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バトル-167 [高校生バトル-17]

「お父さん、会社を市営化する話は進んでるの?」
「動いて貰ってはいるがなかなか難しい、前例の無いことに対して臆病な人が多過ぎてな。」
「どんな難癖を?」
「必死になってそれを探しているのではないかな。
 まあ、民業を圧迫すると言うのが一番だが、社会福祉を強化してることは輝きチャンネルを通して可愛い中学生達が伝えてくれてる、やってる内容は本来公共団体がすべきことなのだから今は判断を遅らせる努力をしてるとしか思えないね。
 市営にした方がスムーズに行く案件が多そうだとは思うが、しばらくは今のままで頑張って貰うしかないみたいだ。」
「そろそろメインチャンネルで取り上げるタイミングなのかな?」
「そうだな、総務省の判断を待たずに市営化しても良いが、高学歴なのに案件によっては無能レベルの醜態をさらけ出す官僚に対し、民意を示して国会議員を動かし働き掛けるのも有りだ。
 市役所の広報でも、市営会社の概要をもう一度示して貰い情報量を増やして行くよ。」
「ネタとして、前に出演したテレビ番組にも流そうか?」
「目立ち過ぎて市外からの就職希望者が増え過ぎても大丈夫なのか?」
「う~ん、人事部を強化しておかないとまずいのかな、対策を考えてからなら問題ない?」
「三郎が困らないのなら、注目度を上げることが市営化への近道だと思う、まあ、国がどんな判断を下そうと市営化はするつもりだけどな。
 そこで揉めたら国民が注目し、本当の社会福祉を考えることに繋がるだろう。
 ただ当事者にとっては揉めない方が良いに決まってる。
 そんな感じでどうだ?」
「そうだね、もしそれを切っ掛けに国から資金面で冷遇されるようなら、いっそ独立する?
 独立国として。」
「あっ、それは面白いな。
 お遊び感覚でも我々の市に対する注目度が一気に上がるだろう。
 市としては軽はずみに動けないが、高校生部会が動くのなら問題ないだろう。」
「うん、独立宣言とか、公式でなくても…、演出を上手く出来れば収益に繋がり…。
 まずはYouTubeチャンネルの開設からかな、可能性を語り合うとか、ネタとして面白いから乗ってくれる人は多く盛り上がると思う。」
「市のPRとして職員達にも話してみるよ。
 日本国内に社会福祉の充実した独立国家樹立、国際社会から認められる可能性はゼロではない。
 まあ、壮大なお遊びになるのだろうが我々なら面白く出来る、そうだろ三郎?」
「ふふ、ちょっとワクワクしてきたよ。
 もし王国になったら、お父さんが王様だね。」
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