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バトル-23 [高校生バトル-03]

「真子ちゃん、座談会の続きと言うか、高校生バトルサポートカンパニーを紹介する番組の撮影が有るのだけど、どうする?」
「どうするって?」
「三郎は出演するのだけど、真子ちゃんは私立高校の入試が有るでしょ。」
「私立なんて家から一番近いと言う理由だけで選び余程の事が無い限り通う事は有りません、問題無いですよ。
 でも、この間収録したのはまだ公開されて無いですよね。」
「収録が予定以上に長引いたから編集に手間取っていて二本か三本に分ける話も、まあ映像のプロでは無いのだから仕方ないわ。
 でも、だからこそ高校生バトルサポートカンパニーが必要だと兄さん達が働きかけ、編集作業を手伝いながら、サポートカンパニーをアピールする企画を立ち上げたのよ。」
「それは知りませんでした、連絡がなくて…。」
「高校受験を控えた人に対して自主規制をするとか言ってたわね。」
「一郎さん達は大学受験の前でも自然体だったと聞きました、私だって、体調を崩さず試験で名前を書き忘れるとかさえしなければ大丈夫ですのでカンパニーの一員として普通に動きます、私だけ仲間外れなんて嫌ですよ、高校生バトルサポートカンパニーがいよいよ動き出すと言うのに。」
「じゃあお願いね、今度は大学生が中心になるから準備は簡単、衣装は今回も麻衣さんが用意してくれるわ。」
「麻衣さんのセンス良いです、前回は三人でしたが今度はもっと大勢になるのですよね、全員のコーディネートをして下さるのですか?」
「ええ、別でユニフォームのデザインを考えながら、身近な人たちを巻き込んで高校生バトルのグッズ制作を始めるそうなの。」
「今の事務局が考えていなかった事ですね。
 グッズ販売によって活動を充実させる、出来ればその製造過程も学生の実習にして行く。
 三郎くんの提案が採用されての実現だから、なんか自慢したくなっちゃうな~。」
「ユニフォームとか出来たらモデルとして着用して欲しいと、麻衣さんはね、真子ちゃんと三郎が着ている姿をイメージしながらデザインしているのよ。」
「うわっ、完成が楽しみです、ユニフォームの販売は…、そうですね、まずは三郎くんを狙ってる奴らに売りつけましょう。
 三郎くんとお揃いだよって言えば簡単に売れます。」
「三郎を狙ってるって、真子ちゃんは大丈夫なの?」
「私が卒業したら学校では会えなくなる、そこを狙っていそうなのですが、高校へ進学しても三郎くんは学習を続けてくれます。
 三郎くんに見捨てられない様に頑張るつもりで…、多少の障害を乗り越えてこそ二人の絆が深まるのですよ。」
「ふふ、真子ちゃんのファンはどうなの?」
「さあ、居ないこともないですが眼中に有りませんので良く分かりません。
 それより、グッズが売れれば高校生バトルのサイトが更に充実して行くのですよね。」
「ええ、真子ちゃんはシンボル的存在になるのだから、陽子みたいにはならないでよ。」
「姉は…、ちょっとやばいですよね、食欲に勝てないのなら運動すれば良いと思うのだけど、体が重くなって運動する気にならないとかで、完全に悪循環。
 健康の為に、目指せ適正体重バトルとかを企画して参加させましょうか。」
「そうね、陽子は早めに始めないと大変かもだけど…。」
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