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バトル-143 [高校生バトル-15]

「花の街作戦か、実現出来れば特色の有る市になるな。
 市民が維持管理に協力してくれるのなら維持費はあまり掛からなくて展開し易い、三郎はどんな形を想定してるのだ?」
「まずは市民の希望を聞いてみたいかな、ここを花壇にしたら自分達で管理出来るとかのね。
 ただ、花壇の面積が増えると水やりが大変でしょ。
 だから高校生バトルとして、低コストで効率の良い散水装置の開発に取り組んで貰おうと思うんだ、実用新案の権利とかに気を付けながら市販されてるのを参考にさせて貰い、良い工夫が出来たら製品化して販売までを視野に入れてね。
 全自動ではなく、人間がスイッチのオンオフをするのなら価格は抑えられるし、天候を見て水の量を調整すれば良いと考えてる。
 ただ、丈夫で長持ち、美観を損なわないとかの条件はクリアして欲しいかな。」
「市販されてる物では問題が有るのか?」
「問題はないけど党のグッズと並べて売ることを考えてさ、バトルも増やして行きたいし。」
「そうだな散水装置が有れば花の街作戦も進行させ易い、う~ん全体の予算額が見えにくいが、市としては…。」
「公共の場に花壇を作る場合の事務は増えるとけど、費用面は何とかなると思う。
 とりあえずYouTubeに園芸関係のチャンネルを開設して稼ごうと思ってるんだ。
 個人運営では大したものにならなくても、市内で園芸を趣味にしてる人達に手伝って貰い妹たちにも協力して貰えばきっと人気チャンネルに出来ると思ってね。」
「園芸に関する情報源か、確かに大勢で取り組み…、本数無制限と言うのがYouTubeのメリットだな。」
「でしょ、必要な情報にアクセスし易いインデックスサイトを立ち上げればそこでの広告収入も期待出来る。
 花の街になって行く姿を紹介出来たら市の宣伝にもなるでしょ。」
「良いね、私は花の街にすると宣言するだけで良いのだな。」
「うん、その記念に花木を植樹とかどう?
 各児童公園に公園お掃除バトル記念としてでも良いけど。」
「その予算は三郎のポケットマネーからか?」
「各チームから希望を聞いて一本づつなら大丈夫だよ。」
「なら賛成だ、花が綺麗で実も美味しいってのが理想だな。」
「食べたい人に行き渡らなくて揉めないかな。」
「それはそれで良いじゃないか、鳥が先に食べてしまったとしても誰かのお腹を満たすのだから。」
「野鳥か…、花鳥風月と言う言葉も有ったね。
 野鳥の為の果実、鳥が食べ残したら人間が頂くみたいな感覚ってどう?」
「はは、風流だな。」
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