SSブログ

バトル-24 [高校生バトル-03]

「次郎兄さん、もう春休みなの?」
「ああ、春休みを利用して高校生バトルサポートカンパニーの形を一気に整えるからな。
 で、三郎、次郎兄ちゃんから次郎兄さんに変更か?」
「流石に人前で次郎兄ちゃんは駄目でしょ、これからは次郎兄さんと呼ぶことに春子姉さんと決めたんだ。」
「そうだな、俺も人前で三郎をどう呼ぶか考えてみるよ。
 でさ、高校生音楽バトルの概要がまとまって来たから見てくれるか?」
「うん…、始めの案通りYouTubeにアップした作品で競うんだね。」
「その方が参加し易いし、著作権関係も楽だからな。」
「YouTubeにアップする場合の著作権ってどうなってるの?」
「JASRACが管理している楽曲なら誰が作った曲でも、完全に自分達の演奏と言う形で有れば問題ない、YouTubeはJASRACと許諾契約を締結しているからね。
 他人が制作したカラオケや演奏を使うのはNGだけど、それは高校生音楽バトルの規約でもNGにしてある、企画のスタートに当たってはYouTubeサイドに確認を取って間違いの無い様にして行くから安心して良いよ。」
「それって、お金の流れとかは?」
「YouTubeが得ている広告収入からJASRACへ支払われるのだろう、広告を付けてないチャンネルでも百万再生を越すと広告が付くみたいで、そこから著作権料が支払われているという説が有るんだ。」
「説?」
「まあ、YouTubeサイドに確認を取る時、ついでに聞いてみるよ。」
「高校生バトルサポートカンパニーとしては直接YouTubeに登録とかはしないのでしょ。」
「ああ、参加作品のリンクを付けて行くだけだからな、でも、視聴回数による順位付けはスマートにしたいからYouTubeサイドに協力をお願いしてみるつもりなんだ。
 今は技術面でこちらのレベルを示せる様にと、その道のプロを目指している連中が準備してるよ。」
「そっか、あっ、参加条件に高校生バトルを利用しての学習というのが有るけど、そっちも簡単に確認出来る様にするんだよね。」
「勿論さ、高校生バトルのコンテンツを学習に活かしていると証明出来た人がエントリー可能、それがややこしいと参加者しにくくなるだろ。」
「その辺りのバランスが微妙だね。」
「確かにそうなのだが、逆に部活も学習も頑張ってるという、合唱部とか軽音部、吹奏楽部とかは乗ってくれると思うんだ、顧問の先生を含めてね。」
「学習には熱心でないけどバンドを組んでいるという人達にも参加して欲しいけどな。」
「まあ、それは様子を見ながらだ、あくまでも学習の高校生バトルがメイン、盛り上がれば嫌々でも学習に取り組んでエントリーという連中が出て来るだろう。
 学習の成果は条件にしていないのだから、彼らなりに…、やった振りをするだけでも、その過程がプラスなれば良い、事務局の人達はそんな話をしてくれたよ。」
「心の広い人達だからね。」
「こちらとしては、学習バトルなどを上手に活用してくれている人達を依怙贔屓すると明言し、高校生バトルの上手な使い方の一例として紹介して行くが、演奏に関しては敢えて触れず、音楽バトルに直接的な影響を与えない様にする。」
「微妙に公平なのかな。」
「学習バトルのプロフィールで自分の演奏動画を紹介出来る様にするから、頑張った人が報われるだろ。」
「う~ん、学習バトルで目立つのはかなり難しいと思うよ。」


参考までに
JASRAC 動画投稿(共有)サイトでの音楽利用
https://www.jasrac.or.jp/info/network/pickup/movie.html
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。