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support company-13 [Lento 12,support company]

「はい、結構好きなんです。」
「へ~、あっ、亜沙子のことだから缶を開けてという感じじゃないんでしょう?」
「もちろんよ真紀、えっと蒔神さん少し飲んでみていただけませんか?」
「はい…、あれ? おいしい…。
自分コーヒーとか飲まないから、昨日亜沙子さんに飲み物の好みを訊かれた時にトマトジュースって応えたのですけど、こんなおいしいトマトジュースをいただけるなんて思ってもいませんでした。」
「そう言っていただけると嬉しいです、私の特製ですからね。」
「亜沙子にはこの部屋に来るお客様のお世話をお願いしてるの、ほんとは花組メンバーになってもおかしくなかったのだけど…、まあマネージャー軍団? 結成の頃は普通に就職の内定をもらっていてね。」
「真紀、雑談してていいの?」
「うん、この時間の半分は蒔神さんに花組のこととか知っていただく時間、半分は私が色々教えていただく時間って考えているの。」
「なるほどね、じゃあ続きは自分で話すわ。」
「うん。」
「蒔神さん、それで私、就職したのですけど気付いたらかなり人に優しくない職場だったのです。
立場の低い人に怒鳴り散らす人がいたり、抱えているストレスを他の人にぶつけまくる人がいたり。
結構名の通った会社だから、びっくりしてしまって。
そんな時に真紀と会う機会があって、で会社の話しをしたらsupport companyの通販部門で人を集めているから来ない? って誘われて。
条件も何も訊かずにオーケーしてしてしまったのです。」
「会社からは色々言われませんでしたか?」
「はは、それがですね、和音 with Harmony Works support companyの通販部門で、友人の花組メンバーから誘われましてと正直に話したら皆さん何も言えなくなったみたいだったのです。
その頃でも、テレビとかで人に優しい会社作りのことは結構放映されていましたし、花組もずいぶん有名になってましたから。」
「なるほど。」
「とどめは給料ですね、ここでは、とりあえずその会社の1.5倍から始まって昇給もボーナスもここの方がはるかに条件が良いのです。
まぁ和音ちゃんのCD、DVDが売れまくっているから、余裕がある訳なのですけどね。」
「そうか、自分もなんか給料良すぎないかな、なんて思っていたけど、すべては和音さまと真子姫さまたちのおかげなのですね。」
「ふふ、そういうことなのですよ。」


Levi's x Fenom

ファッション・コスメのお仕事
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