奥田麻里子-04 [F組三国志-02]
「第一回数学小テスト団体戦の結果を発表します。」
「おっ、結果発表か。」
「俺、がんばったんだけどな。」
「ちょっと、ワクワクよね。」
短期間だったけど、小テストに向けてやれることはやった。
省吾さんの真似をして教え、メンバーの理解度を上げられたと感じている。
黒川くんたちも積極的に教えてくれてた。
ただ、それは他のグループも同様の筈。
今は結果を受け止めるしかない。
「個人の結果は何時ものように張り出しますが、今回は先生にお願いして、私と省吾だけ先に見させて頂き、グループごとに集計しました。
各チーム十一人となりましたので、合計点百十点での勝負です。
一人十点満点、合計百十点中、チーム正信…。」
「うわっ、どきどき。」
「九十点、平均八点一八。」
「えっ、いつもの平均って三点とか、四点じゃなかったか?」
「続いて、チーム哲平…。」
「おお、神様~。」
「はは、哲平ったら。」
「九十二点、平均八点三六。」
「おお~。」
「そして、チーム麻里子…。」
他が良過ぎたわね…。
「九十三点、平均八点四五。」
「うわ~、やった~!」
「姉御やったでござるよ。」
「一点差か~。」
「ちなみに学年の平均点が四点台ということを考えると、我がF組はダントツということになります。」
「お~、やったぜ。」
「すでに職員室でも話題になっているそうですが、先生からは不正の形跡なし、との言葉も頂いております。」
「当たり前だよな、スポーツマンシップにのっとりだったからね奥田キャプテン。」
「え、ええ…。」
「では、勝利チームリーダー、奥田麻里子さんから一言。」
「え~、っと、これだけの接戦だと、運良く勝てたという気もしますが、まずはチームのみんな有難う。
今回は省吾さんの企画に乗ったって感じなのだけど…、数学小テストに苦しんでいたり、投げ出したりしてた、そんな私たちを、ここまで引っ張ってきてくれた省吾さんに、我らが省吾さんに感謝です。
省吾さん、有難う。」
「でも、省吾は私のものですからね。」
「ははは。」
「それから、今回の団結をこれだけで終わらせず、これからもみんなでF組を盛り上げて行けたらと思います。」
正直、勝てるとは思っていなかった。
みんながんばってくれた。
でもこれから…。
「おっ、結果発表か。」
「俺、がんばったんだけどな。」
「ちょっと、ワクワクよね。」
短期間だったけど、小テストに向けてやれることはやった。
省吾さんの真似をして教え、メンバーの理解度を上げられたと感じている。
黒川くんたちも積極的に教えてくれてた。
ただ、それは他のグループも同様の筈。
今は結果を受け止めるしかない。
「個人の結果は何時ものように張り出しますが、今回は先生にお願いして、私と省吾だけ先に見させて頂き、グループごとに集計しました。
各チーム十一人となりましたので、合計点百十点での勝負です。
一人十点満点、合計百十点中、チーム正信…。」
「うわっ、どきどき。」
「九十点、平均八点一八。」
「えっ、いつもの平均って三点とか、四点じゃなかったか?」
「続いて、チーム哲平…。」
「おお、神様~。」
「はは、哲平ったら。」
「九十二点、平均八点三六。」
「おお~。」
「そして、チーム麻里子…。」
他が良過ぎたわね…。
「九十三点、平均八点四五。」
「うわ~、やった~!」
「姉御やったでござるよ。」
「一点差か~。」
「ちなみに学年の平均点が四点台ということを考えると、我がF組はダントツということになります。」
「お~、やったぜ。」
「すでに職員室でも話題になっているそうですが、先生からは不正の形跡なし、との言葉も頂いております。」
「当たり前だよな、スポーツマンシップにのっとりだったからね奥田キャプテン。」
「え、ええ…。」
「では、勝利チームリーダー、奥田麻里子さんから一言。」
「え~、っと、これだけの接戦だと、運良く勝てたという気もしますが、まずはチームのみんな有難う。
今回は省吾さんの企画に乗ったって感じなのだけど…、数学小テストに苦しんでいたり、投げ出したりしてた、そんな私たちを、ここまで引っ張ってきてくれた省吾さんに、我らが省吾さんに感謝です。
省吾さん、有難う。」
「でも、省吾は私のものですからね。」
「ははは。」
「それから、今回の団結をこれだけで終わらせず、これからもみんなでF組を盛り上げて行けたらと思います。」
正直、勝てるとは思っていなかった。
みんながんばってくれた。
でもこれから…。
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