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バトル-66 [高校生バトル-07]

「なあ、新たな村落共同体構想に対する反響はどうなんだ?」
「お義父さま、賛否と言いますか、自身がその一員となることに抵抗感を感じる人は少なく無いみたいです、ただ、今は高校生を対象としたページでの提言ですので、就職や結婚を経て変わって行く可能性は有ります。」
「友香さん、コメントを寄せてくれる人達は兄弟についてどう考えているのだろうね。」
「実に様々ですが…、兄弟が多めの人ほど兄弟で協力して行く事に肯定的な気がしています、勿論仲の良さに左右されるのでしょうが、姉に対する愚痴を書きながら、姉が好きみたいなコメントも有りますので単純ではないです。」
「あっ、それは分かります、うちの姉にはもう少ししっかりして欲しいと思ってますが、姉妹で過ごして来た時間も有りますので。」
「陽子は義兄弟姉妹の一員にはなりそうにないけど、遠縁を含めた共同体構想の一員では有るのよね。
 真子ちゃんから見て何らかの支援が必要だとか感じてる?」
「今は大丈夫だと思います、高校生時代とは違い専門学校では優等生グループだとか、決して本人の実力が上がった訳ではないのですが、周りのレベル下がった事で自信を持てる様になったみたいです。」
「私達の構想は理解してくれたのかしら?」
「基本的な所は…、ただ…、シンプルではないので…。」
「そうね、これから、弟や妹を迎え入れて行く過程で…、色々なバリエーションが有ると言う事も含めてアピールして行く必要は有るのかな。」
「俺達の村落共同体構想は多重構造だから…、春子、名称を検討して行く必要が有ると思わないか。」
「そうね、次郎兄さんの案は?」
「いや~、それが…、麻衣とも検討しているのだが今一でさ、三郎、どうだ?」
「そうだね、これからYouTubeでもアピールして行く事になるのだから、それを想定しながら考えてみる必要は有るね。」
「まずは一個人、集団を構成する…、パーツ?」
「春子姉さん、いきなり人格を否定する様なネーミングってどうかと思うよ。
 尊重されるべき個性を有した一個人で、どうかな?」
「まあ、春子の言う通り俺達は社会の一部として、ただのパーツに過ぎないのかも知れないが、個性的なパーツでは有りたいものだな。」
「そうね、そのパーツが二つ合わさって夫婦に、真子ちゃん的にはカップルと表現した方が良いのかしら。」
「いえいえ、麻衣姉さん、三郎さんとは子どもが出来ない様に気を付けてはいますが、気持ちは夫婦です。」
「夫婦とは別の枠組み…、家族とは少し違う…、俺達は義兄弟姉妹という括りを作った、普通の家族以上、仲良し兄弟として、予定では全員の子を全員で協力し育てて行く事になる。」
「この義兄弟姉妹を核とし、所謂遠縁までを含めた親戚を一つの集合体と捉え援助を必要とする人がいたら支える、また、社員も親戚同様に考え支えが必要なら手を貸す。
 まずは保育所をこの活動の核にしたいかな。」
「ここまでは一応我々と何らかの繋がりを持つ人達、別の展開として高校生バトルを利用してくれてる人達まで広げて行きたいと考え、梁山泊バトルを始めてみた結果、目的の異なる様々な形の義兄弟姉妹が誕生し動き始めた。」
「大きな目標は社会問題と向き合い、より良い社会の構築、そこに向けて実験的に進め始めたのが、新しい村落共同体構想。」
「核となる集落とネットで繋がる仮想村落…、う~ん、こうして見直すと確かにシンプルとは言えないな、まあ、社会を良くして行こうと言う志の有る人なら誰とでも繋がって行きたいのだけどね。」
「人と金を上手く回せられたら…。
 社会に対して影響力を与えられる存在になりつつ有るのだから、後は長兄次第かな。」
「高校生バトルから始まった活動でしょ、三郎が高校生の内にある程度の組織にしたいわね。」
「ある程度では抽象的過ぎるが、どんな人が絡んでくれ、どれぐらい動いてくれるかは見当が付かないな、政治にも関わって行くのか…。」
「仲間内から市長を出すぐらいの事はイメージしても良いのではないかしら。」
「そうだな…、親父が市長ってどう?」
「私か…、そうだな、適任者が見つからなかったら…、私達が進めようとしている事の速度を上げる為にか…。」
「今の選挙制度なら、三郎の父と言う肩書とルックスの良さだけでも当選出来る、協力者なら幾らでもいると思うし。」
「お父さんなら立候補した瞬間に当確だね。」
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