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バトル-186 [高校生バトル-19]

「真子、国家と個人の関係は国民の集合体と一国民なのだけど、その認識は人それぞれ、千差万別だよな。」
「そうね…、更に、歴史的に考えると、戦時中の『お国の為に』と言う考えでも、その建前の度合は人によって違っただろうな。
 江戸時代まで遡れば、他国の情報が少なく外交と言う概念すら怪しくて…、多くの人は諸外国の状況を見ながら日本の現状を考える何てことはなかった。
 それも含め国家に対する認識は今と全然違ったのでしょうね。」
「うん、そこから現在まで様々なことを経験して来ての『国民の義務と権利』だよな。」
「国民の義務だからと普通に受け入れ、多くの人は真面目に働き、税を納め、子どもに教育を受けさせてる一方で、脱税がバレないよう知恵を絞ってる人がいるのだけど。」
「そんな輩は税務署や警察に頑張って貰うしかないが、独立運動を展開し始めた僕らは『国民の権利』に目を向け、考える必要が有ると思わないか?」
「そうね…。」

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