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ポツンと一軒家-02 [このブログのこと-03]

「ねえ、移住の決心はついた?」
「つかないよ。
ポツンと一軒家を見ていても、とても大変そうだからな。」
「でも住んでる人がいるのだから何とかなるわよ、そのつもりで番組の話を始めたのでしょ?」
「い、いや、そういう訳ではなく、随分前の放送だが印象に残る回が有ってね。」
「面白かったの?」
「そうだな、過疎地が自力で維持や再開発というのはほとんど無理、それが過疎化の問題を考えてたどり着いた結論なんだ。
余程マネジメント能力に優れた人が取り組まない限りね。
だが、そういう人達はもっと儲かる仕事に興味が行くだろ。」
「でしょうね。」
「お金に余裕の有る人でないと難しいと思うが、そんな人達は過疎地には見向きもしない。
そんな中、番組で取り上げた鳥飼酒造というのはね、熊本県人吉、球磨川の支流、草津川流域の乱発計画にストップをかける為、社長が山林を取得したんだ。
山や川を守りながら、蒸留所を建設し焼酎『鳥飼』を製造していてさ。」

鳥飼酒造
http://torikais.com/

「へ~。」
「人の手が入らなかったら荒れてしまう。
荒れる様な所なら産業廃棄物の処理施設にしても、という考え方になるのはおかしくないのかも知れない。
でも、そうなってしまうと環境は確実に悪化してしまうだろう。」
「産廃か…。」
「産廃の問題も単純な話では無いのだけどね。
ただ、一人の社長の力で一つのエリアが守られているのなら、大勢のお金持ちが力を出し合えばと思ってしまってさ。」
「 でも、鳥飼和信さんの様な社長さんは少ないのでしょ。」
「ああ、人件費を如何にして削るかに腐心している人が多そうだからな。」
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