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バトル-137 [高校生バトル-14]

「三郎、佐伯さんはチーム妹関連で娘との会話が増えたと喜んでたよ。」
「一郎兄さん、詩織も、最近お父さんが子ども扱いしなくなって来て嬉しいって話しててね。
 佐伯さんみたいな人でも小学生女子の気持ちは良く分かってなかったのかも。」
「まあ、可愛くてしょうがなくて、見えてなかったのかもな。
 聡明な子で小学生の頃から色々考えてた子でも、親の目には子どもでしかなかったとか。
 ただ、中学生ともなると、父親としては精神的に自分の下を離れて行ってしまうと言った寂しさを感じるそうでね、うちの真愛が大きくなった時を想像してしまったよ。」
「はは、随分先の話しだけど、詩織みたいな子に成長して欲しいよね。」
「ああ、その頃までに、もう少しバランスの取れた社会にしておきたいものだが、そこに向けて提起された、党グッズ拡大の話は佐伯さんとも相談したよ。
 商品としては形が悪かったり少し傷が付いていて正規ルートでは販売出来ないB級品と販売戦略が上手く行かず物は悪くないのに売り上げを伸ばせない商品の二つに分けて考えたいと思うがどうだ?」
「うん、それで良いと思う、それでね、スタートを高校生バトルとして取り組んでみたいのだけどどうかな?」
「バトルか、具体的には?」
「味は悪くないのに形が悪いと言った理由で破棄されている野菜や果実が有るのなら加工して販売とか、そんな知恵で競い利益に繋げる活動で勝負、それを協力して実行して行けたら、互いに協力しながら競い合うと言う高校生バトルの方針にも合うでしょ。
 勿論、高校生が主体なのはスタートだけで、直ぐに広げて行けないと大きな成果は期待出来ないのだけど。」
「知恵か…、地域によって食の文化が違いニーズも違う、日本全体で知恵を出し合えばロスを減らし、党の運営費を捻出して行くことも可能かな。
 結果はどうで有れ高校生バトルとしてのスタートなら簡単だ。
 まずは党員全体に呼び掛け、地方の活性化を意識した上で売れたら嬉しい物の情報を出して貰える様にして行くが、スタートを高校生でと言うのには何か意味が有るのか?」
「うん、普通に始めたら大人だけで完結し高校生が参加することはほとんど無いと思うんだ、でも高校生の社会参加は考えて行くべきことでしょ。
 高校生部会全員にその趣旨を含めて説明し…、そうだな、大人と商品の掘り起こしを相談する所から始めて貰ってもいい、高校生が大人から学びながら大人と共に展開して行くバトルと言うことでどう?」
「高校生だけでは難しいからな、夢バトルや梁山泊バトルでも大人の参加者が引っ張ってるチームが有り、この企画に積極的に取り組んでくれそうなところにも心当たりが。
 本格的に動き出したら高校生の出番は減るかもだけど、高校生が大人とも協力し合い競い合う形でのスタートなら、うん、確かに悪くないな。
 三郎達で高校生バトルとしての構想をまとめてくれたらシステム構築は簡単に出来ると思うよ。」
「じゃあ、PR動画は高校生部会で撮影編集をして貰うよ。
 詩織や雅にも出演して貰い、マスコミに情報を流せば初期投資の費用は稼げると思うんだ。」
「はは、雅ちゃんの子育て奮闘記があんなにも伸びるとは思ってなかったからな。
 ネタ切れにならないか心配してたけど、週三回質を落とさずにアップ出来ているのだから、スタッフの頑張りにも敬意を表したいね。」
「子育てを中心に色々な話題を、うちの子育てと同様、一人でやってたら大変な所を皆でネタを出し合って来たからね。
 これからも保育所開設や中学生の育児実習の話題、コメント欄に寄せられた感想からの話しとかネタは尽きないと思うよ。」
「なあ三郎、保育所で使う物を党員関連の会社から買い、宣伝して行くのはどうだ?」
「宣伝が絡むと安く済みそうだね、良い商品なら問題ないけど、場合によっては改良案を出してみたり…。
 そう言った商品も党のグッズと並べて販売しても良い訳だね。」
「販売会社だからな、紙オムツに党のマークを入れて売ってみるか?」
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