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バトル-116 [高校生バトル-12]

「こうして発起人代表として新党結党大会の場に立たせて頂けてるのは、皆さんのお蔭で私にとってとても誇らしいこととなりました。
 父の市長当選後、まずは市政改革を進めるには仲間がもっと必要だという話しから始まった新党構想ですが、多くの方々の賛同を得て拡大、七名の国会議員に参加頂けるまでになり国政政党としてスタート、こんな結党大会になるとは全く想定していませんでした。
 私は、党幹部役員の信任投票結果を確認させて頂き、発起人会代表としての任を終えるのですが、皆さんには感謝の気持ちしか有りません。
 日本の政治を地方だけでなく、国政の場に於いても改革して行く、そのスタートに立ち会わせて下さった皆さん、本当に有難うございます。
 勿論、今日はスタートで有り、これから多くの困難が待ち構えていることは承知しております。
 それでも…、私事では有りますが、最近、偶然にも同じ日に生まれました姪の名は真愛、真実の愛でこの国が満たされます様にと、甥の名は光、この国が光り輝く様にと名付けられました。
 そんな甥と姪だけでなく、全ての子ども達が幸せでいられる国を目指して困難を乗り越えて行く、そんな政党になると期待しています。
 勿論、多くの方々に参加して頂く政党ですので、全員の考えが完全に一致する事は無いでしょう。
 それでも、派閥が出来ても構いませんので、分裂したり合流したりしてる野党の様にはならず、大きな組織として国に対して影響力の有る政党を目指して欲しいと考えています。
 伊藤衆議院議員からの与党との連立も視野に入れたいと言うお話しに対しては異論も有ると存じておりますが、若い我々の新党と古い党が入れ替わって行く、その第一歩と考えて頂きたいのです。
 今までの政権では若い人が活躍しにくく、長年議員を続けて来たと言う理由だけで、大した能力の無い人が大臣になったりもして来ました。
 私達が我らが党首として信任をお願いしています伊藤議員は優秀な方ですが、現与党に所属したままでは軽んじられ要職に就くまで何年も掛かるでしょう、その間無能な大臣が不用意な発言を批判されると言うことが度々起きたとしてもです。
 私達は革命を起こそうと思っている訳では有りません、改革、改革政党として地方も国政も立て直して行く、その為には、まず連立の形ででも与党を目指すのが一番の近道なのです。
 その上で仲間の国会議員が増え第一党となれば、改革を更に加速させられます。
 今の与党が感じさせてくれている問題点を排除して行く改革政党として、連立構想にご理解を頂きたいのです。
 勿論、連立に向けての話し合いはこれからですし簡単な話しでは有りませんが、今の政権が野党やマスコミが騒いでいる程ひど過ぎる政権で無い事は支持率にも表れています。
 かと言って積極的に支持出来るかと言うと疑問符が沢山付いてしまうと言うことで、私達の新党が盛り上がっている訳ですが。
 そんな与党サイドから連立の話が出て来るような政党、改革政党に私達の新党は成れると思うのです。
 そして幾度かの国政選挙を経た後、国政のど真ん中にいるのは私達の新党で有ると確信しています。
 私は発起人会代表の役目を終えた後、母親になる予定です、今後は母親と言う立場で新党に関わり続けさせて頂こうと考えています。
 この新党構想に賛同して下さった方々と共に、日本をもっと愛せる国に、世界に向けて誇れる日本にして行く事が出来たら幸いです。
 私達の新党を改革政党として歴史に名を刻み込めるように、皆さんと共に歩める事を願って、発起人会の役目を終えたいと思います。
 皆さん本当に有難う御座いました、これからもよろしくお願いします。」
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