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構築-09 [シトワイヤン-04]

党のシステム構築は、見易さや使い勝手を考えながら、ベータ版参加者の意見を取り入れ試行錯誤を繰り返していた。

「県単位の組織が作られ始めたけど、これって複雑よね、市民政党若葉沖縄支部の考えと国政レベルで考えてる沖縄問題とが相反する結論に辿り着く可能性が有るんじゃない?」
「その時は党員同士意見をぶつけ合って党員投票だな、利害関係がどう出るのだろう。」
「党内でぶつかり合うだけの組織にしたいですし、そうなった時皆さんがどう判断されるのかに興味が有ります。」
「沖縄支部のメンバーが八人のままだったら、偏った意見になりかねない、正式な支部として認めるのは問題が有ると思うわ。」
「最低党員数とかの設定を議論して貰うか?」
「そうですね、県人口の何%が党員になったらとかの条件は必要だと思います。」
「県支部にランク付けをしても良いかな、県人口に対する党員の比率を基準にして、高ランクなら県民の意見を反映してると主張し易くなるわ。」
「なあ、県支部登録は一人一つにせず、居住地に関係なく、そうだな…、ざっくり県人口二百万を区切りに、その上下二つの都道府県支部に登録出来るというのはどうだろう?」
「その心は?」
「都市部の人にも地方の事を考えて欲しいと思うんだ。」
「あっ、そうね、今の選挙制度は一票を単純に計算する事が前提、一票の格差と言う議論が有るけど、地方に住む人の権利が守られるのか微妙なのよね。」
「それ以前に国会議員は地域代表という意識を持っては行けないと思う、まあ無理そうだけど。」
「だよな、康太の言う通り国会議員は本来、日本全体の利益を考えるべき人達だが、次の選挙を気にしなくてはならない。
都道府県支部の有り方についても党員に議論を深めて欲しいが、地方議員候補に成るかも知れないリーダーが現れた場合、対応はこちらで担うしかないのかな。」
「その場合は、リアル政党事務所を立ち上げ、株式会社和馬とは違う立場で処理した方が良いのではないですか。」
「そうだな、資金は事務所に対しての寄付という形か、国政だけなら何年も先か、永遠にないかも知れないリアル政党だけど、地方なら…、逆に、市議会議員を立てることで市民政党の宣伝になるのかもな。」
「すぐに党員アンケートを実施できる市議会議員ですね、和馬、その市に住む党員と全党員のアンケート結果を分けて出せますか?」
「可能だと思う、実質的に匿名投票では無いからね、上手く表示出来るか相談してみるよ。」
「党所属の市長が誕生したら面白そうだわ、党員限定の市民アンケート結果を市政に反映させて良いのでしょ、それで実際にどうなるか見てみたい、市長候補現れないかな。」
「無所属候補を、市民政党若葉推薦という形にすればハードルは低い、勿論、こちらが推薦して欲しいと思わせるだけの組織にならないと問題外だがね。」
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