SSブログ

架空サークル-60 [動植物園再生-06]

動植物園では様々な取り組みが進んでいる。
7月の某日、国井さよりと西山健一。

「ねえ、健くん色々忙しかったりもしたけど結構順調よね。」
「だな、寄付はパフォーマーチームと似顔絵チームの活躍により六月末時点で三百万円越えたよ。」
「そこまで行くとは想像してなかったな、お店の方も夏休み明けにはかなりの額を寄付させて頂けるって琴美が言ってた。」
「そうかお店は収支をきちんと管理して…、それも実習だったね。」
「サークル全体のお金の管理もね、監査担当も作ったって…、ふふ、わざと間違った帳簿を監査担当に見せて気付くかどうかって。」
「うわっ、そんなことまでやってんのか。」
「でも気付けなかったら監査の意味がないかもでしょ。」
「ハードな実習だな…。」

「小さな補修作業は申請から許可までが早いから、どんどん進めてるみたいね。」
「ああ、景気が最悪だった頃にやってたら、仕事を取るなってクレームが来そうな勢いなんだってさ。」
「ね、全体の組織は上手く動いているの?」
「ああ、さよりのパフォーマンス部だけじゃなく、他も特に問題は起きていないよ、部長達の力だね。」
「うん、うちの部長、遠藤先輩すごいと思うもん、佐々木先輩が目立ってるから気付いてない人も多いみたいだけど…、部長やってる先輩方レベルの方とは、自分の大学しか知らなかったら出会えなかったろうな…。
うちの学長がこの活動に期待してたのは、上を知りなさいってことだったのかも。
ねえ、健くんは、総務部秘書課長となってどうなの?」
「総務の仕事も秘書の仕事も範囲が広くて…、秘書課の皆に教えて貰ってるって感じ、部長はお気楽に、秘書課の子と浮気したら、さよりにちくるからなって。」
「ふふ、まだ教えて貰ってないな~。」
「課長クラスは学校の成績落とせないし…、結構余裕ないんだよ。」
「今年度を乗り切れたら少しは楽になるんじゃない?」
「うん、そう思ってがんばってるよ…、さよりは余裕?」
「余裕って程じゃないけど、充実してるからね、ワクワクしながら大学の講義も受けてるわ。」
「そっか、負けてられないな。」


花ワールド-hirata
ぷちぎふと工房 コンサルジュ
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0