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バトル-100 [高校生バトル-10]

「春子さん、市外の人にも党員登録して貰うのでしょ、市内と市外で二つの内部組織になるのよね?」
「ですね、市内の人には単純に地域政党と考えて貰えば良いのですが、市外の人達には、それぞれの居住地での活動を意識して貰いながら国政政党に向けての案を出して貰ったり…、各地に有る地域政党と連絡を取り合い大きくまとまれるか検討して欲しいと考えてます。」
「市内は協力者が多いと思うが…、多くの地方自治体は人口減少を始め共通の問題を抱えている…、市外も盛り上げて行きたいよな、我々は国政政党も視野に入れてるのだから。」
「一郎兄さん、ネット上に一つの…、国を縮小した様な架空の町を立ち上げ、それを全国展開の足掛かりにするってどうかな?
 各市町村単位をどう呼ぶかは考える必要が有るけど、同じ市に住む人同士で意見交換をしたり、他の市町村メンバーと協力したり、バトルしたりと。
 単なる組織とするよりイメージが良くない?」
「党員が住人となるバーチャルな町と言うことだな、三郎、そんなシステムを組んで行くのは悪くないと思うよ。
 う~ん、市内、市外と考えず、全国システムの一部として、この市の党員組織をそこに組み込むのが自然じゃないか。
 この市は新党と言う一つの組織内で特に盛り上がってる地区と言う感じで参考にして貰い、別組織と認識されない様に気を付けるべきだと思う。」
「確かにその方が無難ね、既存の地域政党がそのシステムに参加出来る体制も作りたいかな。」
「春子、活動してる地域政党とは連絡を取ってみたのか?」
「まだこれからよ、せめて組織のアウトラインぐらいは出来てからで無いと話しづらいでしょ。
 リストアップを進め情報収集はして貰ってるけどね。」
「地域政党だって国政との絡みを考えていると思うんだ、国との関係は良好にしておきたいだろうからさ、親父はその辺りどう考えてるの?」
「そこは単純明快だよ、一郎、国会議員は一票が欲しい、その一言に尽きるんだ、選挙で勝てなくては何も出来ないだろ。
 幸い、この市を選挙区にしている議員はまともな人だから、定期的に連絡を取って行けそう、県知事の方は私達の選挙運動が気に入らなかったみたいで微妙だけどな。」
「そうなんだ、新党を市内で盛り上げるのは難しくないと思うけど、県内に広げて…、国、県、市町村の役割分担に無駄や無理を生じさせない為にも…、春子その辺りでもYouTubeを活用して行くのだろ。」
「勿論よ、一本当たりの閲覧数が直ぐに伸びなくても、うちは本数で勝負出来ますからね、私達だけでなく、発起人やスタッフを引き受けて下さる党員の方々にも出演して頂きましょう。
 コメントを参考に修正して行くのも有りだわ。」
「春子姉さん、それは有権者でなくても構わないのですよね。」
「ええ、真子にもお願いして良い?」
「勿論です、詩織、雅、覚悟は出来てる?」
「はい、子ども目線っぽい話をさせて貰えば良いのですよね、えっと…、私達を見て大人が子ども達の将来を考えてくれる様に…、だよね、三郎兄さま。」
「うん、二人は若干無邪気さに欠ける気がするけどね。」
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