学とコンタクトを取り、そこからの流れで色々検討を始めて貰ってる。
 単に収益を目指すだけでなく、多少赤字でも遠江を国としてして意識してくれそうな国の公用語はチャンネル開設をして行きたいだろ。」
「そうだね、稼げる言語とバランスを取り…、場合によっては英語版に字幕を付けると言う形でも良くない?」
「ああ、それも含めて検討して貰ってる、声優の質に左右される吹き替え版より字幕の方が良いかも知れないからな、ただ、字幕もそれなりに難しさは有るみたいだよ。
 字幕ばかり読んでいては面白くないだろ。」
「そこは内容で勝負だね、面白ければ逆に何度も見て貰うことにならないかな、字幕に注目して一回目、映像重視で二回目とかさ。」
「上手く行けばな、ただ、国民性の違いが有り一つの国でヒットしたからと言って他国でも、とはならないと思っていた方が良いそうだよ。
 ブラジル人の感覚は日系人であっても日本人とは随分違うそうでね、その辺りが外交の難しさで、遠江が国として認識され始めたら我々が気を付けて行かなくてはならないことだな。」
「国民性か、今まで考えたことなかったけど…、ハーフの子や外国人の子がいじめの対象になった話は聞いたことが有るから、チーム妹の子達とも相談してみるよ。」
「チーム妹にハーフの子とか多言語展開を手伝ってくれそうな子はいないのか?」
「ハーフなのか外国人なのか分からない子はいるけど誰もそれを気に掛けていなくてね、日本語だけで育った可能性が有り、言語に関して外見だけでは判断出来ないんだ。」
「そうか、変にお願いするより公募に申し込んでくれた人達にお願いした方が色々と無難そうだな。」
「でも難しそうだね、日本語や英語の場合はそこそこの能力さえ有れば後は演出で何とかなったけど。」
「まあ、失敗した所で大きな損失にはならないが、成功すれば大きな利益に繋がる、そう考えたら大胆に動けるだろ、利益にならなかったとしても我々の仲間を増やせるぐらいの感覚で良くないか?
 仲間がいれば別の展開に繋げて行くことも考えられるだろ。」
「そうだね、ブラジル人の国民性を日本人に伝える様なことも企画してみようか。」
「自称三郎の姉、恵理子さんはブラジル人と日本人の橋渡し役的なことをして行きたいと話してたから、相談してみても良い。」
「うん、まずはブラジルとポルトガル語について調べてみてからかな。」
「はは、ブラジル人はそんなステップなんて考えないかも知れないぞ、慎重になり過ぎず、まずは会って話してみるってどうだ?」
「う~ん、そう言うのも…、でもまあ直ぐに会う訳でもないし、知的好奇心を満たしながらブラジルの人と付き合ってみたくは有るかな。」
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。