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ぴっぽと-3 [ぽっぽのぴっぽ]

ぽてちが人間に話しかけようとした時、人間がぽてちに話しかけました。
「なあぽてち、さっきふと閃いてさ、ちょっと不思議な感じなんだけどね。」
(閃き? 不思議な感じってどうしたんだい、おにい?)
どうやら、この人間は、おにいと呼ばれているみたいですね。
「俺ってさ気分が沈んでいること多いだろ。」
(うん。)
「さっきも何か嫌なことばかり思い出していたんだけどね、突然、ふっと思いついたことがあってな。」
(何を思いついたの?)
「お話を書こうと思うんだ、思いっきりリッチな感じの、題はLento、架空のお店の話しなんだ。」
(どんなお話なの?)
「まあ、それは書いてからのお楽しみ、でも色々考えてたら楽しくなってね、いい気分転換になりそうなんだよ、前にも、おばかなお話しを書いてたことがあったんだけど、お話を書く楽しさをすっかり忘れてた。」
(不思議な感じって?)
「あまりにも突然閃いたからさ。」
(なるほどね~、これが、ぴっぽの呪文と雲の命の力なんだ。)
「な、何? それ?」
ぽてちは、ぴっぽに教えてもらったことを、おにいに教えてあげました。
「へ、へ~、じゃあ、ぽっぽ族のぴっぽが雲風船に乗ってここにいるのかい?」
(うん。)
「ど、どこ~、お礼言わなきゃ。」
(今ね、おにいの右肩の近くに浮かんでるよ。)
「あ、有難う、ぴっぽ。」
(おにいそっちは左肩だよ。)
「あっ、そうだった、有難う、ぴっぽ。」
(はは、おにいったらそそっかしいんだから、ぴっぽも笑ってるよ。)
「いや、これは受けを狙ってだなぁ~。」
(ねらわなくていいよ。)
「あ~、ちゃんと姿を見て直接お話ししたいなぁ~。」
(それは無理みたいだね、ぴっぽと話しするから、おにいは、お話し? Lentoのことでも考えていたら。)
「うん…、分かった…。」


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